そして秋にはボロボロの障子を張り替えた。

障子は座敷と縁側の間にある。
たぶん20年以上は張り替えてなかったようだ。
和紙が茶色く変色し、ちょっと触れただけで裂けるように破れた。
茂造家の大掃除中、大量に出たゴミを縁側から外に出そうと障子を開けようとしたら、ちょっとの衝撃で破れてしまった。
ほんの少しゴミ袋が触れただけでピシッと破れた。
なので大方の掃除が終わった頃には破れかぶれになってしまっていた。

そこでせっかく部屋も奇麗になったことだし張り替えよう!と取り掛かったのだがこれがかなり大変だった。

茂造家の障子はやたら桟が多いし、真ん中にガラスが組み込まれているのだ。
桟が多いという事は糊を塗る所が多いという事なのだ。
しかもガラスの所は和紙を切り取らなければいけない。
それが10枚もあるのだ。

古い障子紙を取り除くのにも手こずった。
長い年月のせいかピッタリとくっついていて、細心の注意を払って剥がさないと木が付いてくるのだ。
本当は水をかけて丸洗いしたかったが、なにせ古いので水をかけてゆがんだり反ったら大変だ。
泣く泣く一つ一つ丁寧に紙を外していくしかなかった。

そして木の桟を固く絞った雑巾で拭いたのだが、拭いても吹いても茶色い汚れが浮いてくる。
それを見てかつおさんが「この部屋は昔、為五郎さんとフネさんの部屋やったんや」と言い出した。
その為五郎さんがヘビースモーカーでいつもタバコを吸っていたのを思い出したそうだ。

「これヤニや!為五郎のゴールデンバットや!」

為五郎さんはかつおさんが10歳の時に亡くなったそうなのでわたしは会ったことが無い。
話に聞いたことしかないが、誰一人としていい話をしない。
なのでわたしの中で為五郎さんは悪印象だ。
死んでもなお迷惑をかけるヤツとさらに印象が悪くなった。

そんなこんなで非常に苦労して張り終えた障子がこちら。

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まずまずでしょ。
やはり古い建具は趣があって素敵だなあと思う。
張り替えは大変だけど...



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ゴールデンバットのヤニのせいで茶色いガラス&糊の水分で桟に染み込んだヤニが浮いてきて汚れた和紙😢


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