引き続き7月5日 のこと
郵便物はもう一つあった。
茂造さんの妹の花さんからだった。
花さんは関東在住なのでなかなか会う事はないが、年賀状やお中元、お歳暮のやり取りは続いていた。
が、つい先日、綿子さんちに電話がかかってきて「高齢になり買い物等も一人でなかなか行けなくなってきたので、お中元はお歳暮はやめさせてもらうわ」と言ったそうだ。
その時、茂造さんが入所していることなど近況を話したようで手紙が送られてきたということのようだ。
手紙には綿子さんに「兄のお世話をありがとう」という事と、かつおさんにもお礼が書かれていた。
そして「ほんの気持ちなので受け取って欲しい」とポチ袋が添えられていた。
中を確認すると一万円が入っていた。
花さんにも思う所があったのだろう。
けどこれじゃせっかくお中元等のやり取りをやめた意味がないじゃないか。
けれど綿子さんに渡さないわけにもいかない。
かつおさんが綿子さんに届けに行った。
そしてさっさと戻ってきた。
やっぱりかつおさんは気が利かない。
見守りカメラを見ると自分の部屋でなにやらノートを引っ張り出してきて、何かを探している様子の綿子さんの姿があった。
やっぱり思った通りだ。
きっと花さんちの電話番号を探しているのだ。
お礼の電話をかけたいのだろう。
綿子さんは住所録の様なものをたくさん持っている。
どれにも花さんなど親せきの電話番号は載っている。
が、それを見つけることが出来ないようだ。
好「かつおさん、綿子さんに花さんちの電話番号を教えてあげて。電話するんでなくて、直接行って教えてあげて!」
かつおさんがもう一度綿子さんちに行くと、まだ電話番号を探していたらしい。
番号を教えてあげると
「良かった~。お前が来てくれて」
と感謝されたそうだ。
そして
「紙に番号を書いておいてくれ」
と言うので、綿子さんが手に持っていたノートに書こうとすると、違う紙に書いてくれと言う。
結局花さんから届いた封筒の裏に大きく電話番後を書いたのだった。
か「あれ、またどこかいって失くすのに。ノートに書いてやるって言うてもこれに書けって言うんや」
そう思うならとりあえず両方に書けよ!
そして花さんに電話をかけたがつながらなかった。
「しばらくして、またかけろ」と言ってかつおさんは帰ろうとした。
が、直ぐ折り返しの電話がかかってきた。
かつおさんは立ち止まって聞いていた。
綿子さんはお礼を言い「米を送るわ」と言っていたそうだ。
またか!
その後、いろいろ近況を話したようで
「かつおに「おかんウロウロせんと、じっとしとけ!」ってよく怒られるんや」と言っていたそうだ。
綿子さんはかつおさんが家に帰ったと思っていて、聞いているとは思っていなかったようだ。
綿「可愛げには言わんのやけどな、まあ私を心配して言うとるんやろうとは思うとるんや」
思わず本音が聞こえてきた。
かつおさん、もう少し優しく話せば嫌われずに済みそうですよ。

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茂造さんの妹の花さんからだった。
花さんは関東在住なのでなかなか会う事はないが、年賀状やお中元、お歳暮のやり取りは続いていた。
が、つい先日、綿子さんちに電話がかかってきて「高齢になり買い物等も一人でなかなか行けなくなってきたので、お中元はお歳暮はやめさせてもらうわ」と言ったそうだ。
その時、茂造さんが入所していることなど近況を話したようで手紙が送られてきたということのようだ。
手紙には綿子さんに「兄のお世話をありがとう」という事と、かつおさんにもお礼が書かれていた。
そして「ほんの気持ちなので受け取って欲しい」とポチ袋が添えられていた。
中を確認すると一万円が入っていた。
花さんにも思う所があったのだろう。
けどこれじゃせっかくお中元等のやり取りをやめた意味がないじゃないか。
けれど綿子さんに渡さないわけにもいかない。
かつおさんが綿子さんに届けに行った。
そしてさっさと戻ってきた。
やっぱりかつおさんは気が利かない。
見守りカメラを見ると自分の部屋でなにやらノートを引っ張り出してきて、何かを探している様子の綿子さんの姿があった。
やっぱり思った通りだ。
きっと花さんちの電話番号を探しているのだ。
お礼の電話をかけたいのだろう。
綿子さんは住所録の様なものをたくさん持っている。
どれにも花さんなど親せきの電話番号は載っている。
が、それを見つけることが出来ないようだ。
好「かつおさん、綿子さんに花さんちの電話番号を教えてあげて。電話するんでなくて、直接行って教えてあげて!」
かつおさんがもう一度綿子さんちに行くと、まだ電話番号を探していたらしい。
番号を教えてあげると
「良かった~。お前が来てくれて」
と感謝されたそうだ。
そして
「紙に番号を書いておいてくれ」
と言うので、綿子さんが手に持っていたノートに書こうとすると、違う紙に書いてくれと言う。
結局花さんから届いた封筒の裏に大きく電話番後を書いたのだった。
か「あれ、またどこかいって失くすのに。ノートに書いてやるって言うてもこれに書けって言うんや」
そう思うならとりあえず両方に書けよ!
そして花さんに電話をかけたがつながらなかった。
「しばらくして、またかけろ」と言ってかつおさんは帰ろうとした。
が、直ぐ折り返しの電話がかかってきた。
かつおさんは立ち止まって聞いていた。
綿子さんはお礼を言い「米を送るわ」と言っていたそうだ。
またか!
その後、いろいろ近況を話したようで
「かつおに「おかんウロウロせんと、じっとしとけ!」ってよく怒られるんや」と言っていたそうだ。
綿子さんはかつおさんが家に帰ったと思っていて、聞いているとは思っていなかったようだ。
綿「可愛げには言わんのやけどな、まあ私を心配して言うとるんやろうとは思うとるんや」
思わず本音が聞こえてきた。
かつおさん、もう少し優しく話せば嫌われずに済みそうですよ。

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