かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

2023年06月

6月5日 月曜日

明日の火曜日から綿子さんのデイサービスを増やそうか?
けど、あまり行きたがらないのでどうしたものか。
かつおさんはとりあえずさくら苑に電話をかけて相談してみた。
デイでは以前とあまり変わらず元気そうにして、よく動いているそうだ。
たまに机に突っ伏して、しんどそうにしていることがあるとの事だった。
そしてさくら苑は明日からでも受け入れは出来るが、とりあえずケアマネの川上さんに話を通してほしいと言われた。
そこで川上さんに電話して相談した。
ではまず本人の意向を確認しましょうという事になり、さくら苑の方から「明日も来たら?」と声掛けをしてもらったところ「明日は家の用事があるんや」と断られたそうだ。
は?家の用って何?
そんなものない。
口から出まかせを言って断ったということだ。
やはり行きたくないようだ。
ここで無理に行かせるのも良くないだろうという事で、今週はやめて、来週から火曜日も通わせることにしたそうだ。
デイが休みだと一日中、家で一人きりだ。
会話をすることもない。
茂造さんがいたら嫌でも喋るし、多少の家事をしなくてはならなかったからよかったが、今は何もしない。
痴呆には確実に良くないと思う。
どうか来週からはデイに行ってほしいものだ。
家の用事って?言ってみろ


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6月4日 日曜日

昨日の土曜日は、かつおさんは営農集団のもみまきの仕事が入っていた。

「綿子さんの買い物はどうする?」

「先週もしんどいから行きたくないって言うとったし、向こうから連れて行ってくれって言うまで放っておこうと思っとるんや」

「そうな。そしたらわたしはいつも通り実家に行くで。先週も先々週も慌ただしかったから、今日はゆっくり買い物に付き合おうと思うとんや」

「OK。もしばあさんが買い物に連れて行ってくれって言うてきたら、夕方行くわ」

「田んぼから帰ってから行くのはしんどいやろ。とりあえず適当に買ってこようか?」

「ええな。頼める?」

「そしたらパンや果物がどれくらい残っとるか見てきてよ」

かつおさんが見に行くと冷凍庫に食パンはあったが、ロールパンや菓子パンは全部無くなっていたそうだ。
果物は王林が4分の3個残っていただけだった。
以前は王林が大好きで毎日かかさず食べていた綿子さんだったが、今は皮を剥くのが面倒くさいのか、最後まで残っていた。
他の果物が無くなってしょうがなく手を付けたようだ。

「ばあさん、わし今日はもみまきやから居らんからの」

綿「そうか、大変やのぉ。私は腰が痛うて痛うて。もう寿命かも知れん。もうすぐ迎えが来るかもしれんわ」

以前は口を開けば茂造さんのグチだったが、今は痛い話かしんどいといった話ばかりだ。
結局のところ聞いていて楽しい話ではない。
どうにかならないものか。

とにかくだいたい把握できたのでひとまず実家へ行った。
お昼はうどんが食べたいという父のリクエストでうどん屋さんへ行き、久々にゆっくり話ができた。

午後からは車のオイル交換に行ったり、いろいろ用を済ませ、夕方スーパーで買い物をして家に戻った。
そしてもみまきから帰ってきたかつおさんと一緒に綿子さんちに届けに行った。
ロールパンと菓子パン、そしてバナナとびわ、煮豆とお菓子、それにプリンとゼリー、甘酒とビール。
どれも手をかけずに食べられるものばかりだ。
綿子さんは「ありがとなぁ~」と喜んだ。
涙まで流している。

綿「私が長生きするもんやから、世話をかけるばっかりですまんなぁ」

なんだかとんでもないことを言い出した。
マイナス思考全開だ。

そして今日は外出したついでに、米びつと急須を買いにホームセンターに寄った。
昨日綿子さんちで食材を片付けていて気付いたのだが、お米に虫がわいていた。
タッパーに入れているのにだ。
なので冷蔵庫の野菜室に入れることにした。
今のタッパーでは大き過ぎて入らないので、二回りぐらい小さくて取り出しやすそうなものを買ってきた。
それからお茶が大好きな綿子さんは、毎日急須でお茶を淹れるのだが、ふたを落として割ってしまったそうで、あわない蓋をのせていた。
なので急須も新調することにした。
ついでに軽いお茶椀も買った。

夕方、それらを持って行くと綿子さんはまた涙を流して喜んだ。

綿「好子さんには世話をかけるばっかりですまんなぁ。いつまでも生きとるもんやから」

今日もマイナス思考バリバリだ。
返答に困るようなことを言わないでほしい。
畜生ウーマン

なかなか痛みがとれないからこんなにマイナス思考になるんだろうか?
次の土曜に佐藤先生に相談してみようかな。


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5月31日 水曜日

先日の日曜日には、一週間デイサービスを休みたいと言っていた綿子さんだが、月曜日には何も言わずデイサービスへ行った。
けれど生活のペースは乱れているようで、8時過ぎまで寝ていた。
8時半ごろになってようやく起き出し、デイサービスに行く準備を始めたのだった。

そして昨日はデイが休みの日。
まだ火曜日のデイサービスは申し込みをしていない。
一週間休みたいと言われたので申し込むわけにいかなかったためだ。
大雨が降っていたのでほとんど家にこもりっきりだったようだ。
その方が安心と言えば安心なのだが、何もすることがないのか、したくないのか、テレビを見るか寝るかで、料理も掃除もしない。
他に趣味もないので暇で時間を持て余している様子だった。
これでは体に悪そうだし、痴呆も進みそうだ。
やっぱり平日の5日間はデイサービスに行く方がいいと思う。

そして今朝は早く起きていた。
7時半には服を着替えていた。
やはり昨日は退屈で仕方なかったのだろう。
8時過ぎには外に出て行ってしまった。
なんやかんや

デイサービスのおかげでなんとか生活のリズムができていると思う。
早く元気な綿子さんに戻ってデイサービスを心から楽しめるようになって欲しいと思う。


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5月28日 日曜日

朝、綿子さんにお薬カレンダーを届けに行った。
綿子さんは相変わらず
「しんどいんや~。来週のデイサービスは一週間、休もうかと思うんや」
と言う。
一週間も休んだら、暇で暇でしょうがないだろう。

「デイサービスに行って、しんどい時は寝とったたええがな。畳の間があるんやろ?一人で家に居るより、誰かが居る方が心配ないし。それにお昼ご飯の心配もないから行った方がええんと違う?」

「行かなイカンやろが!一人で家に居ったら何するか分からへん!」

入院前は喜んで通っていたのに、このところ後ろ向きなことばかり言う。
体がまだ本調子じゃないのにデイサービスで張り切り過ぎているんじゃないのか?と思う。
デイサービスでも自分のペースで好きなことをして過ごせばいいのに。

実際、わたし達の前ではヨロヨロと足を引きずって歩き、しんどそうにするが、見守りカメラを見るとスタスタ歩いている。
気持ちの問題か?
けれど一人きりだからか食事はチョー適当で時間もばらばらになってきている。
好きな時に起きて、好きな時間に食べる。
わりとお菓子でお腹を満たしているようだ。
自堕落な生活になってきている。
茂造さんがいた頃はどうしても3度の食事を用意しなければいけなかったので生活リズムが整っていたが、一人だと自由だもんな。
何にもしたく無い気持ちは分かるがそれでは痴呆も進みそうだし、やっぱりデイサービスに通ってメリハリのある生活を送らないと。
その年だからいいと思うけどね


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昨日の続き

茂造さんは家に帰れないという事をなんとか納得してくれた。
しかし「ここに居るわ」と言った1分後にはまた「家に連れて帰ってくれー」と言い出した。
「それは無理やって。家には帰れんのやで」とまた言って聞かす。
けれどなかなか分かったと言ってくれない。
なだめたりすかしたり、いろいろ手を尽くす。
やっと「分かった」と言った。
が、またしばらくすると「家に帰る」と言い出す。
こんなことを3度も4度も繰り返した。
面会時間の10分はとっくに過ぎている。
これには困った。
実は隣の佐藤病院で綿子さんの薬を出してもらうよう頼んでいた。
11時過ぎに取りに行く約束になっていたのに思いっ切り過ぎてしまっている。
今日は午後休診日なので病院の方もヤキモキしているだろう。
なのでわたしだけ中座して佐藤病院へ向かった。
薬は準備してくれていたので支払いをし、5分もかからずにいぶきの森に戻ったのだが、わたしが席を外している間、茂造さんが怒り出して大変だったそうだ。
連れて帰ってくれと言っているのに置いていかれたと思ったようだ。
かつおさんが「わしが居るやん」となだめたが耳に入らない。
わたしが戻ってきて、ようやく落ち着いたそうだ。
しかし、それからまたも「帰る、帰る」が止まらくなった。
興奮して「なんで帰らせてくれんのや!」と怒り出した。

「しっこが出んのに家に帰るのは無理や」

「家に戻ったらしっこはじゃんじゃん出るようになるわ!うんこの袋も自分で替えれるし、なんちゃ問題ない!」

そんな訳ないやん。
けど、茂造さんはそう主張する。

「先生が帰ってええって言うまではいかんのや」

「先生やお前(畑田さん)らが勝手に言うとるだけで、家に帰ったらしっこは出るんや!なんで出んって決めつけるんや!」


本気で家に帰ればしっこも出るし問題ないと思い込んでいる。
帰らせてくれない先生や畑田さんが悪者の様な口ぶりだ。
興奮しているのでもう何を言っても耳に入らない。
お手上げだ。
話を逸らすしかない。

畑「茂造さん、お腹空いたやろ。もうお昼ご飯の時間やから部屋に戻ろう。な」

「家に戻って食べる」

いつもなら食べ物でコロッと釣ることが出来るらしいが、今日はそうはいかないようだ。
そしてどんどん声が大きくなる。

畑「息子さんの言う事は聞かないかんのやろ?」

畑「ごはん食べようで」

この二つを交互に伝え、終いには他のスタッフさんたちにも助けてもらい、ほぼ強引に二階へと連れられて行った。

やれやれ。
なかなかヘビーな時間だった。
こういうことが毎日のようにあるそうだ。
スタッフさんたちには本当に申し訳ない。

畑「茂造さんは地声が大きいのでちょっと怖いんですけど、手を出すことは無いので安心なんです」

精一杯のフォローだろう。
とにかく今回の説得は失敗に終わった。
申し訳ありません。
激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム

茂造さんが二階に戻った後、畑田さんから今後のことについて話があった。

「とりあえず6月に区分変更の申請をしようと思います。そして受け入れてくれる特養を探していこうと思っています」
との事だった。
わたし達としては親身になってくれる畑田さんのいるこの施設にずっといさせて欲しいが、ここは老健なのでそうもいかないのだろう。
今後のことは畑田さんにお任せするしかない。
よろしくお願いします。

そして、一度二階の茂造さんの所へ行って戻ってきた畑田さんから
「今、やっと落ち着いて、お昼ご飯を食べています。食べながら「これを食べたら帰らせてくださいねっ!」と言ってるそうです」と聞いた。
食べ終わったらまた怒鳴り始めるんじゃ?
いい加減、この状況を理解して受け入れて欲しい。
頼むからスタッフさんたちの手を煩わせないで欲しい。
スタッフの皆さん、本当に申し訳ありません、いつもありがとうございます。


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