かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

11月21日 木曜日

今日もかつおさんがいぶきの森へ洗濯物の回収に行った。
出張が無い時くらいはかつおさんに行ってもらわないと。

綿子さんはデイルームにいたそうで「おう!」と声をかけると部屋までついてきたそうだ。
そして「かつお、今度の正月は・・・」とまた正月の話を始めたそうだ。
まだ典さんも帰省するか分からないし、何も決めてないから待ってほしいい。
まだ1カ月以上先のことなんだから。
ほんとプレッシャーをかけないでほしい。

ところで今日はかつおさんに綿子さんのタオルを回収してくるようにとミッションを課していた。
この間から洗濯物の中にタオルが入っていないのだ。
どうもお風呂で使ったタオルを洗濯物の袋から出してベッドの横の柵にかけて干しているようなのだ。
乾いたら袋に戻してくれればいいのだが入ってないという事はそれを繰り返し使っているのかな?
状況がよく分からないので綿子さんに聞いてみてと頼んでおいた。

結果、やはりお風呂で使ったタオルを部屋にある洗面台で手洗いしてベッドの柵にかけて干しているそうだ。
それだけならまだいいがシルバーカーの小物入れのところに何枚も湿ったタオルが入っていたそうだ。

「なんでああやって使ったタオルを貯めるんやろか?」

湿ったタオルが3枚も出てきたそうだ。

「全部出せ!って持って帰ってきたんや」

ほんとなんでそんな事をするのだろう?
そうでなくてもズボンのポケットには必ずタオルハンカチが入っているし、ベストんポケットにも大抵タオルハンカチが2枚とティッシュペーパーを折りたたんだものが入っている。
そんなに必要?

そして2階の茂造さんのもとへ。
かつおさん、今日は声をかけたそうだ。
が、茂造さんは「はぁ?」といった様子で誰が来たのかよく分かっていないみたいだったそうだ。
着替えをタンスに仕舞い、整理を終え帰る時ももう一度声をかけたがやっぱり反応が薄く、こりゃ今日はアカンと思いながら部屋を出たそうだ。
すると後ろで「あっ!秀夫か!」と茂造さんの声がしたそうだ。
またも「秀夫」かい。
がっくり。
でもって今日も便汚染。
さらにがっくり。
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11月18日 月曜日

今日も洗濯物の回収だ。
いつもなら月曜日は茂造さんの物だけなのだが、週末土曜日に面会に行ったので綿子さんの物も回収しなくては。
今日はかつおさんが行くので忘れないようにしっかり念を押しておいた。
そしてついでに毛布も持って行ってもらった。
今晩からグッと寒くなるそうなので。

以前から綿子さんに「そろそろ毛布持ってこようか?」と尋ねても「まだええわ」と断られ続けていた。
けど他の部屋を覗くとほとんどの人が毛布を持ち込んでいた。
茂&綿の毛布は以前から家で使っていたアクリルの2枚合わせの重いものだ。
ニトリのNウォームのような軽いのはなじみがなくて落ち着かないようなので、とりあえずなじみのあるものを持って行っている。
これが結構かさばる。
かつおさんでも2枚いっぺんには運べないだろう。

綿子さんに毛布を届けると「ありがとなぁ」と喜んだそうだ。
茂造さんは土曜日の面会時のことがあるので顔を合わせないようにそーっと届けて声をかけずに帰って来たそうだ。
そりゃそうなるよね。
土曜日は強烈だったもの。
茂造さんのことだから突然ベッドに毛布があっても何の疑問も持たずに使ってくれることだろう。
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昨日の続き

そそくさとデイルームを抜けガラス扉の外に出た。
エレベーターの前まで来て4階に行かなければいけなかったことを思い出した。
綿子さんとは1階のホールで面会したので持って来た着替えをタンスに仕舞わないといけなかったのだ。
エレベーターの上がるボタンを押して待った。
が、なかなか来ない。
ずい分待ってやっと来たと思ったら車イスに乗った人たちで一杯だった。
どうも入浴が終わって4階に戻っている最中のようだ。
こりゃ当分待たないといけないなぁ。
なのでかつおさんが階段で4階まで登って着替えを片付けてくることにし、わたしはベビーカーにのったゆうくんとここで待つことにした。

はぁ~疲れたなぁ~と思いながらしばし休憩していると茂造さんの声が聞こえてきた。

「家に帰るんや!山田病院に行って腹が痛いのを診てもらうんや!」

声が大きいのでハッキリ聞こえる。
そして鍵のかかったガラス扉を開けようとガタガタいわせている。

ス「今日は土曜日やから山田病院は閉まっとるよ。月曜日まで待ってな」

「そんなことない!わし知っとるんや!前は開いとったわ!あんたが知らんだけや!」

ス「今は開いてないんよ」

「そんなことない!とにかく帰るんや!」

ガラス扉の前でまたも押し問答をしている。

ひえ~~!
わたしはベビーカーごと、茂造さんから見えない位置に移動した。
見つかったらややこしいことになりそうだ。

それにしてもスタッフさん達には本当に申し訳ない。
朝からずっとこの調子だったんだろう。
ああ言えばこう言う。
とにかく『家に帰ること』にとりつかれている茂造さんに何を言っても無駄のようだ。

茂造さんはガラス扉の前でかなり粘っていたが、疲れたのかようやく部屋へ戻って行った。
やっとやー。
見ているだけでも疲れる。
スタッフさん達、本当にご苦労様です。
我々は役に立たなくてすみません。
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