昨日の続き

そしてまだ面会時間が残っていたので、かつおさんは綿子さんにあきらさんが亡くなったことを伝えたそうだ。
あきらさんとは綿子さんの弟で、実家を継いだ人だ。
以前、このブログにも書いたが、かなり痴呆が進んでいて、電車を止めたり、屋根に上ったりしていた人だ。
  ※以前の記事はこちら
  

あきらさんは少し前から食欲が落ち、やせ細ってしまい、もう長くは生きられないだろうと医師から告げられていた。
食欲が落ちて食事をしなくなるのも痴呆の症状としてあるのだそうだ。
そのあきらさんが先日亡くなった。
そのことを綿子さんに伝えると「ほうか」の一言のみだったそうだ。
えっ?それだけ?
なんだか淋しい。
近所の親せきが亡くなった時は葬式に行くと言ってかつおさんを振り回したくせに、あまりにもあっさりした態度に驚いた。

そして綿子さんはとんでもないことを話し始めたそうだ。

綿「こないだじいさんが私に会いに来たんやけど、わたしちょうど部屋におらんかったから会えんかったんや」

そんな訳ないやん!!
茂造さんはいぶきの森に入所してるんだから、みどり整形に来れる訳がない。
そしてそう話す綿子さんは至って真面目な顔をしていたそうだ。
かつおさんはゾッとしたそうだ。
夢と現実が混ざっているのか?
いよいよヤバいかも。
退院後がとても心配だ。
変化系能力者


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