これまた日曜日のこと

夕方、庭で草むしりをしていたら近所のおばさんがやって来た。
市の広報を配りに来たそうだ。

おば「こっちへ持ってくるので良かったんやろ?」

「はい、そうです。向こうは今、誰もいないんで」

今までは市の広報や回覧板などは全て茂造家に届いていた。
自治会の名簿にも茂造さんの名前が載っていたのだが、新年度からはかつおさんの名前に変えてもらい、配布物などもうちに届けてもらえるように変更してもらったのだ。

おば「最近、綿子さん見かけんなぁと思っとったんや。どこか入ったんな?」

「いえ、入所したんでなくて、入院してるんです。また骨折したんで。おじいさんは、とうとう入所したんで、今、あちらの家には誰もいないんです」

おば「また転んだんな⁉」

「いや、本人は転んでないって言うんでよく分からんのですけどね。とにかく痛いって言うんで病院に連れて行ったら肋骨が折れとったんです」

おば「ほんまによう転ぶし、骨折するからなぁ。会ったら「ケガせんように気を付けないかんで、じっとしときなよ」って言うっとったんやけどなぁ」
芸がなくってさ

このおばさんはすぐ近所の人で、綿子さんと仲のいい方だ。
歳は割と離れているが、気が合うようで、綿子さんのことを姉のように慕ってくれていた。
なので今も気にかけてくれているようだ。
本当にありがたいことだ。

今でこそボケボケでわがままになってしまったが、以前の綿子さんはいつも明るく朗らかで面倒見がよく、他人の悪口など言わない優しい人だったので、気が合う友達は皆、同じような方ばかりだ。

「5月中には退院する予定なんで、帰って来たらまたよろしくお願いします」

おば「もうすぐ退院できるんやな。そら良かったわ。お大事に」

なんだかとても嬉しかった。



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