かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

2025年07月

ほんと180度変わった綿子さんにビックリしたのだが、そろそろ茂造さんのところへ行かなくては。
かなり長居してしまった。

「ほな、そろそろ」

綿「ところでかつおは出張な?」

「いやいや、さっき田植えに行っとるって言うたやん」

綿「ああ、そうやったな」

やはり短期記憶は弱っているなと感じたのだった。

綿「今からじいさんのとこに行くん?」

「そうやで」

綿「じいさんは元気なん?」

あら?少しは気になるのか?

「元気やで」

綿「私がここに居ることは知らんのやろ?」

「知らんで」

綿「それなら良かった」

まだそんな心配してるんかい!
リハビリ室で会うても綿子さんやって気付かれんかったやろ。
若返らんと綿子さんとは認識されないと思うよ。
だから絶対大丈夫!
そんな心配は無用です!
ブログアイコン

↓ポチッと押して頂けると嬉しいな(*^ω^*)
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村


そして同室のおばあさんも戻ってきた。
部屋に入りお家の人と話をしていた。
わたし達もそろそろ部屋に戻ろう。
ぞろぞろと部屋に入ると、お家の人が綿子さんに向かってさっきわたしに言ったことと同じことを言った。
「一緒の部屋になれてよかったです」って。
すると綿子さん、とびっきりの笑顔で

綿「私もまた一緒になれてよかったわ~」

と言うではないか!
はぁ?

綿「この人とは食事するときも席が隣なんや~」

なに?なに?
仲がいいアピールか?
ついさっき「全然話せん」って言うとったやん。
180度話が違うやん!
マジでどっちが本心?
オオカミ少年ばあさん綿子出現!
ハルちゃんも私もあんぐり。
開いた口がふさがらない。
ブログアイコン


↓ポチッと押して頂けると嬉しいな(*^ω^*)
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村



また廊下に戻り景色を眺めながら雑談をしていると、入浴を終えた4階の入居者さん達が続々と戻ってきた。
そして一人のおばあさんが近寄ってきた。
ゆうくんが気になって仕方ないようだ。
何も喋らないがゆうくんの前で手を振ったり、手を叩いて音を出したりして気を引く。
ニコニコしてとても嬉しそうだ。
ふと靴に名前が書いてあるのを見つけた。
よく見ると知っている名前だった。
以前綿子さんと同室だった方で、かなり痴呆が進んでいた人だ。
綿子さんのタンスを勝手に触るので困ったっけ。
今、この人は二人部屋を一人で使っている。
苦肉の策なのだろう。

あぁ、あの人か~。
だいぶきてたよな~。
けれどゆうくんを構っている今はしっかりして見えた。
やはり小さい子どもは特効薬なのね。
ブログアイコン


↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村



今度の部屋はとても眺めがいい。
施設の西側は家が立ち並んでいて眺めても面白くないが、東側は田んぼが広がっていて遠くまで良く見通せる。
綿子さんは窓側のベッドになり、すぐ景色が見られるので大満足のようだ。

綿「あそこの木が茂っとるとこは神社かのぉ?」

「そうや。〇〇神社や」

ハルちゃんがグーグルマップを見ながら答えた。

綿「小学校はどれやろか?」

「小学校?え~とあっちやなぁ。南側やからここからは見えにくいなぁ。廊下の窓から見た方がよう見えると思うわ」

そこで廊下に出た。
ベンチに腰掛け景色を眺めたり、ゆうくんと触れあったりしてゆったり過ごした。

暫くそうしていると綿子さんと同室の人のお家の方がやってきた。
着替えを届けに来たようだ。
わたしもゆうくんの飲み物を取ろうと部屋に入ったら話しかけられた。

家の人「また綿子さんと一緒になれて母も喜んでるんです」

えっ?そうなの?
まさかの発言に驚いた。

家の人「以前も一緒の部屋だったでしょ。で、綿子さんが部屋を変わられてからも次々人が入っては出ていって、しばらく一人だけの時もあったりしたんです。けどあまり話が出来る方がいなくって。また綿子さんと一緒になれてホント良かったです」

「そうなんですね。よろしくお願いします」

わたしの頭の中はでいっぱいになった。
綿子さんは話が出来る相手だってこと?
けど綿子さんは隣の人とは話せんって言うてたし。
一体どういう事?
ブログアイコン


↓ポチッと押して頂けると嬉しいな(*^ω^*)
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村


今日持って行った花はルドベキア。
もちろんこれも庭に咲いていたのを摘んできた。
鮮やかな黄色が夏ぽくっていいよね。
綿子さんもいつも通り「キレイや~」と喜んだ。

で、おやつはビワとスモモを用意した。
洗ってタッパーに2個ずつ入れて持って行った。
それを見てすかさず「1個ずつ置いとく」と言い出す綿子さん。
それはダメです!
で、渋々食べ始めるといういつものルーティンをこなす(笑)

ビワは上手に剥いて食べたのだが、スモモは大惨事となった。
ボタボタと汁をこぼし、せっかくお風呂から上がって着替えたばかりの服の胸元が真っ赤っかに染まった。
ギャーマジかー!
実は今回、茂造さんは上手く食べられないだろうと予想して他のおやつを用意してきた。
けど綿子さんは大丈夫だろうと思って持って来たのだが、失敗だった。
やはり少しずつ衰えているのね。

しかし悪知恵は衰えない。
今回も綿子さんは人の目を盗んでスモモを1個ポケットに入れた。
そんな一瞬で食べられる訳ないやん!
見てなかったけどすぐ気付いた。

「アカンで。今、ポケットに入れたやろ」

綿「あら、見とったんな」

バツが悪そうにポケットからスモモを出した。

綿「晩に食べたいんや」

「ほな持って帰るわ」

綿「いや、いや、今食べるわ!」

慌てる綿子さん。
いい加減にしてほしい。
そしてやっと食べたのだが、またも胸元に赤い汁が大量にかかることとなった。

こんな状態なのに夜にこっそり食べる事なんでできる訳ないやん!
それに皮や種の処分はどうするつもり?
どうせ何も考えて無いんやろ!
まったく‼

ようやくスモモを食べ終わったので服を着替えさせて真っ赤に染まった服は回収した。
家に戻ったら急いで染み抜きしないと。
あと一応おせんべいも用意していた。
果物だけだと満腹感が薄いかと思ってのことだったのだが、疲れたので出すのをやめた。
綿子さん、自分で自分の首を絞めているんだよ。
気づいてる?
ブログアイコン

↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村


↑このページのトップヘ