かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

2025年02月

術後、安静にして時間が過ぎるのを待つ間、わたしは母の病室と父がいる待合いを行ったり来たりした。
何て面倒くさいんだ。
父のことは放っておけばいいと思うかもしれないが、耳が遠いし、スマホも使いこなせなくなって持たなくなっているので長時間一人で放っておくのはやはり心配だ。
なので時々父の様子をうかがいに行った。

病室では母とまたいろんな話をした。
普段はなかなかゆっくり話すこともないからいい機会なのだ。
けど話せば話すほど母の老いを感じるのであまり話したくないという気持ちもあるのだが。

母は白内障の手術をして良く見えるようになったそうだ。
と言ってもまだ片眼だけだがそれでもよく見えるようになったそうだ。
そして今まで見えていなかったものが見えて驚いたんだそうだ。
先ず初めにあまりにも家が汚いことに気づいてびっくりしたそうだ。
これはわたしも前々から感じていた。
だんだん家が汚くなり、特にトイレや洗面所などの水回りの汚れが目立つようになっていた。
年を取って掃除が面倒になったからかと思っていたのだが、ただ単に見えてなかっただけのようだ。
白内障だとそんなに見えないものなのか?
よくそんな目の状態で生活できるものだ。
数年前までは車の運転だってしてたんだから。
恐ろしい。

そして母は家が汚い事より自分の顔が汚いことに驚いたそうだ。

「シミだらけになっとんやが~。」

えっ?そこ?

「こんなんなっとるとは知らんかったわ~」

手鏡で見たら見えるんじゃないの?
さすがに経験がないのでよく分からないが。

「どうしたらええやろか?」

どうしたらって、もうええんちゃうん。
80過ぎのおばあさんの顔がシミだらけでも誰も気にせんと思うわ。

「そんなに気になるんやったらコマーシャルでよう見るケシミンクリームでも塗ってみたら?」

「そやなぁ」

「それより歯の治療しなよ!」

実は母は前歯が欠けている。

「そっちの方が気になるわ。そっちの方がはずかしいと思うわ」

「マスクしとったら分からんやん」

それは顔のシミも同じでは?

「それに歯を直すのはようけいるやろうし、歯医者は好きでないんや」

「保険がきく範囲で直したらええやん。歯がないよりええやろ」

「そやなぁ。そしたらここの通院が終わったら歯医者に行こうか~」

「そうしな」

やっぱり長く話をすると疲れるのだった…。
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白内障の手術の同行も2回目なので、慣れたものだ。
だいたい流れは分かっている。

奥の病棟の待合いで母が看護師さんからの説明や検査を受けるのを見ていた。
今回、手術を受けるのは1番目だそうだ。
なので1時半から手術を開始し、終わるのが10分から15分後。
そこから1時間、病室で休んでから帰宅となるので2時50分ごろには帰ることができますよと看護師さんから説明があった。
やったー!
今日は早く帰れそうだ。
ありがたい。

一通り検査等が終わり、病室へ移動することになった。
2回目だからか病室には一人しか入れないことなどは説明がなかった。
けど前回と変わりはないだろう。
父にはここで待つように伝え、母と病室に向かった。

病室は前回と同じ部屋だった。
けど前回と違ってる点があった。
この部屋、ベッドが二つある相部屋なんだけど、前回はそこを一人で使っていた。
しかし今回は相方がいるようだ。
部屋の入り口に名前が掲示されていた。
という事は前回の様には過ごせないな。
仕方ない。

しばらくすると母よりもずっと高齢だろうと思われるおばあさんがやって来た。
このおばあさんも手術は2回目の様で、なんと付き添いはいなかった。
家族の方にここまで送ってはもらったが、帰らせたそうだ。
「居っても特に用ないし」だそうだ。
看護師さんがびっくりしていた。
なのでわたしは父と待合いで過ごすことにした。

1時半の少し前、看護師さんに連れられて母が手術室へ入って行った。
で、無事に手術が終わり、予定通り15分後には病室に戻った。
入れ替わるように隣のおばあさんが部屋を出て行った。
上手く考えて部屋割をしているようだ。

さあ、あと1時間。
がんばろう。
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1月29日 水曜日

今日は実家の母の二度目の白内障の手術日。
前回同様、11時過ぎに実家へ向かった。

「こんにちは!さあ、行くんな?用意出来とる?」

「用意出来とるで。今日は頼むわな」

「OK。そしたら行こうか」

すると父が立ちあがりジャンバーを羽織った。
えっ?まさか!
今回も父は一緒に行くそうだ。
前回、用もなくただ一人待合室で座っているだけだったのに、懲りてないのか?
暇で退屈だっただろうし、ずっと長椅子に座っていたので疲れただろう。
なのに今回も同行する気まんまんだ。
こっそり母に「お父さんも行くん?」と聞いた。
すると「そうやがな。用もないし、家で居ったらええでって言うたんやけど、一緒に行くって言うんや。無理に居れとも言えんし」と返ってきた。
いや~そこは上手い事言うて家に居るようにもっていってよ。
とりあえず父に話しかけた。

「お父さん、行っても用ないし、ずっと座っとくのもしんどいやろ。家で待っとったらええで」

父「いや、かまん。行くわ」

マジかー!!
こっちがしんどいんやってば!!
けど、それはさすがに言えず…。
結局3人で病院へ向かったのだった。
ま、前回はゆうくんもいたからもっと大変だったっけ。
子守りがない分マシか。
けどジジババのお守りもけっこう大変なのよねぇ。

※1回目の手術の時の話はこちら


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1月28日 火曜日

仕事の帰り、かかりつけのクリニックに寄った。
薬をもらうためだ。

診察室に入ると先生に真っ先に「どう?✕✕病院行ってるの?」と尋ねられた。

「いえ、先生、前回✕✕病院へMRIを取りに行った帰りにここへ来て、あそこの先生にキレイに映ってないねって言われたってお伝えしたじゃないですか。で、3か月後に超音波検査するから来てって言われたんで、あれからまだ1回も行ってないです」




先生「ああ、そうだったね」

「なのでまだ病名が確定して無くって、ずーーっとモヤモヤが続いてるんです」

先生「えっ?肝血管腫だよ」

「えっ?」

先生「たしか✕✕病院の先生からの返事に肝血管腫って書いてあったと思うんだけど。ちょっと待ってね」

先生はパソコンを操作して✕✕病院の先生から届いた手紙のPDFを見せてくれた。

先生「ほら、ここに肝血管腫って書いてあるでしょ」

「ほんとに!でもあの先生、わたしにはキレイに映ってないから分からないねって言ったんですよ。血管腫ですとは言わなかったのに!」

先生「あはは~。けど返事に肝血管腫って書いてあるから間違いないでしょ」

「ならそう言ってくれればいいのに。ずーーっとモヤモヤしてたんですからー!!」

ホント勘弁してよ!!
この1ヶ月ずーっと心の隅に引っ掛かっていたんだから。
それにしてもやっぱりあのMRIは無駄な出費だったのね。
なんだか腹が立ってきた。
けど何はともあれ悪いものでなくて本当に良かった。

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綿子さんの家を出て車に乗り込むまでには納屋を通り抜けるのだが、その時に言った一言がこれだ。

綿「かつお、納屋の扉はちゃんと閉めといてくれよ!」

ゲッ!
まだ言うか!!
どれだけ閉めることにこだわってんねん!
うんざりする。

そして綿子さんが出て行ったあと翔ちゃんはグチっていた。

「ばあさんに「翔ちゃんやと思わんかったわ~。ハルちゃんの旦那かと思たわ~」って10回以上言われたで!何回言うんや!で、何が言いたいんや。それ言うて誰が得するん?」

本当にくどいぐらいそのセリフを繰り返していた。
それを聞かされて翔ちゃんは気分がいいわけないじゃないか。
何度も聞かされるとますます気分が悪くなる。
何のためにそれ言うの?
意味が分からない。
これもボケから来ることなのか?

そしてかつおさんから聞いたのだが、朝、綿子さんを迎えに行き、車に乗せ、走り出した途端、綿子さんが買い物に連れて行けと言い出したそうだ。

「買い物?何を買うんや?夕方には施設に戻るのに買うてもしょうがないやろが」

綿「飴を買うんや」

「アホか!それはイカンっていつも言うとるやろが!」

綿「皆持っとるが」

「それはイカンことなんや!言う事きかんで追い出されたらどうするんや!」

いきなりバトルとなったそうだ。
ほんとに全然理解していない。
疲れるったらありゃしない。
次回の外出は当分先だな。
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