前回のお話しはこちら



結局、その後1万円を持って来いと言わなくなった綿子さん。
そして3か月後、退院して家に帰って来た頃にはそんな事があったことなどすっかり忘れていた。

が、帰って来たその日に納屋でなにやらゴゾゴゾしている。

「綿子さん、何しよん?
  無理せんとゆっくりしときや。」

綿「いやな、入院中にリハビリの先生に世話になったきん、米でも渡そうと思うて用意しよんや。」

????

そーいや1万円持って来いってしつこかったっけ。
イヤイヤでもそんな大きな荷物を1人にだけ渡すって目立つやん。
無理やろ。

かつおさんと私は、綿子さんが自分では持って行けないだろうし、もし車で乗せて行ってと言われたら1人にだけ渡すのはどうかなと思いとどまるように言ってきかせようと打ち合わせした。

するとなんと!!
週明けの月曜日の夕方
リハビリの先生自ら家に取りに来た!!

ウソやろーーー!!!

リハビリ詐欺師


綿子さんが取りに寄ってくれって電話したんやろうけど、家までのこのこ取りに来る?

しかも綿子さん、茂造さんには知られたくなかったようで納屋で落ち合って渡していた。

二人ともありえへん!!




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