先週の土曜日、久しぶりに綿子さんと買い物に行った。
このところ土曜日の午前中はわたしは実家の母(今年の夏、免許を返納した)を買い物に連れて行き、かつおさんが綿子さんを買い物に連れて行っていた。
けれど今回はかつおさんが金曜から火曜まで出張でいないため、わたしが両方とも担当しなくてはならなくなった。
なので土曜は綿子さんと買い物に行き、実家は日曜に行くことにした。

朝9時過ぎ、綿子さんちに行くと綿子さんはベッドで横になっていた。
「買い物に乗せていくで」と伝えるととても喜んだ。
かつおさんの車が無いので今日は買い物に行けないと思いがっかりしていたそうだ。

綿「すぐ着替えるわ」

「そしたら用意できたら車まで来てな」

そして車の準備をして待っていると、なんだか着ぶくれた綿子さんがやって来た。
さっきまでパジャマの上にダウンベストを着ていたのだが、その上から大きめのブラウスを着たようだ。
さすがにズボンは履き替えていた。
そうでなくても太ってきたのに一回りデカくなっている。
ま、本人が気にしないんだから別にええけど。

そして相変わらずハンドバッグしか持っていない。
車に乗り込もうとして

綿「あっ、カゴ忘れた!取って来るわ」

「大丈夫やで。用意しとるから」

想定内だ。なので前もって我が家のカゴを余分に積んでおいたのだ。

綿子さんは車に乗り込むと

綿「あーしんど。もう腰が痛うて、痛うて」

「それやったら買い物して来てあげようか?」

綿「いや、行く!」

なんだかこのやり取り懐かしい。

そしてスーパーに向かう車の中で

綿「うわー良かったー。今日は買い物に行けんからどうしようかと思うとったんや。前に押し車を押して来たけどしんどーてな」

「どうしても買わないかんのやったらタクシーで行ったらええやん。歩いて行くのは止めときよ」

綿「・・・・・」

この一連の会話もいったい何度目だろう。
買い物に連れて行くたびにこの会話を繰り返している。

それにしても絶対タクシーは使いたくないようだ。
タクシー券があるんだからお金がかかるわけでもないのに。
市から配られたタクシー券は毎年使うことなく期限切れになっている。
これも食わず嫌いのようなものだと思う。
高齢者移動サービスだって初めは嫌々だったが、今では待ってました!とばかりに喜んで出かけている。
なのでタクシーも何度か使って慣れると利用できるようになるんだろうと思う。
まずはどうやってタクシーを使うように話を持って行くか。
それが問題だ。
電脳化も辞さない


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