かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

2023年10月

10月21日 土曜日

今日はかつおさんと実家のトタン屋根のペンキ塗りをした。
実家は築45年くらいの瓦葺の一軒家なのだが、一部トタンの部分がある。
両親の話によると、家を建てた時、いずれそこに温室を作ろうと思っていたそうだ。
で、結局温室を作ることはなかったのだ。
トタン屋根の部分は父が10年ごとにペンキを塗っていたのだが、高齢で自分ではできなくなった。
そして今から10数年前に瓦の塗装を業者に依頼した時に、トタン屋根の部分も塗ってもらった。
それ以降放置していたのだが、この夏とうとう錆びが発生してしまった。
それで母から修理を依頼されたのだ。
夏はさすがに暑くてできなかったが、このところずい分涼しくなってきたので、この土日でペンキ塗りを決行することにした。
YouTubeを見てペンキ塗りの勉強をし、材料は先週買ってきた。
本当に貧乏暇なし。
できることは自分たちでやる主義なので毎週末は忙しい。

まずは錆びを落としたり、剥げかかったところを削る下処理作業からだ。
ここでも茂造さんの道具が大いに役に立った。
錆びを削るサンダーやほこりを飛ばすブロワー。
あと大小の脚立などだ。
これらが無かったらDIYでは無理だと思う。

屋根に這いつくばって一生懸命下処理を進めていった。
両親は初め道具を二階に運んだりするのを手伝ってくれたが、じき家の中に引っ込んだ。
手伝えることがないと悟ったようだ。
かつおさんが「よっちゃんとこの親はええわ。うちのババアやったら絶対30分おきに見に来て、要らんでええ事するか、監視して鬱陶しいはずや」と言っていた。
わたしもそう思う。

そして午前中に下処理を終え、午後からは下塗りだ。
その前に木を切らなくてはならない。
母も花や木を育てるのが好きで、庭には色々な植物が植わっている。
その木が屋根の上まで伸びて、屋根にかかっているのだ。
今、まだ見ごろの酔芙蓉なので屋根にかかるところだけ切り落とした。
ちゃんと剪定ばさみや高枝切ばさみも用意して来ていたのだ。
切り落とした枝の片付けは両親がやってくれた。
わたしとかつおさんはペンキ塗りに精を出していた。
すると母が「このはさみ借りてもええ?」と言う。
ええよと言うとまだ花がいっぱいついた酔芙蓉をじゃんじゃん切り始めた。

「いやいや、そんなに切らんでええやん」

「もうこの際切ってしまうわ」

なんで?
そして酔芙蓉だけではなく庭の木をどんどん切っていった。
もうそろそろ剪定しようと思っていたらしい。
我が家から持って行ったハサミがよく切れるので今のうちに切ろうと思ったようだ。
そんなに動いたら明日寝込むで。

結局、わたしたちの邪魔はしないが、家の中でじっとはしていられないんだな。
子どもが働いているのにじっとしとけと言っても落ち着かないのだろう。
みんな同じなのね。
好きにしてくれ。
こちらはそれどころではない。
下塗りは思ったより大変だった。
ポコッと出ている部分に刷毛でペンキを塗るのだが、これがなかなか難しい。
丁寧に塗らないと塗り残しができてしまう。
思ったより時間がかかって焦っていた。
今日中に下塗りを終わらせないと明日上塗りができない。
今回は翔ちゃんも弟も都合がつかず二人だけなのでなおのこと余裕がないのだ。
必死で黙々と手を動かし、何とか刷毛塗りを終えた。
そして平面はローラーで塗る。
これは本当に楽であっという間にキレイに塗ることができた。
全部ローラーで塗れたらいいのに。

そしてなんとか日没までにノルマを終えることができた。
さあ、明日も頑張ろう。
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昨日の続き

それにしても一体いつ買い物に行ったんだろう?
見守りカメラの録画をさかのぼって確認してみた。
すると先週の日曜日の3時頃、何やら腕に抱えて台所に入ってくる綿子さんの姿があった。
何を抱えているんだ?
テーブルの上にドサッと置いた。
インスタントコーヒーの瓶と玉ねぎとお菓子の袋だった。
どれも特に必要なものではない。
コーヒーはまだたっぷりあるし、お菓子だってある。
とにかく買い物がしたかっただけなんだろう。
日曜日の3時と言えば、午前中にバラ寿司といもパンと柿を持って行ったので食べ物は余るほどあったのだから。

それにしてもこれだけウロウロして一人で買い物にまで行くようになると、また食べ物の管理や見守りが大変になるじゃないか。
もう何かあった時は自業自得という事だとしよう。

ところで先日買い替えた見守りカメラだが、キレイに映るし異音もなく快適だと喜んでいたのだが、録画機能も素晴らしいことに気が付いた。
録画の画面もキレイだし、再生がしやすい。
動きを感知すると自動で録画するのだが、そのサムネイルが日にちごと、録画ごとに一覧になっている。
なので買い物から帰って来た部分を探すのもわりと簡単だった。
いや~TAPO最高です!
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10月20日 金曜日

この1週間はかつおさんが出張中だったので不安だったが無事、平穏に過ぎた。
そして今日は綿子さんに食料品を届ける日だ。
出張から戻ったかつおさんと綿子さんちに行った。
6時半過ぎだったが綿子さんはもうベッドで横になっていた。
「食べる物買うてきたで」と伝えると起きて台所へやって来た。
いつものように買ってきた物を説明しながら冷蔵庫へしまっていて驚いた!
野菜室に先週の金曜日に買ってきたお惣菜が残っていたのだ。
『鮭の西京焼き』と『カニシュウマイ』だ。
うわ~もったいない!
日曜日にバラ寿司といもパンを届けたからか?
やっぱりたくさん買ってくるんじゃなかった。
それにしても優先順位を考えて食べろよ!
もう1週間経っているのでさすがにこれは食べられないだろう。

「綿子さん、これ先週買ってきたやつやん。もうアカンから捨てるで」

綿「いや、明日食べようと思とったんや」

「いやいや、ムリやろ。やめときな」

綿「いや、冷蔵庫に入れとったから大丈夫や」

「ばあさんやったら大丈夫やろ」

綿「明日と明後日は家におるやろ。だから明日の昼に食べようと思て。温めたらいけるわ」

「そうやで。土日は家におるから、こうやって金曜に土曜と日曜の分を買うてきよるんやんか。ちゃんと土日で食べてくれんと」

綿「温めたら大丈夫や」

こっちの言う事はスルーかよ!

どうしても捨てるとは言わないのでそのままにしておくことにした。
ああは言っているが一人になると、こっそり捨てるかも知れない。
それに期待しよう。

そして果物を野菜室にしまっているとずいぶん前に近所のおばさんから貰ったナスがカビているのを見つけた。
このブログをさかのぼって確認すると9月9日に貰ったものだった。
1カ月以上放置したら、そりゃぁカビも生えるよな。

「これカビとるから捨てるで」

これには綿子さんも素直に従った。

そしてもうひとつ驚いたことがあった。
野菜室に玉ねぎが入っていたのだ。

「これどうしたん?」

綿「こないだ買うてきたんや」

「えっ?歩いて?」

綿子さんは一瞬、マズイという顔をした。
少し間が開いて

綿「あの、あそこのとこをずっと向こうに行った所まで行ってな」

「ビッグか?」

綿「いや違う」

「これドラッグストアやろ」

多分ビッグ(1.5㎞先のスーパー)の近くのドラッグストアだと思われる。
値札が独特なので多分間違いないだろう。

マジか!
気候が良くなって、活動しやすい気温だ。
じっとしていられなくなってきたんだろう。
けど玉ねぎなんか買ってどうするんだ?
料理なんかしないじゃないか。
さっきのナスがいい例だ。
また適当に理由をつけてもらって帰らなくては。
トホホ。
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10月15日 日曜日

今日もお祭りだ。
綿子家は喪中なので参加は出来ないが、一応祭りの雰囲気を味わおうとお寿司を買いに行った。
やはり祭りと言えばバラ寿司だ。

かつおさんとちょっと遠くの産直へ向かった。
ここのバラ寿司が最高なのだ。
上品なお寿司でなく、ちょっと甘めの田舎のおばちゃんの味なのだ。
ついでに綿子さんの大好きな柿といもパンも買った。
そう、以前綿子さんと茂造さんがはまっていた、あのいもパンだ。
このパンは家の近くの店では売っていない。
昨日大量に菓子パンを届けたし、カステラも買ってあるし、どうしようか迷ったが、めったに買えないので思い切って買うことにした。

家に帰ると早速綿子さんに届けに行った。

綿「うわ~嬉しい~。これ好きなんや~」

どれも綿子さんの大好物だ。
とても嬉しそうに顔をほころばせた。

綿「そしたらこれお昼に食べようや」

と、お寿司を握って言っていた。

「ばあさん、いっぺんに食べるんやないぞ。パンも冷凍しとけよ」

綿「分かっとるわ」

「そう言いながら全部食べるやろが。ほんまブクブク太ってから。そろばんの玉みたいやないか。温泉でおかんの腹見てびっくりしたわ。食べすぎよるんやが」

綿「食べすぎてないわ」

「そんなことあるか!食べすぎとるから太るんやないか」

綿「そんなに食べて無いんやけどのぉ」

本気で言っているように見えた。
まるで自覚がないようだ。
そのことにビックリだ。

やはりこんなに買ってくるんじゃなかった。
最近の綿子さんは好きなものはどんどん食べてしまう。
一時の茂造さんのようだ。
我慢ができなくなっている。
今日のように大好物を届けると、あっという間にたいらげるだろう。
昨日のカステラのように。
体に良くないから買うのを控えようかとも思うが、もうあの歳なんだから好きなものをたくさん食べさせてやりたいとも思う。
本当に悩ましい。
とりあえず今日はお祭りだから特別ということにしておこう。

夕方、綿子さんがやって来た。

綿「今日はありがとうなぁ。これ取っといて」

と言って5000円を渡された。
とても嬉しかったのだろう。

「おかん、わしにはくれんのか?」

綿子さんはスルーした。
本当にかつおさんは気の毒だ。

それにしてもこの5000円はどこから?
へそくりが出てきたのかな?
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ひき続き14日のこと

ところで今日と明日はこの地域の秋祭りだ。
獅子舞がメインで土曜日は各家を回って神棚の前で獅子舞を披露する。
そして日曜日はお宮さんに4つの地区が集まって御神事や浦安の舞を行い、獅子舞の競演がある。
今日は早朝5時半から太鼓やかねの音が響いていた。

綿子家は今年は綿子さんの弟が亡くなっていて喪中なのでお祭りには参加しない。
獅子も来ない。
けれど太鼓の音がするとそわそわするのか綿子さんは外に出て音がする方を眺めていた。
少しでも近づきたいのか畑に入っている。
いやいや、庭から見たって変わらんやん!
そんな所を歩かないで欲しい。
よろけて野菜の苗を踏まれたら、たまったもんじゃない。
(実は一度やられている)
けど、畑に入るなと言ったところで聞き入れられるとは思えない。
絶対無理だろう。
なので諦めている。
だからストレスは溜まる一方だ。

午後、いぶきの森から戻り、くつろいでいると綿子さんがやって来た。

綿「もう薬が無いんや」

「そんなことないやろ。昨日見たらあったで」

綿「今日のはあるんやけど明日からのが無いんや」

「薬はいつも日曜日に新しいのを1週間分持って行っとるやろ。また明日の朝、持って行く予定にしとるで」

綿「えっ、そうなん。そしたらあるんやな」

「こないだ病院で2か月分出してもらったから当分あるで」

綿「それやったらええんや。いや、もう無いから病院に行かないかんと思うてな」

「大丈夫や」

綿「そうな、そら、良かった」

やっと納得して帰って行った。
もうここ2年ぐらい薬はわたしが管理している。
毎週お薬カレンダーにセットして届けていて、切らしたことなどない。
なのになんで「薬が無い」って考えになるのか理解できない。
それに毎週けっこう飲み残しもあるくせに。
本当に付き合いきれないわ。
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