かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

2022年03月

昨日の続き

はじめかつおさんはタイヤの削れたシルバーカーを見て

「うわっ!なんやこれ。ばあさんもやるなぁ」

と笑っていた。

わたしは買ってまだ1か月も経ってないのにまともに使えなくなったのがショックで
「なんで途中で買い物に行くん止めんかったんやろか」
とかグチっていたら

「そんなん買い物に行くことしか頭に無いのにしゃあないやん」

とヘラヘラ笑っていた。

でも翌日になると2人の気持ちは正反対になっていた。
わたしは「まっ、綿子さんやからしゃあないよな」という気持ちになっていたんだけど
かつおさんは逆に怒りが湧いてきたようだ。

「ほんまにアホちゃうんか!ここまでタイヤが削れとんや見たことないわ!」

とグチが止まらない。
そして綿子さんに文句を言った。

「なんでタイヤが回らんのが分かっとるのに無理やり押して行ったんや!タイヤが回らんのに押したらこうなることぐらい分かるやろが!」

綿「いや、タイヤが回っとらんとは知らなんだんや」

「押して重かったんやったら分かるやろが」

綿「いや、分らなんだんや」

ほんまかいな。
綿子さんも自分に都合が悪くなるとウソをつく。
だから真相は分からない。
けどもう知っとったか知らんかったかはどっちでもええやん。
結果はコレなんだから。
あとから怒りが湧いてくるタイプ

で、結局尻拭いをするのはかつおさんなのだ。
文句を言いたい気持ちは分かるが、言ったところで問題行動が無くなるわけでもないし、口うるさい息子と嫌われるだけで結局損やで。
感情に任せて文句を言うのはやめた方がええと思うでかつおさん。


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昨日の続き

こんなにタイヤが削れていたのではスムーズに進まない。
修理しなくっちゃということでメーカーのホームページを見てみた。
けれど交換パーツのことなどどこにも載っていなかった。
仕方ないので翌日、シルバーカーの製造元の幸和製作所へ「後輪のスペアが欲しいのですが」と問い合わせた。
で、幸和製作所の回答は「簡単にタイヤだけを交換できるような仕組みではないのでご自分で修理するのはお勧めできません。なので交換パーツのみの販売は行っておりません。本体をこちらに送っていただいたら修理を承ります」との事だった。ちなみに修理代は約8,000円との事だった。
ついこの前、新品を購入した時の金額の約半分だ。
マジか?!
こいつはひでえ

かつおさんは「そんなにお金をかけて直してもまた同じことをやらかすかも知れんのにもったいないわ」と言っている。

「ガタガタのまま押したらえんちゃうん」

ええーーっ!

そんな投げやりな...

で、結局タイヤの削れたところにゴムを貼って自力で直してみようということになった。

ほんと思いもよらないことを次々とやらかしてくれるなぁ。

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今日も夕方、綿子さんに食料品を差入れに行った。
すると綿子さん物凄くしんどそうだ。
今日もシルバーカーを押して片道1.5㎞あるスーパーまで買い物に行ったんだそうだ。
先日「もう二度と行かない。懲り懲りや」と言っていたのにまた行ったそうだ。
そして今日もまたヘロヘロになって後悔していた。

綿「ほんまにしんどーてなぁ。行くのに1時間、帰りも1時間かかったんや~」

えっ!そこまでかかるのか?
と思っていたら

綿「わたしが分かりもせんのにいろた(触った)せいで車輪が回らんようになっとったみたいでな。押しても重ーて、重ーて。ほんだきに物凄いしんどかったんや」

えっ?どういうこと?

綿「しんどーていかんきん公園のベンチで休憩しようと思たら先に座っとる人がおってな。「ちょっと横に座らしてな」って言うてしたら「なんかそのシルバーカーおかしいな」って見てくれたんや。ほんでやっとすーっと動くようになったんや」

「そーなんや。よかったなぁ」


その後、家に戻る途中、軒先に置いてあった綿子さんのシルバーカーを押してみた。
なんだかガタガタいっている。おかしいなぁ。
この間とずい分違う。
かつおさんが戻ったら見てもらわないと。

その後かつおさんが帰宅したので状況を説明して見てもらった。

するとなんと後輪のタイヤがとんでもなく削れていた。
IMG_8592
IMG_8591
要するに駐車ブレーキをかけたまま無理矢理押したのでタイヤが地面にこすれて削れてしまっていたのだ。
このシルバーカーは駐車ブレーキをかけると後輪がロックされて全く回らなくなる仕組みなのだ。

そりゃ重いはずだ。こんなのを押しながら歩いたんだからしんどいに決まっている。

それにこれだけ削れたらガタガタいうわ。
マジかー!
どうするんコレ。
まだ買って半月やで。
ブレーキの解除の仕方教えたやん。
ていうか駐車ブレーキやかけんでもええやん。
それに車輪が回らんのに気づいたんやったら行くのやめたらええやん。
これ直るのだろうか.....


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見守りカメラを置くためにインターネットを引いたのでセキュリティは万全にしておきたい。
ということでそういう事に詳しい翔ちゃんにお願いしたんだけれど、今は年度末で仕事が忙しくてこっちに来られないそうだ。仕方ないので電話で指示をしてもらいながら自力で設定することにした。

かつおさんとわたしとハルちゃんの3人で茂造さんちに行ってLINEのビデオ通話で指示を受けながら設定していった。
茂造さんちのルーターの置き場所は茂造さんの部屋だ。
元々リビングだったのでそこに電話を引いていた。
なのでそのままそこにネット回線を引くことにしたのだ。

3人で茂造さんの部屋に入ると茂造さんは起きていた。
相変わらず大音量でテレビをつけていた。
うるさすぎて会話ができない。
「ちょっとボリューム下げさせてな」と音量を下げた。
そして翔ちゃんの指示を仰ぎながら設定をしていった。
茂造さんは初めは大人しく見ていたんだけど、急にどこかへ行ってしまった。
と思ったら座布団を抱えて戻って来た。

「これ敷いて座れ」

とみんなに座布団を配ってくれた。

「じいさん、気が利くのぉ」

こんな気配りができるなんてびっくりだ。
ええとこあるやん!
いらっしゃい

けれどしばらくすると何も言わずにテレビのボリュームを上げる。
むっちゃうるさい。

「頼むわ。もうちょっとだけ我慢してくれ」

とテレビを消した。
すると茂造さんはベッドに寝転んで歌を歌い始めた。

「まっくろけのけ~♪」

手を動かしながら上機嫌で歌っている。
とにかく自分の部屋に私たちが来たのが嬉しいようだ。
電話の向こうで翔ちゃんが「ジジイを黙らせろ!」と怒っていた。
ちっともスムーズに進まない。
しばらくすると「ゴーーー、ゴーーー」といびきをかきながら寝てしまった。
本当に自由な人だ。
でも今のうちだ!
急いで設定を終わらせた。

何はともあれセキュリティの強化も終わった。
後は見守りカメラの設置だけだ。


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この度、茂造さんちにインターネットを引きました。
茂&綿はパソコンもスマホも持っていないのでネットは必要ないんだけれど色々考えネットを引くことにしました。

インターネットを引く一番の理由は見守りカメラを設置したいという事。
昼間、怪しい訪問販売が来たり、訳の分からない営業の電話がかかってきても見守りカメラがあれば事情というか状況が分かるから。そうでないと何かおかしいぞと思って茂造さんや綿子さんに聞いてもさっぱり事情が分からない。とにかく昔から説明が下手だし、今は痴呆もあって言う事がコロコロ変わって状況を把握できなくて困るのだ。
一番最初に見守りカメラが欲しいと思ったのはリハビリ野郎が米を取りにやってきた時だ。

その時のお話はこちら↓




いったい電話でどんなやり取りをしているのやら。
納屋で二人きりで何をしているのやら。
米だけでなく現金も渡してるんじゃないのか?
本当にもどかしい思いをした。
その場限りの存在

その後も瓦の葺き替えをすると言い出したり、
フネさんの着物を買い取り業者に売ると言い出したりと何かとセールスの電話に丸め込まれやすい。
どちらも寸前で異変に気付いて阻止出来たからよかったものの気付かなかったらヤバかった。
世の中にはホント悪い人が大勢いるのね。
高齢者を巧みに騙して商売するじゃない!!
インターネットが開通したので早く見守りカメラを設置しなくては!


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