かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

2025年03月

上手く事が運び達成感を感じながら4階へ向かった。
みんなは綿子さんの部屋にいた。
おやつは食べ終わったようで談笑していた。

ここでもチーズタルトはポロポロ崩れて大変だったそうだ。
やはり二度と持って行くまい。
あとで聞いた話によると今日もまた「これ置いといて明日食べるわ」「それはイカン!!」という小競り合いがあったそうだ。
もうルーティンになっている。

かつおさんに茂造さんの牛乳の件の交渉が上手くいったことを伝えると喜んだ。
「さすがよっちゃん!」
本当はかつおさんにやってもらいたいところだが褒められて悪い気はしない。

茂造さんの話をしていたら綿子さんが「今からじいさんのとこに行くんか?」と聞いてきた。

「いや、今日は先にじいさんのとこに行ったんや」

綿「じいさん元気な?」

おや?少しは茂造さんのこと気になるようになったのか?

「おう、元気や。会いたいんか?」

綿「いや、会いとうない!」

すかさず言った。
少しは気になるけど会うのはゴメンという事かな?
まだまだ拒否感が強いようだ。

そして綿子さんが翔ちゃんに言った。

綿「翔ちゃんはええ人おらんのか?」

「うわ!またや!」

わたしもかつおさんも爆笑だ。
今日これで3発目だ。
やはり今日は翔ちゃん厄日のようだ。
お気の毒さま。
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訪問するたび茂造さんに牛乳を飲ませるミッションは無事回避できた。
となるともう一つ聞きたいことが。
牛乳じゃないとダメなのか?という事だ。
毎日牛乳だと飽きるんじゃないだろうか。
かつおさんが言うには常温保存できるタイプの牛乳はあまり美味しくないそうだ。
それに今はまだいいが、夏になっても冷えてないぬるい牛乳を飲むのは厳しいのでは?
そこで牛乳以外にも甘酒とかなら便秘にもきくし甘みがあるので茂造さんが喜んで飲むんじゃないかなと思う。
なので黒田さんに聞いてみた。
黒田さんの回答は

黒田「そうねえ。できれば乳飲料が良いかと思うんだけどとにかく飲んでくれることが一番だから。以前は毎朝200㏄の牛乳が出てたんだけどヤクルトに替わってとにかく水分量が少なくなってね。とにかく200は飲んで欲しいのよね」

「そしたら色々混ぜて持ってきましょうか」

黒田「そうやね。そうしてもらえますか」

「分かりました。ではまた持ってきますね。よろしくお願いします」

これで茂造さんの便秘が解消されて少しでも腹ペコが解消されるといいなと思う。
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かつおさんと翔ちゃんには先に綿子さんのところへ向かってもらい、わたしは詰め所へ声をかけた。

「いつもお世話になります。さっき茂造さんに牛乳200㏄を飲ませましたので。」

大井「ありがとうございます。ムリ言ってすみませんねぇ。助かります」

大井さんは忙しそうで奥へ引っ込んでしまった。
そこで黒田さんに聞いてみた。

「ところでここに訪問するたびに牛乳を飲ませて欲しいと聞いたんですが、週末はこうやって面会時に飲ませることは出来るんですけど、平日の洗濯物を取りに来た時はちょっと難しいんじゃないかと思うんです。ここに来るのは仕事の帰りで、たいてい食事時なんです。他の人達がいる所で茂造さんにだけ牛乳を飲ませても大丈夫なんですかねぇ?」

黒田「それはちょっと難しいわねぇ。2階は目ざとくって文句言うおばあさんがたくさんいるから~。「あの人だけ違う物食べよる!」って言う人が必ずおると思うわ~」

「そうでしょう~。かといって食事中の茂造さんを部屋に連れて行くのも無理でしょうし、食後になったら200㏄も一度に飲めるやろか?」

黒田「そうやねぇ」

「とりあえず牛乳は買ってきて茂造さんのタンスに入れておいたんです。毎回ここに来る前に買い物に寄るのは面倒なんで」

黒田「えっ?タンスに?部屋結構暑いけど大丈夫かな?」

「常温保存できるやつを買ってきたので」

黒田「あ、ロングライフね。けどタンスに入れてたら茂造さんが勝手に飲むんじゃない?」

「それは大丈夫かなと思って。タンスは反対方向を向いてるし、一番下の引き出しに入れたから触ることはないと思うんです」

黒田「それなら大丈夫かな?けどそれならこちらで預かりましょうか?そうしたら毎日スタッフが様子を見て飲ませられるし」

「えっ!いいんですか?そうしてくれると助かります。それなら毎日飲ませられるし、便の調子を見て緩い時は止めたりも出来るでしょうから」

黒田「うん、それがいいわ。そうしましょう。そしたら牛乳取ってこなくっちゃ。〇〇くん、茂造さんの部屋のタンスの中に牛乳があるそうだから取ってきてくれる?」

スタッフのお兄さんが取りに行ってくれた。
やったぜ!!
これで毎回訪問時に牛乳を飲ませるミッションは回避できた。
ホッ。
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そして今日、面会に出かける前に施設に電話をかけたのだ。
幸い大井さんがいたので大井さんと話をした。
わたしはかつおさんが電話をしているのを横で聞いていた。

「牛乳の件なんですけど、そちらに冷蔵庫が無いから僕たちがそちらに行く時に牛乳を持参して飲ませるってことなんですかね?」

「それだと多くて週3回だけなんですけど毎日飲ませた方がいいんじゃないですか?」

「そうですか。分かりました」

先方の声が聞こえないのでよく分からないがどうもうまくいかなかったようだ。
電話を切ったかつおさんが

「やっぱり冷蔵庫は無いって。それで訪問した時に飲ませるだけでええって言われたわ。毎日飲ませたら返って便が緩くなり過ぎるかも知れんからって。3回で大丈夫だと思いますって」

「けど洗濯物取りに行った時に飲ませるのはめっちゃめんどくさいで。どうするん?」

「そやなぁ」

もっとしっかり交渉しろよ!
毎回かつおさんが洗濯物を取りに行って飲ませてくれるならいいが、出張中はわたしにその役が回ってくるじゃないか。
勘弁してくれー!!

機会があったらわたしからも、もう一度掛け合ってみよう。
けれどとりあえずは言われた通りするしかない。
洗濯物を取りに行く時にいちいち牛乳を買っていくのは面倒だ。
その分時間を取られて家に戻るのが遅くなる。
なのでやっぱり常温保存できる牛乳を買って行って茂造さんのタンスに置いておこうと考えた。
そこで面会の前に近くのスーパーへ寄って6本ほど購入したのだった。
それと一緒にあのチーズタルトとその時に飲ませる用の冷蔵の牛乳も買ったのだった。

ついでに家にあった100均のかごを持参した。
これに入れてタンスの一番下の引き出しに入れておいた。
とりあえず出来ることはやった。
あとはもう一度交渉だな。
そう思っていたところちょうど大井さんと黒田さんがいたのだ。
これはチャンス!
さっそく交渉してみよう。

続く
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午後9時過ぎかつおさんが帰って来た。
さっそくLINEの件を詳しく聞いた。

「牛乳を届けないかんのやろ。冷蔵でも常温でもええって事やったけど、詰め所に冷蔵庫があるんかな?やったら200㏄でなくて1リットルを持って行った方が安くあがるやけどな」

「いや、たぶん冷蔵庫は無いと思うわ」

「は?」

「なんかわしらが施設に行く時に牛乳を持って行って飲ませて欲しいってことみたいや。なんか以前は毎朝、牛乳が出よったんやって。けど業者の都合でヤクルトに替わったんやって。それから便秘するようになったんやと。だから牛乳を飲ませようってことらしいわ」

「それなら週1回でええの?」

「いや、洗濯物を取りに平日もたいてい2回行くやんか。だから週3回やな」

「そんなんで大丈夫?」

「いや、大井さんがそう言うんや」

「けどさぁ洗濯物を取りに行った時に飲ませるんって難しくない?たいてい食事中やん。他の人が居るところで茂造さんにだけ牛乳飲ませてええん?かといって部屋へ連れて行って飲ませるんや無理やで。食事中やのに部屋へ行こうったって動く訳ないし、食べ終わるのを待つのは御免やで。しかも食後に200㏄飲みきれるやろか?」

「そうやなぁ」

「常温保存できる牛乳をある程度買っていって置いとくからスタッフさんに飲ませてもらえんの?それなら毎日飲めるし」

「いや、わしも初めは牛乳を買い込んで持って行って預けたらええんやと思うて冷蔵庫があるのか気になって冷蔵か常温か聞いたんや。そしたら大井さんは常温保存できる牛乳がある事を知らんみたいやったわ。「そんなのがあるんですか?」って言うとったから」

という事は詰め所に冷蔵庫は無くて、要冷蔵の牛乳を預かることは出来ないから来るたびに飲ませてと言っているのでは?
そんな気がした。

「大井さん、常温保存できる牛乳がある事を知らんから、来るたびに飲ませてって言うただけと違う?常温保存できる牛乳なら冷蔵庫に入れんでもええし日持ちするからそれを買って預けといてスタッフさんに適当な時間に飲ませてもらうのがええんと違う?それで交渉してみてよ」

「そやなあ」

「とにかく洗濯物を取りに行った時に飲ませるのは無理やで」

明日にでも大井さんに連絡して交渉することで話がまとまった。
頼むでかつおさん!
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