3月4日土曜日
結局、あの後、茂造さんはまたも30分おきに台所へ来たそうだ。
そのうち何回かはトイレへ。
そして毎回、何か食べる物を見つけて食べていたそうだ。
かつおさんはちっとも寝れなかったそうだ。
2日連続はきついだろう。
なので今日、かつおさんは茂造さんを連れて佐藤病院へ行った。
夜、多少はまとめて寝て欲しい。
なので眠剤を処方してもらえないか相談に行ったのだ。
とにかく寝て欲しい。
おねしょはオムツをはかせていれば大丈夫だ。
寝たまま垂れ流してもらえればいい。
とにかくじっと寝て欲しい。
佐藤先生に昨夜や、一昨日の様子を伝えると「それは大変ですね」とおっしゃって、快く眠剤を出してくださった。
けれど「眠剤を飲ませるときは注意が必要です」ともおっしゃったそうだ。
薬が効きすぎると目覚めた時、ふらつくことがあるそうだ。
なので「初めは半錠から始める方がいいかもしれませんね」とアドバイスをくれたそうだ。
とにかくこれで今晩は寝られそうだ。
ちょっとホッとした。
茂造さんは病院から戻り昼ご飯を食べると、外出して疲れたのか寝てしまった。
ぐっすり寝ているようで夜まで起きてこなかった。
これまた夜、寝ないんじゃないのか?と心配になるぐらい昼寝をしていた。
けれど今日は眠剤という強い味方を手に入れた。
なのであまり心配していなかった。
夜、夕食を食べるとまたベッドに横になった。
そして9時頃また「なんか食べる物ないか?」と起きてきたのでお菓子を食べさせ、そして眠剤を飲ませた。
かつおさんは「じいさん、もう寝えよ」と声をかけたが、茂造さんは「まだ食べるんや」と言って席を立たなかった。
かつおさんは隣の部屋に戻った。
わたしが見守りカメラを覗いたのはその直後だったようだ。
9時過ぎ、カメラを覗くと、椅子に座って何かをバクバク食べている茂造さんが映った。
するとカタンと音がした。
何かを床に落としたようだ。
茂造さんはそれを拾おうと立ち上がって床に手を伸ばそうとした。
するとバランスを崩して1歩、2歩とヨロヨロっと歩いたと思ったらそのまま転んでしまった。
そして流し台の扉におでこを打ち付けていた。
大変だ!
急いでかつおさんに電話をかけたが、でない。
かつおさんは台所で大きな音がしたので、わたしが電話するまでもなく駆けつけていた。
「どうしたんや⁈じいさん大丈夫か⁈」
へたり込んでいる茂造さんを抱え上げて立たそうとするが上手く立てない。
担ぐようにしてベッドに運んでいった。
ベッドに寝かせ、ようやく落ち着いたのでわたしに電話をかけてきた。
好「茂造さん大丈夫?ちょうどカメラで見とったんや」
か「さっき眠剤飲ませたんや。あんなにすぐ効くとは思わんかったんや」
好「あぁそれで転んだんやな。急にヨロヨロってしたからビックリしたわ」
か「わしもビックリしたんや。じいさんみたら口から血流しとったんや。これはヤバいと思うたわ。けど、それ海苔やったんや。どうも海苔を食べよったみたいで、口元に海苔がくっついとっただけやったんや。ほんま焦ったわ。それで立たしてやろうと思うて引っ張り上げてもちゃんと立てれんのやが。薬のせいやろな」
好「おでこの辺りを打っとったで。大丈夫?」
か「そうなん?でもじいさんに「痛いとこないか?」って聞いたけど「どこも痛うない」って言うとったんや。また見とくわ」
好「それやったら良かったわ。それにしても眠剤飲ませたのに放っといたらイカンやん」
か「もう寝えよって言うたのにまだ食べるんやって言うから...。それにあんなにすぐ効くとは思わんかったんや」
明日からは眠剤はベッドに入ってから飲ませるようにしよう。
やれやれ。
せっかくアドバイスをもらっていたのに全然活かせなかった。
残念。
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結局、あの後、茂造さんはまたも30分おきに台所へ来たそうだ。
そのうち何回かはトイレへ。
そして毎回、何か食べる物を見つけて食べていたそうだ。
かつおさんはちっとも寝れなかったそうだ。
2日連続はきついだろう。
なので今日、かつおさんは茂造さんを連れて佐藤病院へ行った。
夜、多少はまとめて寝て欲しい。
なので眠剤を処方してもらえないか相談に行ったのだ。
とにかく寝て欲しい。
おねしょはオムツをはかせていれば大丈夫だ。
寝たまま垂れ流してもらえればいい。
とにかくじっと寝て欲しい。
佐藤先生に昨夜や、一昨日の様子を伝えると「それは大変ですね」とおっしゃって、快く眠剤を出してくださった。
けれど「眠剤を飲ませるときは注意が必要です」ともおっしゃったそうだ。
薬が効きすぎると目覚めた時、ふらつくことがあるそうだ。
なので「初めは半錠から始める方がいいかもしれませんね」とアドバイスをくれたそうだ。
とにかくこれで今晩は寝られそうだ。
ちょっとホッとした。
茂造さんは病院から戻り昼ご飯を食べると、外出して疲れたのか寝てしまった。
ぐっすり寝ているようで夜まで起きてこなかった。
これまた夜、寝ないんじゃないのか?と心配になるぐらい昼寝をしていた。
けれど今日は眠剤という強い味方を手に入れた。
なのであまり心配していなかった。
夜、夕食を食べるとまたベッドに横になった。
そして9時頃また「なんか食べる物ないか?」と起きてきたのでお菓子を食べさせ、そして眠剤を飲ませた。
かつおさんは「じいさん、もう寝えよ」と声をかけたが、茂造さんは「まだ食べるんや」と言って席を立たなかった。
かつおさんは隣の部屋に戻った。
わたしが見守りカメラを覗いたのはその直後だったようだ。
9時過ぎ、カメラを覗くと、椅子に座って何かをバクバク食べている茂造さんが映った。
するとカタンと音がした。
何かを床に落としたようだ。
茂造さんはそれを拾おうと立ち上がって床に手を伸ばそうとした。
するとバランスを崩して1歩、2歩とヨロヨロっと歩いたと思ったらそのまま転んでしまった。
そして流し台の扉におでこを打ち付けていた。
大変だ!
急いでかつおさんに電話をかけたが、でない。
かつおさんは台所で大きな音がしたので、わたしが電話するまでもなく駆けつけていた。
「どうしたんや⁈じいさん大丈夫か⁈」
へたり込んでいる茂造さんを抱え上げて立たそうとするが上手く立てない。
担ぐようにしてベッドに運んでいった。
ベッドに寝かせ、ようやく落ち着いたのでわたしに電話をかけてきた。
好「茂造さん大丈夫?ちょうどカメラで見とったんや」
か「さっき眠剤飲ませたんや。あんなにすぐ効くとは思わんかったんや」
好「あぁそれで転んだんやな。急にヨロヨロってしたからビックリしたわ」
か「わしもビックリしたんや。じいさんみたら口から血流しとったんや。これはヤバいと思うたわ。けど、それ海苔やったんや。どうも海苔を食べよったみたいで、口元に海苔がくっついとっただけやったんや。ほんま焦ったわ。それで立たしてやろうと思うて引っ張り上げてもちゃんと立てれんのやが。薬のせいやろな」
好「おでこの辺りを打っとったで。大丈夫?」
か「そうなん?でもじいさんに「痛いとこないか?」って聞いたけど「どこも痛うない」って言うとったんや。また見とくわ」
好「それやったら良かったわ。それにしても眠剤飲ませたのに放っといたらイカンやん」
か「もう寝えよって言うたのにまだ食べるんやって言うから...。それにあんなにすぐ効くとは思わんかったんや」
明日からは眠剤はベッドに入ってから飲ませるようにしよう。
やれやれ。
せっかくアドバイスをもらっていたのに全然活かせなかった。
残念。
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