かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

2021年11月

茂造さん家のお金の管理は綿子さんが行っている。
茂造さんは綿子さんからお小遣いをもらっているだけで他のお金のことはノータッチなので綿子さんが入院するとたちまち困ってしまう。

昨年11月に入院した時は全て我が家で立替えて半月に1度の病院への支払いや茂造さんの宅配弁当の支払い等を行った。
まあ退院したら返してもらえばいいやって思っていたのだけれど、口座の残高不足までは頭がまわらなかった。

なので今回は通帳も全てかつおさんが管理している。
綿子さんの部屋にあった通帳類を全部持って帰ってきて時々記帳したり入金したりしている。

実は以前綿子さんが

綿「かつお。もし私が死んだり何かあった時は通帳は全部このカバンに入れて、どこそこの引き出しに入れとるきん、頼むの。」

と言いながらカバンを見せにきたことがあった。

今回、綿子さんから聞いていた場所にそのカバンは確かにあった。
しかし、中には通帳は1つも無かった。
全く別のカバンに移し替えていたのだった。

「なんやねん!」

たぶんカバンを見せに来た時は弱気になっていたのだろう。
ちょっと元気になると他人に触らせたくなくなったのだろう。
たとえ息子ででも。

相変わらずブンブン振り回してくださるぜ!!

守銭奴綿子


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今日は仕事で郵便局へ行った。
待ち時間でいろいろ掲示物なんかを見ていたら転居届の用紙を見つけた。

これは使えるかも!

というのも茂造さん家に郵便物が届いてもしょっちゅう放置されて、そのうち行方不明になり困ることがちょくちょく起きているからだ。
たまに綿子さんが「これ見てくれる」と持ってくることがあるが、大事なお知らせを必ず持ってくるとは限らない。

ちょっと前にも

【電気の送電の契約が終了しました。〇日から送電を中止します。】

という内容の手紙を持ってきた。

綿「これどういうことやろか?」

なんだこれは???

とりあえず載っていた電話番号に電話をかけてみた。

要は料金の支払いがずーーーっと滞っていたので契約を終了しました。ということだった。

昨年11月から今年2月まで入院していた時、電気代等が落ちている口座が残高不足になったため引き落としができず、払込用紙が送られてきていた、ということのようだ。
それも何度も。
それを全て放置していて最終段階になってやっとうちに持ってきたのだった。

そんな事になっていたとはつゆ知らず...。
もちろん後処理に追われることとなった。

そういった事があるので茂造さん家に届く郵便物が我が家に届くようになったらいいなと思った。

早速窓口のお姉さんに聞いてみた。

「転居届ってまだ住んでいても出せますか?
高齢の親の家に届く郵便物を息子の家に配達してもらいたいんです。」

「大丈夫ですよ。
この用紙を記入して提出してください。」

「本人じゃなくて息子が出してもOKですか?」

「はい。大丈夫です。」

ヤッタゼ!

帰宅したらかつおさんに記入してもらって明日にでも出しに行ってもらおう。
これで1つ心配事が減ったぜ!
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日曜日は宅配弁当はお休みだ。
ちょっと臨時収入もあったので茂造さんを連れて回転寿司へお昼を食べに行った。

ここの回転寿司はレーンの上を回っているお寿司とタッチパネルで注文したものをお店の人が手渡してくれるというスタイルのお店だ。

茂造さんは席に着いたとたん真剣な目で回っているお寿司を見ている。

わたしとかつおさんはお茶を淹れたり、しょう油皿を用意したりと食べる準備をしていたのだが、そんなの全く気にせず我が道を行くのが茂造さんだ。

まず1つ目のサンマのお寿司を取った。
しょう油皿は用意できていたがお箸をまだ並べていなかった。

「箸はどこや?」

「横にあるやろ。そこそこ。」

「これか。」

箸を取ると一目散に食べ始めた。
みんなにお箸を取ってあげようという気は全くないようだ。

そしてサンマのお寿司をペロリと平らげると、次々とお皿に手をのばす。

次は『のどぐろ』880円。

その次は『大トロ』539円。

なんか高い皿ばっかりやん!
ひぇ~

大物狙い

しかもわたしとかつおさんがタッチパネルで注文したハマチがきたら何の躊躇もなく食べてしまった。

ゴーイングマイウェイ~~~

この間わずか5分。

超ハイペースで4皿を食べた茂造さん。

「胃がイタイ~。」

と、唸りだし

「もういらん。」

早っ!!

胃がないくせにハイペースで食べるきんやん。
わたしとかつおさんはまだ1皿しか食べてないんですけど。

仕方ない。
わたしとかつおさんは爆速でお寿司を食べる羽目に...。

これって認知症だからなのか?

帰宅して茂造さんに

「お寿司美味しかった?」

ときくと

「旨かった!!」

ちょっとは救われたかな。


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前回までのお話しはこちら



とにかく驚いた。
まさか米をやると言われて本当に家まで取りに来るなんて。
驚愕の出来事だった。

それから半月後
またあのリハビリ野郎が現れた。

何事??

また二人で納屋で密会している。

イヤイヤイヤイヤ!何?何?

かつおさんがたまらず声をかけに行った。

「先生、どないされたんですか?」

リハビリ野郎は悪びれもせずに来た理由を説明したそうな。

それによると
ちっとも安静にせずに動き回っていた綿子さんは痛みが増し今週初めに病院に行っていたそうだ。
そして今日のリハビリの予約を入れていたそうだ。
しかし病院に来なかった(綿子さんはすっかり忘れていた)ので家に様子を見に来たんだそうだ。

はあ?

そんな理由で家にまで来る?

しかも勤務時間外やで。
それに独居老人でないことはわかっとるやろ。

どう考えても親切心だけとは思えへん。

ありえんわーーー。

結局その日は畑でとれた取り遅れのカボチャを持って帰って行った。

綿子さんに勧められた時、全く遠慮しないでありがとうと受け取っていた。

もらい慣れてんのか?
くそまずカボチャ


けど後日、かつおさんが綿子さんに頼まれてスーパーに連れて行っていた時、綿子さんがカボチャを買っていたそうだ。

「カボチャいっぱい納屋にあるやん。」

綿「あれ全然美味しない。」

リハビリ野郎、ゴミをもらって帰ったという事だ。

ウッシッシ



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前回のお話しはこちら



結局、その後1万円を持って来いと言わなくなった綿子さん。
そして3か月後、退院して家に帰って来た頃にはそんな事があったことなどすっかり忘れていた。

が、帰って来たその日に納屋でなにやらゴゾゴゾしている。

「綿子さん、何しよん?
  無理せんとゆっくりしときや。」

綿「いやな、入院中にリハビリの先生に世話になったきん、米でも渡そうと思うて用意しよんや。」

????

そーいや1万円持って来いってしつこかったっけ。
イヤイヤでもそんな大きな荷物を1人にだけ渡すって目立つやん。
無理やろ。

かつおさんと私は、綿子さんが自分では持って行けないだろうし、もし車で乗せて行ってと言われたら1人にだけ渡すのはどうかなと思いとどまるように言ってきかせようと打ち合わせした。

するとなんと!!
週明けの月曜日の夕方
リハビリの先生自ら家に取りに来た!!

ウソやろーーー!!!

リハビリ詐欺師


綿子さんが取りに寄ってくれって電話したんやろうけど、家までのこのこ取りに来る?

しかも綿子さん、茂造さんには知られたくなかったようで納屋で落ち合って渡していた。

二人ともありえへん!!




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