かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

2022年11月

最近気付いたのだが、綿子さんはわたし達が掃除をするのが嫌なようだ。
10月に介護認定の更新があったが、その調査を受ける前くらいからわたし達はあまり掃除をしに行かなくなった。
調査員に現状を見てもらうためと、掃除が出来ないんじゃなくてやる気がないだけだと気付いたからだ。
わたし達が掃除をしに行かなくなるとあっという間に台所やろうかはベタベタになったしトイレは見るも無残な状態となった。
茂造さんのカバンのチェックに行くと気にはなったが見て見ぬふりをしてきた。
が、あまりにも汚いと見かねたかつおさんがブツブツ文句を言いながら掃除を始める。
すると綿子さんはとても迷惑そうにするのだ。
そんなことしてくれって頼んでないのにって態度なのだ。

綿「そんなに汚れとるか?こないだ拭いたのに」

「はぁ?どこ拭いたんや?こんなに汚いのが見えんのか!」

こうしてケンカが始まる。
やっぱりもう放っておいたらいいんじゃない。
下手に手を出してもらいたくないようだし。
どうしても見てられないのなら黙ってそっとやりなよ、かつおさん。

そんな感じなので今回綿子さんの寝具を冬物に交換しようと思ったけれど勝手に手を出されると嫌かもと思い一声かけた。

「ばあさん、夏物の布団で寝とったら寒いやろが。冬物に替えてやろか?」

綿「まだこれでええ。寒んなったら自分でするからええわ」

やっぱり断られた。

「本人がええって言うんやからもう放っとこう」

なので綿子さんはまだ夏用の冷感敷きパッドで寝ている。

いやでもこんなもんじゃないけどね


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昨日の続き

眠剤の在庫を見るために綿子さんちに行ったのだが綿子さんの部屋と台所がとんでもなく臭かった。
以前臭かった茂造さんの部屋は全然臭わない。
やはり週に2~3回デイサービスでお風呂に入るようになったからだと思う。
そして入浴のタイミングで服を着替えているので臭わなくなったんだと思う。
けれど綿子さんの部屋は加齢臭が酷い。
下着以外の服はまず洗わないからしょうがない。
それに寝具も替えない。
未だに夏物の敷パッド&枕カバーを使っている。
枕カバーは真っ黒だ。
そりゃあ畑仕事の後に着替えもせずベッドにゴロンと横になるのだから真っ黒にもなるだろう。
掛け布団はさすがに寒いのか羽毛布団と毛布を出してきていた。
しかしこの羽毛布団は合い掛けやで。
こりゃダメだ。
夕方、かつおさんと冬用の寝具に替えにこよう。

そして問題は台所だ。
あまりにも臭い。
普段から生ごみを捨てるゴミ箱は蓋が開きっぱなしだし、換気扇を回す習慣がないので臭いのだが、今日は特に酷い。
なんだか魚の干物の様な臭いもする。
ひょっとしてと思いIHのグリルの引き出しを開けると中に焼き魚が一切れ入っていた。
どうもサバのようだ。
これは一体いつ焼いたんだろう?
何日か前に焼いたけど忘れ去られたものなのか?
それとも今晩の夕食用に朝、焼いたのか?
けれどなんでここに入れたままにしているんだ?
傷んでいるかどうかもよく分からないのでそっと引き出しを閉めた。

それにしても床はベタベタだし、隣のトイレから臭ってくるアンモニア臭も強烈だしここにいると気分が悪くなってきた。
こんなに臭いところでよく平気でいられるものだ。
あとはかつおさんに任せよう。
肺が汚れる


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23日の水曜日は祝日でわたし達は休みだが茂&綿はデイサービスへ行っていた。
出張から戻ったかつおさんもちょっと会社へ行ってくると出かけたので一人だった。
そうだ今のうちに来週の薬をセットしておこう。
綿子さんは毎朝食後に5種類の錠剤と夕食後に1種類の錠剤をのんでいるのだが、セットしてあげないとどれをのんだらいいのか分からなくなってどんどん薬が溜まってしまう。
なので1回分を小袋に入れてお薬カレンダーにセットしている。
調剤薬局で一包化してもらうという手もあるが、2か月分を一度に貰うのでなんだか湿気そうでやめている。
それに今のところ錠剤をシートから取り出すことはできているので、これも指先を使うから脳の刺激になっていいんじゃないかと思い今のやり方を続けている。

そのほかに眠剤も貰っているのだがこれは一度に1ヶ月分しか出せないそうだ。
そしてこの眠剤は綿子さんにとってお守りの様な意味も持っていて、薬がないと眠れないと思い、不安になって余計寝れなくなってしまうため綿子さんが持っている。
一応、残量は時々確認している。
ギンギンになっちゃう

前回、処方してもらったのが10月22日。
その時1錠残っていた。
それをメモして薬箱に入れていたのだが、今日薬箱を開けて気が付いた。
ひょっとして眠剤の残りゼロでは?
ヤバい!
こないだの土曜日に貰いに行くべきだったんだ。
でも残りが無くなったら綿子さんが大騒ぎするはず。
ひょっとして飲み忘れがあって残っているのかも?
急いで綿子さんちに確認に行った。

眠剤は4錠残っていた。
ということは水、木、金、土まである。
良かったーーー!!
これなら土曜日に貰いに行けば間に合うわ。

佐藤病院の残念なところは診療時間が午後5時までっていうところだ。
仕事の帰りでは間に合わないのだ。
だからいつも土曜日に行っている。

とにかく残ってて良かった。

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土曜日の午後、わたしは庭の草抜きをしていた。
このところ茂造さんちの剪定やら祖母の畑の草刈りやらで自宅の庭は後回しになっていた。
かなり雑草が生えている。
早く抜かないと種が飛んでまた大量に草が生えるじゃないか。
せっせと草抜きに精を出していると綿子さんが通りかかった。

綿「足が弱ったらいかんから散歩しようと思うてな」

「行くのはええけど杖か押し車押して行きなよ。転んだらいかんからな」

綿「いつも散歩のときは何も持たんのや」

得意そうに言う。
他人の忠告は全く耳に入らないようでさっさと行ってしまった。

「転んだらいかんから杖は絶えず持っときなよ」とケアマネやさくら苑の職員さんにいつも言われているのでデイサービスに行くときは杖を持って行くのだが、それ以外の時はちっとも持とうとしない。
困ったもんだ。

今朝も腰が痛いとか言うとったのは何やったんやと思うぐらい元気にスタスタと手ぶらで散歩に行ってしまった。
やはりスイッチが入っているのだろう。
その状態の綿子さんは凄い。
そのくせうちに上がり込んでいろいろ用事を頼んだ帰りはいつもよろけて見せる。
なんなんだ一体!
スイッチオン

綿子さんは2時間ぐらいたって無事帰ってきた。
そして近所の人に野菜の苗を貰ったそうで畑でクワをふり、苗を植え始めた。
2時間以上も歩いた後、それだけ動けて、しゃがんだりもできるなら、家の拭き掃除も余裕でできるやろと思う。
それにこんなに元気なら1.5㎞先のスーパーに買い物に行くのだって余裕では?
でも明日はしんどいって寝込むような気がする....


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先週の土曜日、久しぶりに綿子さんと買い物に行った。
このところ土曜日の午前中はわたしは実家の母(今年の夏、免許を返納した)を買い物に連れて行き、かつおさんが綿子さんを買い物に連れて行っていた。
けれど今回はかつおさんが金曜から火曜まで出張でいないため、わたしが両方とも担当しなくてはならなくなった。
なので土曜は綿子さんと買い物に行き、実家は日曜に行くことにした。

朝9時過ぎ、綿子さんちに行くと綿子さんはベッドで横になっていた。
「買い物に乗せていくで」と伝えるととても喜んだ。
かつおさんの車が無いので今日は買い物に行けないと思いがっかりしていたそうだ。

綿「すぐ着替えるわ」

「そしたら用意できたら車まで来てな」

そして車の準備をして待っていると、なんだか着ぶくれた綿子さんがやって来た。
さっきまでパジャマの上にダウンベストを着ていたのだが、その上から大きめのブラウスを着たようだ。
さすがにズボンは履き替えていた。
そうでなくても太ってきたのに一回りデカくなっている。
ま、本人が気にしないんだから別にええけど。

そして相変わらずハンドバッグしか持っていない。
車に乗り込もうとして

綿「あっ、カゴ忘れた!取って来るわ」

「大丈夫やで。用意しとるから」

想定内だ。なので前もって我が家のカゴを余分に積んでおいたのだ。

綿子さんは車に乗り込むと

綿「あーしんど。もう腰が痛うて、痛うて」

「それやったら買い物して来てあげようか?」

綿「いや、行く!」

なんだかこのやり取り懐かしい。

そしてスーパーに向かう車の中で

綿「うわー良かったー。今日は買い物に行けんからどうしようかと思うとったんや。前に押し車を押して来たけどしんどーてな」

「どうしても買わないかんのやったらタクシーで行ったらええやん。歩いて行くのは止めときよ」

綿「・・・・・」

この一連の会話もいったい何度目だろう。
買い物に連れて行くたびにこの会話を繰り返している。

それにしても絶対タクシーは使いたくないようだ。
タクシー券があるんだからお金がかかるわけでもないのに。
市から配られたタクシー券は毎年使うことなく期限切れになっている。
これも食わず嫌いのようなものだと思う。
高齢者移動サービスだって初めは嫌々だったが、今では待ってました!とばかりに喜んで出かけている。
なのでタクシーも何度か使って慣れると利用できるようになるんだろうと思う。
まずはどうやってタクシーを使うように話を持って行くか。
それが問題だ。
電脳化も辞さない


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