かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

2026年03月

昨日の続き

次に茂造さんのところへ。
今日もデイルームに居たので部屋へ連れて行く。
いつものように即行でおやつを食べ終わると「もうわし寝るわ」とベッドに寝転んだ。
ホント茂造さんの面会は速くていい。

着替えをタンスに片付けているとゆうくんのアルバムが置いてあった。
先日、ベッドの柵にカゴを取り付け、そこに入れておいたのだが、またタンスに置いてある。
ここに置いてるという事はアルバムは見てないのだろう。
茂造さんはタンスを触ることはまずない。
なのでスタッフがここに置いたのだろう。
ここに置いたら最後、茂造さんが見ることは無いと思う。

「茂造さん、ゆうくんのアルバム見てくれよる?」

尋ねてみたが、聞いちゃあいないので返事は無い。
きっと見てないと思う。
やはり持って来るのが遅かったようだ。

「たまには見てやってな。ここに入れとくから」

とアルバムを枕元のカゴに戻した。
ま、面会に行くたびに「写真見てね」と根気よく声掛けしよう。
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昨日の続き

今日は綿子さんが家に帰りたいとかスーパーに行ってお菓子を買って皆にくばりたいとか言い出したので驚いた。
だんだん、あれしたい、これしたいと欲が出てきたようだ。
元気になってきた証拠だと思う。
快世病院を退院した頃はボーっとして覇気がなく欲も無かった。
どうなることかと心配したが大分復活してきたようだ。
これって喜ばしい事なんだけど反面恐怖も感じる。
今日みたいなやり取りが復活するのかと思うと憂鬱な気分になる。
かつおさんはまともに受け取ってすぐカッカカッカするし、血圧が上がるだろう。

実は当分家に連れて帰ってあげられないので、そのかわりにいぶきの森の近くの喫茶店にコーヒーを飲みに連れて行こうかと計画していた。
車いすを押して徒歩で行ける場所に1軒だけ喫茶店がある。
一度も行ったことがない店なので、車いすでも大丈夫か一度下見に行こうと計画していたところだ。
車への乗り降りも問題なく出来るようになれば気晴らしにスーパーに連れて行くのもいいかもとは考えていた。
が、今日のやり取りでしばらくいいやという気になってしまった。
もっとスルー力を身につけなければ…。
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昨日の続き

綿子さんはどうしても家に帰りたいのかしばらく粘っていたが、かつおさんがけんもほろろに断るのでようやく諦めた。
が、次に

綿「スーパーに連れて行って欲しいんや」

と言い出した。

綿「ここで居ったらみんなが飴やらお菓子やらくれるんや。私も・・・」

「それはできん!」

かつおさんは綿子さんの話を遮った。

「それはいかんの!食べもんを置いとくのもいかんし、他人にやったらいかんのや」

綿「飴かなんか買うて来て皆に配りたいんや」

「そんなん以ての外や。そういうことは禁止されとんや。貰うばっかりが気になるんやったら貰わんかったらええが」

「イカンことは分かっとるからみんなこっそり食べよるやろ?それで喉に詰めたりしたら危ないやろ」

「アホなことばっかり言うのやめろ」

綿「はぁ」

大きなため息をついた後黙り込んだ。
だから出来ることと出来ないことがありますってば!
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大井さんと別れ綿子さんのいる4階へ。
いつもの日向ぼっこスペースで面会だ。
ゆうくんも一緒なので嬉しそうだ。
そしてまたもわたしに本のお礼を言った。
よっぽど嬉しかったのね。

おやつを食べながら歓談していたら

綿「かつお、一度家に戻りたいんや」

「それはムリや」

綿「一晩くらい家で寝たいのぉ」

そんな事無理だ。
以前の綿子さんならまだなんとかなっただろうけど、今の現状では無理だ。
それこそ以前同じこと言った時に、望みをかなえてあげようと正月にかつおさんと典さんで一泊させる計画を立てて動いていたのに、転んで骨折してパアにしてしまったのは綿子さんじゃないか。
今の車いす&オムツの状態で一泊なんてできる訳がない。
あの段差だらけの家に連れて帰ることも不可能だと思っている。
まずは歩けるようにならないと。

「歩けるようにならんと無理や。どうやって動くんや」

「はよ歩けるようにリハビリ頑張って。歩けるようになったら帰れるからな」

これだけ言っても綿子さんはまだブツブツ言っていたが諦めてもらうしかない。
出来ることと出来ないことがありますから。
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3月14日 土曜日

今日はゆうくんを連れて3人で茂&綿の面会へ。
受付で面会カードを書き、エレベーターの方へ移動していると看護師の大井さんに会った。
ちょうどいい。
聞きたいことがあったんだ。

「あの~綿子さんのことなんですけど、もう褥瘡は治ったんですか?」

実は先日、綿子さんの荷物を整理した。
荷物というのは12月に大腿骨を骨折して快世病院に入院していた時にいぶきの森から持ち帰った物と、快世病院を退院した時に持ち帰った荷物だ。
いぶきの森に戻った時、その中から今必要なものを選んで届けた後、残りを放置していたんだけど、いい加減片付けようと整理したのだ。
すると円座が出てきたのだった。
あら、コレ届けるのを忘れてたのね。
けど、いぶきの森に戻ってもう2か月以上経つのに、持って来てとは言われなかったよね。
という事は治ったのかしら?
横になっている時間が多かったから良くなったのかな?
それで今度大井さんに会ったら聞いてみようと思っていたのだ。

大井さんは「そうですね。痛いという事は無いようです。スタッフからもそんな報告は無いですね。今度、お風呂の時にでも見ておきますね」と言った。
本人が何も言わないので褥瘡の事は忘れていたのかな?と感じた。

「先日、片づけをしていたら円座が出て来まして、それでちょっと気になったんです。もし円座が必要なら持ってきますので、また言ってください」

大「わかりました」

治ってるといいんだけどな。
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