かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

2025年01月

そして夜8時ごろ、秀夫さん(茂造さんの弟)の奥さんのひろ子さんから電話がかかってきた。
お正月に茂&綿を家に連れて帰ってくるのか?連れて帰るならいつか?との問い合わせだった。
かつおさんは「1日に二人を連れて帰る予定だったんですけど、ばあさんは同じフロアでコロナの感染者が出たので連れて帰るのは止めたんです。じいさんだけ連れて帰ってくる予定です」と伝えた。
するとひろ子さんは「姉さんが戻らんのやったらお正月に伺うのは止めとくわ」と言ったそうだ。
そりゃそうだろう。
ひろ子さんは8月に茂造さんに会っている。
かなりボケていてひろ子さんの事も全然分かっていなかったし、ほかの人のこともほとんど忘れているのを実際に見た。
妹の梅ちゃんの事だって分からず「あんた誰かな?」を連発していたのを目の当たりにしている。
なので茂造さんにわざわざ会いに来ようとは思えないだろう。
綿子さんとは同じ嫁の立場だし、昔から「姉さん」と慕っていたので久しぶりに会いたかったのだろう。
8月は綿子さんは骨折してあまり動けなかったから帰宅できず会えなかったから。
こうやって会いたいと連絡をくれるのは本当にありがたいことだ。
しかし今回も無理です。
なかなかタイミングが合わず残念だ。
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12月30日 月曜日

結局、昨日は面会に行かなかった。
綿子さんには二重マスク&ゴム手袋をして5分のみという制限下では会えるのだが、そこまでして会いたいと思わない。
むしろもしものことを考えると会いたくない。
なので茂造さんのところだけ行こうかと思ったのだが、かつおさんが今日いぶきの森に用事があると言うので昨日はパスすることにした。
用事と言うのは書類にサインをしなくてはならいということで事務員さんがいる時に行かなくてはならないのだ。

かつおさんは午前中にいぶきの森へ出かけて行った。
事務所の前で書類に目を通しているとちょうど草野マネージャーが通りかかったそうだ。
そして「面会していきませんか」と声をかけられたそうだ。
かつおさんは「いえ、結構です」と断ったそうだ。
今、会ったら正月に連れて帰ってくれないのかと責められそうで面倒だ。
お互い嫌な気分になりそうなので会わない方がいいだろう。

事務手続きが終わり茂造さんのところへ寄り、おやつを食べさせてから戻ってきたそうだ。
2階は平常通り、部屋まで入れたそうだ。
やはり制限がかかっているのは4階だけだった。

4階でコロナの感染者が出たと聞いたときは軽くパニックだったが落ち着いて考えるとラッキーかも。
お正月は茂造さんの相手をするだけですむ。
このお正月は案外楽に過ごせるかも。
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12月29日 日曜日

このところ二人の面会は土曜日に行っていたのだが昨日は色々用事があったのでパスし、今日行くことにした。

午前中は家の掃除(やっぱり年末だものね)をし、午後から行こうと思っていたらいぶきの森から電話がかかってきた。
綿子さんの担当マネージャーの草野さんからだ。
4階でコロナの感染者が出たそうだ。
それで面会は制限されることになったそうだ。
面会するなら1階ロビーで5分のみ。
二重マスク&ゴム手袋が必須だそうだ。
4階には立ち入り禁止とのこと。
けれど外出はOKなんだそうだ。
なんじゃそれ?
ひょっとすると感染しているかもしれないのに?
まだ発症していないだけかも知れないじゃないか。
4階のフロアでは入浴も中止して大勢が集まるのを避けているのに何で外出や外泊はOKなんだ?
それって年末年始、スタッフが少しでも休みたくて出来るだけ入居者を減らしたいって事なのでは?
もし外出中に発症したら自宅で見ろってことになるのだろう。
そんなこと無理だ。

電話を受けたかつおさんはそこまで考えてなかったそうだ。
予定通り明日綿子さんを迎えに行ってかっちゃんちに連れて行く気でいる。

「もし綿子さんが感染しとったらどうするん?それに正月も連れて帰ってもしもの時はどうするん?茂造さんもゆうくんにもうつったら困るやん」

「そやのお。やっぱり明日は連れ出すんはやめるわ。正月もやめとくわ」

綿子さんには悪いがもしもを考えるとその方がいいだろう。

その後かつおさんはいぶきの森に連絡を入れ、明日や正月の予定を変更する旨を伝えた。
かっちゃんにも事情を話し明日はキャンセルでと連絡した。

綿子さんは楽しみにしていただろうからとっても残念がるだろう。
けどこればっかりはしょうがない。
我慢してくださいね。
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昨日の続き

夜8時過ぎ、梅ちゃん(茂造さんの妹)ちから電話がかかってきた。
耳の悪い梅ちゃんに代わって旦那さんの松男さんからだ。
年末年始に茂造さんを家に連れて戻るのか?との問い合わせだった。
かつおさんが1日に連れて戻る予定だと伝えると
「1日か~。1日はちょっと無理やなぁ~」と言ったそうだ。
他に予定が入っているそうだ。
残念。

茂造さんはボケがかなり進んでいて、梅ちゃんのことも話には出るが実際会っても梅ちゃんだと分からない。
「あんた誰かなぁ?」とわたし達に会った時と同じ反応だ。
なのでこちらから「1日に連れて戻るので会いに来てやって」と声をかけづらい。
今回は残念ながら予定が合わなかったが、向こうから聞いてくれるとやっぱり嬉しい。
ほんとありがたい。
次回また会えるといいね。
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あと、かつおさんが30日に綿子さんを連れ出すそうだ。
以前から会うたびに「正月に家に帰ったら姉さんの仏壇を参りに行きたいんや」と言っていた。

今、米さんの位牌はかっちゃんちにあるそうだ。
米さんの家は今空き家で誰もいない。
そこに置いておくのも可哀そうだからということらしい。
まあそうなるよね。
なのでお参りに行くとしたらかっちゃんちなのだが元旦早々訪問するのも憚られる。
それで30日に綿子さんだけ外出させて連れて行くことにしたそうだ。
かっちゃんにもアポをとったそうだ。
そしてお参りをした後、JAに連れて行くそうだ。
そこで定期を解約して普通預金に入れる目論見なのだ。

半月くらい前、いつものようにハルちゃんとゆうくんと一緒に面会した時のこと、綿子さんがこれまたいつものように「私の年金からこの子に何か買うてやって」と言った。
このセリフ毎回言うのだが、この日はそれに続いて「まだ年金残っとるやろが。ところでかつお、ここの支払いはどのくらいいるんや?」と言った。
かつおさんがどう答えようか?というような目でわたしを見る。

「毎月だいたい10万やな」

すると綿子さんは顔色が変わった。

綿「えっ!10万!そしたら私の年金では足りんやないか!」

綿子さんボケてもお金に関することは割と覚えている。
自分の年金が9万だということは覚えていたのだ。

綿「そんなにいるんか⁉」

いやいや、かなり安い方やで。

「じいさんの年金から補填するから大丈夫や」

綿「けどそんなにいるんやったら家に帰ろうか」

おいおい、何を言い出すんだ。

「何を言うとんや。家で居っても同じくらいいるやろが。ここやったらエアコンがきいて暑くも寒くもないし、風呂も入れてくれるし、食べる事も心配せんでええやろが。10万で全部してくれるんやで、ありがたいもんや」

綿「けど...10万...」

10万という額にかなりショックを受けたようだった。
毎回「私の年金からこの子に何か買うてやって」と言うけど綿子さんの年金は残ってませんから。
茂造さんが生きていて茂造さんの年金があるから何とかなってるんだからね。
「私の年金」はありませんから!

とまあこんなことがあったのだが、次の週にはすっかり忘れたのか、またも「私の年金からこの子に何か買うてやって」と言うのだった。
おいおい。

しかし少しは頭の片隅に残っているだろう。
なので「少しづつ貯金を崩していってるから定期では困るんや」と言って普通口座に移す作戦なのだ。
定期の解約は本人を連れて行くのが一番手っ取り早い。
うまくいきますように。
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