かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

2022年05月

いろいろネタがありすぎて書けていなかったのだが
4月の終わりのこと
この日は久しぶりにケアマネジャーの川上さんともみじ荘の前川さんとの打ち合わせだった。
わたしは綿子さんと買い物に行くため参加できなかったので後からかつおさんに話を聞いた。

かつおさんは今回、前川さんにもみじ荘での茂造さんの様子をいろいろ聞いたそうだ。

「じいさんはもみじ荘で迷惑かけていませんか?」

「いえいえ、茂造さんは基本穏やかで問題なく過ごされています。自分からケンカを吹っ掛けることも無いですし、徘徊もありませんし」

「そうなんですか」

「入浴をしつこく勧めたりすると怒り出すことがありますけどそのあたりを気を付ければ怒ることも無いですね」

「家に居るときはずーーーっと何かを食べてたりするんですが、施設で腹が減ったとか言わないですか?ま、10時と3時におやつが出るから大丈夫ですかね?」

「おやつと言ってもほんの少しでおなかの足しになるようなものではないんです。けれど腹が減ったとかもっとくれとかは言わないですよ。基本、ムリは言いません」

「ええっ!本当ですか?家に居るときと大分違いますね。余所行きの顔になるんでしょうか?」

「そうなんでしょうねー。うちの施設ではとても優秀な利用者さんですよ」

茂造さんボケていても内と外が使い分け出来てるじゃないか!
たいしたものだ
こやつめ

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昨日の続き

スーパーから帰って来たらかつおさんがいたので買ってきたものを綿子さんちに運んでもらった。
わたしは自分ち用の買い物を自宅に運んで片付けていたらかつおさんが戻って来た。

​か「「けっこう買うとるやん。よろしい」って言うたら喜ぶんや」

とにかく褒めるといいようだ。

「それよりや!元の寝室に入ったら山ほど菓子パンがあったわ。昨日パンが無いって言うとったんは何やったんや」
冬眠する気か?

「やっぱりあったんやろ。食パン2枚しかないって言うからおかしいなあと思っとったんや」

「ばあさん元の寝室にパンや果物をいっぱい隠しとるわ」

えっ!?

いつもそこに隠しとるやん!
知らんかったんかい!
そのことにビックリや。
息子しっかりせえよ。



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昨日の続き

パンが無いと言う綿子さん

「そんなことないやろ。冷凍庫に食パンがあるはずや」

と言って二人で出て行った。
そして帰って来たかつおさんによると冷凍庫に食パンが2枚あったそうだ。
なので明日の朝のパンはあるし明日は火曜日なので夕方買い物に連れて行くから大丈夫やという事だった。

でも土曜日も日曜日も菓子パン買っとったよな。
あれ全部食べてしまったのか?
茂造さんに食べられてしまったのか?
不思議に思った。

そして火曜日の夕方、会社から戻って着替えていると綿子さんがやって来た。
今回は買い物に行くことを忘れずに覚えていたようだ。

綿子さんを車に乗せ、いつものようにお惣菜が豊富なスーパーに向かった。

綿「良かったわー。好子さんが買い物に連れて行ってくれるきに。ほんま良かったー」

と繰り返している。

「次は土曜日やからな。3日分しっかり買うんやで」

くどいほど繰り返し伝える。

綿「パンはまだ3日分くらいあるからなー」

えっ!?

昨日パンが無いって言うとったやん!
やっぱりあったんやん。
本人は昨日のことはすっかり忘れているようだ。
言ってもムダだな。
深く追求するのも考えるのもやめよう。

スーパーに着き嬉しそうに店内を回る綿子さん。
30分くらいでレジへ。
ぼちぼち買い込んでいる。
が、相変わらずツッコミどころ満載だ。
ひじきの煮物を2パック←なぜ2パック?
トマト2個←土、日にも買っていた(5個以上冷蔵庫に入っているはず)
肉・魚無し
その他諸々...
まっええけど

そして帰りの車内で

「これで土曜日まで大丈夫やな?」

綿「たぶん大丈夫やろ。もし足りんかったら家にあるもん食べるし。わたしは漬け物だけでも大丈夫や」
ダウト

ウソつけ!!
そんな訳ないやん!!


だったら朝一でパン買うて来てくれって言いに来るなよ。


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昨日の続き

そして土曜日、いつものように綿子さんと買い物に行った。
「次また火曜日に買い物に行くまでの3日分しっかり買っときなよ」と声をかけた。
店に着くと綿子さんはすぐさま果物コーナーへ。
一緒に回ろうという気は全くない。
今日はわたしも自分ちの買い物がしたかったのでとりあえず別れて必要な物をポンポンとカゴに入れ、さっさと支払いを済ませて綿子さんを待った。
綿子さんは相変わらずあっちフラフラこっちフラフラとしながら商品を物色している。
これも楽しいんだろうから見守ることにした。
そしてレジへ並んだので合流した。
やっぱり果物やパンや漬物がカゴの中に大量に入っている。
しかしお惣菜は少ない気がする。

「綿子さん、お惣菜少ないみたいやけど大丈夫?」

綿「まあ、足りんかったら家にあるもん何でも食べるから大丈夫や」

ほんまかいな

そして次の日(日曜日)、この日はもともとお寺に連れて行って欲しいと以前から頼まれていた。
かつおさんと綿子さんと3人でお寺に行き、その帰り

綿「おかずが無いきんスーパーに寄ってくれ」

と言い出した。
昨日「これだけで大丈夫?」って聞いたやん!
そしたら「足りんかったら家にあるもん食べるから大丈夫」って言うたやん!

いい加減にせえよ!
学習しろ婆さん

そしてまた次の日(月曜日)のこと
朝から我が家にやって来た綿子さん

綿「パンが無いきん帰りに買うて来てくれ」

土、日と2日連続で買い物に行ったのになんで無いんやねん!!
パンがなかったら米でもうどんでも食べたらええやん!!

気が狂いそうだ.....



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昨日の続き

そして火曜日、仕事が終わると急いで家に帰った。
洗濯物を取り込んで、急いで綿子さんちに向かう。
ちょうど綿子さんがこちらに向かって来ていた。

楽しみに待っていたんだなと思ったのだが全然違っていた。
綿子さんをよく見るとパジャマのままだ。

「綿子さん、買い物行かんの?」

綿「えっ⁉」

「火曜日に一緒に買い物に行こうなって約束したやん」

綿「あっ今日やったんかな。いつやったか忘れてもうて」

「そしたら今日はやめとく?」

綿「いや、行く!急いで支度するきんちょっと待っとってくれる?」

「ええよ」

なんや忘れとったんかい!

ホントあんなに喜んどったのに忘れるとは....
まっ初回だから仕方ない。
だんだん慣れると覚えられるでしょ。

そして着替えてスーパーに向かう車内では

綿「うわー良かったー。ほんま良かったー」

と何度も繰り返している。

そしてスーパーに着いた。
このスーパーは手作りのお惣菜がたくさん並んでいてしかも安い。
綿子さんはまず果物をカゴに入れ、その後は一目散にお惣菜コーナーへ向かった。
そしていつものようにあっち行きこっち行きとスーパーの中をさまよっていた。
どこへ行ったのか探すのが一苦労だ。
やっと見つけた時にはレジに並んでいた。

今回はお惣菜や果物の他にも冷凍の魚も買っている。
上出来だ!
しかしパンは菓子パンが2個しか入っていない。

「綿子さん、パン2個しかないけど大丈夫?」

綿「パンはまだ3~4日分あるから大丈夫や」

えーーーっ!!

初めの話と違うやん!
日曜にパン買って来てって言いよったやん!

深く考えるのはやめよう....
半分は聞かないのがコツだ


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