かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

2024年03月

3月23日 土曜日

11時、かつおさんと綿子さんの面会に行った。
昨日電話で話をつけていたのでわたしたちが行くと草野マネージャーがすぐ綿子さんをパーテーションの外に連れてきてくれた。
前回同様、面会時間は10分間だ。
草野マネージャーがタイマーのスイッチを入れホールに戻って行った。

「ばあさん、どないや?慣れたか?」

綿「おう、まあの」

「じいさんには会うたんか?」

綿「いや、会うてない」

「ほうか」

綿「ここのごはんは少ないやろが、じいさんおかわりくれって言うんや。ふだんから2杯は食べよったから足りんのやろうけどの。ここは食べ物の量は決まっとるからくれへんわって言うたんや」

???
会うてないって言うたとこやん!
どうやって茂造さんに言うたんや?
それに茂造さんは一度にたくさんは食べれんやん!
茶碗に2杯食べとったのははるか昔のことやん!
ツッコミどころが多すぎて何て返せばいいのか分からない。

「ほうな」

「ところで昼間は何しよん?」

綿「昼はここの手伝いをしよんや。おしぼりを畳むんや。結構たくさんあるんやで」

「へ~。他には何をしよん?デイサービスの時みたいに塗り絵とかはしてないん?」

綿「塗り絵はせんなぁ」

「そうなんや。そしたら他には何をして過ごしとるん?」

綿「手伝いやなぁ」

そればっかりではないと思うが綿子さんからは『手伝い』しか出てこない。
手伝いが楽しいのだろうか?
そういえばデイサービスに行ってる頃も「私ばっかり手伝いを頼まれるんや」と嬉しそうに言ってたっけ。
やはり頼まれて人の役に立つと感じるのは嬉しいものなのだろう。
なかなか楽しく過ごしているようだ。
良かった良かった。

続く
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3月22日 金曜日

今日、改めて草野マネージャに電話して、明日の綿子さんの面会場所等について尋ねた。

昨日事務員さんに聞いた通り、入浴日は10時半ごろ皆が1階のホールに降りてきてそこで昼食を食べ、その後交代で入浴し、その間におやつを食べ、全員の入浴が終わる4時過ぎまでそこで過ごすそうだ。
なので11時から午後4時までの間なら面会できるが、11時半ごろから昼食の準備が始まるので午前に面会するなら11時頃がいいそうだ。
そしてパーテーションの外での面会は午前中ならOKだそうだ。
午前中はスタッフも多いので大丈夫なのだそうだ。

ということで明日は11時に面会に行くことにした。
まだ散歩には行けないのでおやつの差入れは出来ないから残念だ。
けれど希望通りパーテーションの外で面会できるからいろいろ話が聞けそうだ。
スタッフの人は優しい?とかは静かなところでは絶対聞けない。
そんなことを聞いて、もしスタッフの悪口や入所者さんの悪口を話し始めたら困るもの。
相手に聞こえるんじゃないかとかには気が回らなくなっているようだから。
なので少し離れた場所がいい。
明日がちょっと楽しみになってきた。
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3月21日 木曜日

この週末の土曜日は久しぶりに綿子さんの面会に行かなくては。
さすがに1カ月半も開いてしまったのでどうしているか気になるし。
けれど前回のようにホールの端っこで面会するのは避けたい。
ホールにいる人は皆さん入浴を終えたばかりで疲れているのか、ほとんどの人が無言でぼーっとして席についている。
静まり返ったホールで話をすれば皆に話が丸聞こえになってしまう。
なのであまり話が出来ないじゃないか。
以前茂造さんの面談時に使った場所で面談させてくれないだろうか。
そこはホールの近くだがパーテーションの外になるので皆からは顔が見えない。
せめてそこで面会させてくれないか聞いてみることにした。
そうか外に散歩に連れて出てもいいか聞いてみよう。

かつおさんが電話をかけると草野マネージャーは不在だったそうだ。
そこで電話に出た事務員さんに上記の件をたずねてみた。
すると入浴日は10時半頃になるとみんなで1階のホールに降りてくるので11時から16時までの間なら面会可能で、わざわざ連絡をしなくてもいいですよという回答だった。
そして外へ散歩に出るのはまだ許可が出ていないのでダメだという事だった。
で、ホールの外での面会はマネージャに聞かないと分からないとの事だった。

散歩はダメかー。
残念。
ホールの外での面会はまた明日電話して聞いてみることにした。

それにしても面会は午後からしかダメなのだと思っていた。
11時でも構わないのならその方がいい。
今までも土曜日の午前中にいぶきの森へ行くことが何度かあったが、午前中は人が大勢いてガヤガヤしているし、入所者さん達も比較的元気に見えた。
ちょっと騒がしいくらいの時の方が話しやすいだろう。
今度から午前に行こうと思う。

そして仕事の帰りいぶきの森へ茂造さんの洗濯物を取りに行った。
茂造さんの場合、丸々2週間ぶりだ。
少しは着替えていて洗濯物が大量にあるといいなとも思うし、大量にあったらあったで手間な気もするし、どうだろう?
結果、茂造さんの洗濯物は1式のみだった。
全て1枚しか入っていない。
茂造さんはパジャマに着替えたりしないので本当に2週間着たきり雀だったようだ。
なのでズボンはうんこ臭が漂っていたが、他の衣類は思ったよりは臭くなかった。
しっかりハイターを入れて洗濯した。

茂造さんも久しぶりに入浴してさっぱりしたことだろう。
このままコロナやインフルが流行ることなく平常運転が続いて欲しいと思う。
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3月19日 火曜日

久しぶりにいぶきの森へ行ってきた。
今月9日に綿子さんの洗濯物を回収しに行って以来だから10日ぶりだ。
10日ぶりなので洗濯物の量は多いんじゃないかなと思っていたがそんな事はなかった。
一応、茂造さんの箱や汚染バケツのリストも見たが洗濯物はなかった。
茂造さんに至っては7日の入浴以降、まだ入浴してなくて服も着替えていないという事だ。
丸々2週間だ。
きっと次の洗濯物はかなり臭うだろう。
はぁ~~~。
ため息しか出ない。

家に戻り、洗濯を始めた。
袋を開けると意外なことにパジャマが入っていた。
おっ!
さすがに洗濯してもらう気になったかと思ったが、なぜかズボンしか入ってなかった。
上は?
上の方が汚れてそうなのに。
そしてあとはいつもどおりシャツとパンツと長袖のトップスとズボンそして靴下、あと入浴時に使った濡れたタオルが入っていた。
全て1枚(組)だ。
10日間、下着も靴下も替えなかったのか⁉
思わず息を止める。
そのまま手早くポケットの中を探ってティッシュを取り出してから洗濯機へ放り込んだ。
今日はワイドハイターも入れよう。

また洗濯三昧の日々になるだろう。
けれどその方がいいかもと思うのだった。
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ひき続き17日のこと

今日は伯母の家へ亡き伯父の弔問に伺った。
伯母はわたしの父の姉で、その旦那さんの伯父が先日亡くなった。
葬儀に行きたかったのだがわたしはちょうど体調を崩していて咳が酷かったため出席するのをあきらめた。
かつおさんや翔ちゃんは出張中でこれまた出席がかなわなかった。
それで今日お家にお邪魔させてもらうことにしたのだ。

伯母夫婦とは数年前まで毎年、盆正月には実家で会食をしていたので一番身近な親せきだ。
わたしもかつおさんも翔ちゃんもハルちゃんもとても可愛がってもらった。
なのでどうしてもお参りしたかったのだ。
四人で伺いたいとアポをとったら快く了承してくれた。

そこで今日、四人で約束の時間に伺うと、いとこの兄ちゃんや姉ちゃんも居た。
久しぶりに話をしたいからと来てくれたそうだ。
仏壇を参りお茶を頂きながら話に花が咲いた。
昔の思い出話をしたり、近況を話したりと話が尽きない。
もちろん伯父の話もした。
伯父は数年前から目がほとんど見えなくなっていた。
なのであまり歩くこともなくなり、だんだん体力が落ちていったそうだ。
それでも伯母と二人で手をつないで近所のスーパーへ行ったりはしていたそうだ。
この伯母夫婦は本当に仲が良く、どこへ行くにもいつも二人一緒だった。
伯父が入院してから伯母が一人で買い物へ行っていると近所の人に「おとうさんはまだ退院できんの?二人が手をつないで歩いとるところが早よ見たいわ」と言われたそうだ。
手をつないで歩く姿が微笑ましかったのだろう。
90代になっても手をつないで仲良く支えあっていたなんて本当に素敵だと思う。
そして入院中もよく手を握ったり、さすったりしてあげていたそうだ。
いつもは手を握っても握り返してくることは無かったが、無くなる前日は伯父の方からギュッと握ってきたそうだ。
かなり長い時間握ったままで離そうとしなかったそうだ。
面会時間は10分と決まっていたがその日は看護師さんも何も言わずいさせてくれたので、伯父の気が済むまで握らせておこうと腰を据えて手をつないでいたそうだ。
その後、眠ったのか力が抜けたのでそっと手を放して家に戻ったそうだ。
そしてその次の日伯父は亡くなったそうだ。

本当にいいご夫婦だったんだなと改めて思う。
本当に素敵だ。
この二人のようになれたらと思う。
素晴らしいお手本だ。

伯母の家を後にするとハルちゃんが

「ずっと手をつないどったなんてすごいなぁ。それが自然に出来るとは。茂&綿には考えられへん」

「そやな」

「ええ話やったな」

「帰ったら数くんに話てあげようや」

「あんな夫婦が目標やな」

伯父さん、最後までステキな夫婦の在り方を見せてくれてありがとう。
伯父さんたちのようにかつおさんと仲良く年を取れるよう頑張っていきたいと思います。
手をつないで歩くのは無理だけど。
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