土曜日の午前中、いつものように私は実家の買い物サポートへ、かつおさんは茂&綿の買い物サポートへと出かけていた。

今回、母が家計簿を買いたいので本屋にも寄って欲しいと言うのでいつも行くスーパーでなく別のスーパーへ行った。
ここはスーパーや本屋のほかにホームセンターや飲食店などもあるちょっとしたモールのようなところだ。
食料品を買う前にまずホームセンターに行った。
するとばったりかつおさんに出くわした。

「かつおさんもここに来とるんやな」

「おう、ばあさんはスーパーに行っとるわ。わしはちょっとここを見に来たんや」

「そうな。ところで茂造さんは?」

「一緒に連れて来ようとしたらばあさんが嫌がったから置いてきたんや」

「えっ?何それ?」

「じいさんにはまた連れて行ってやるからのって言うたんや」

「またっていつ?今から帰ってもう一度じいさん連れてスーパーに行くん?」

「いや、またや」

「どうせ行かんと終わるんやろ」

「いや~。ほんまにめんどくさいのぉ。ばあさんのせいや!」

「ばあさんのいう事や聞かんと二人一緒に連れてきたらよかったのに。どうせスーパーに着いたら別行動やのに」

「そやな。次からは二人一緒に連れて行くわ」

やれやれだ。

結局かつおさんはその後、買い物を終えた綿子さんを連れて家に戻り、そのまま茂造さんを連れて近くの公園へ行ったそうだ。
茂造さんはとても喜んで車に乗り込んできたそうだが、着いた場所を見てガッカリしたそうだ。
車でもっと遠いところにドライブに連れて行ってくれると思っていたそうだ。

「ここで何するんや?」

「歩くんやが」

ちゃんとシルバーカーを積んできていた。
しかし茂造さんのテンションは上がらない。
ほんの少し歩いただけで

「腹が減ったが~」

と言い出した。
かつおさんがおやつにと持ってきていた大福を渡すとシルバーカーに腰かけて食べたそうだ。
ちょっと機嫌が直った。
けれど結局ほとんど歩かずに帰ることになったそうだ。
考えが甘い

何をしとんや、かつおさん!
だから言うたやん。
歩くことだけが目的では無理やって。
大きめのスーパーに行って店内を見ながら歩く方が絶対よく歩くと思うで。
来週はちゃんとしいや。


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