7月8日 土曜日
夕方4時過ぎ、綿子さんがやって来た。
綿「ハルちゃんはまだ来んの?」
好「そやな。まだやな。今日、来るとは聞いたんやけど、いつ頃来るかまでは聞いて無いんや」
そうなのだ。
昨日かつおさんと綿子さんに食料品を届けに行った時、かつおさんが綿子さんにお金を渡した。
「もうお金が無いからおろしてきてくれ」と頼まれていたからだ。
なんでお金が無くなるのか分からない。
もう長い間、買い物には行っていない。
病院でも支払いはわたしかかつおさんがする。
お金を使うとすれば、近所のミニ産直で野菜を買う時ぐらいのはずだ。
使ってないのだからあるはずだし、使うこともないから要らないだろうと思うのだが、渡さないわけにもいかない。
なのでかつおさんは3万円だけ用意して渡していた。
すると
綿「翔ちゃんやハルちゃんは近いうちに来るんな?」
と言い出した。
好「さあ、翔ちゃんはしばらく来んのと違うかな。けどハルちゃんは明日野菜を取りに来るって連絡があったわ」
綿「そしたら少ないけど5千円やろうと思うんや」
好「来たらこっちにも顔出すように言うわ」
綿「そうしてくれるんな」
という訳で、今日ハルちゃんが来るのを首を長くして待っていたのだった。
そして待ちきれず様子を見に来たようだ。
そして1万円を差し出し
「ハルちゃんが来たら渡してやって」
と言いながらわたしに渡してきた。
昨日は5千円と言っていたのに1万円に増えている。
好「ハルちゃんが来たらそっちに行くように言うで」
綿「遅いかも知れんし」
好「そうな。そしたら預かっとくわな。ありがとうな」
すると次に2千円を差し出してきた。
綿「これでビール買うて来てくれんやろか。もうビールが無いんや」
好「えっ?昨日、買うてきたで。冷蔵庫に入れたやん。綿子さん、毎日1本飲むんや~って言うとったやん」
綿「えっ?そうやったんかな?」
好「冷蔵庫に入っとるはずやで。ように見てみて」
昨日の会話はすっかり忘れたようだ。
やれやれ。
そして5時過ぎハルちゃんが来たので、綿子さんから預かった1万円を渡し、一緒にお礼を言いに行った。
すると玄関に笹が飾ってあった。
七夕の笹飾りだ。
デイサービスで作ったのだろう。
色画用紙や折り紙で作った飾りと一緒に、願い事を書いた短冊が二つ吊るしてあった。
ひとつは『人生たのしく過ごせますように』と書いてあった。
そしてもうひとつには『孫達のしあわせをいのります』と書いてあった。
やはり綿子さんにとって孫が最大の宝物のようだ。

それを見てハルちゃんが
「私もこの間、短冊に願い事を書く機会があって書いたんやけど『お金が欲しい』とかむっちゃ俗物的なこと書いたわ。これ見たら自分が恥ずかしくなったわ」
と言った。
なんだか自分を顧みる、いい機会になったようだ。
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夕方4時過ぎ、綿子さんがやって来た。
綿「ハルちゃんはまだ来んの?」
好「そやな。まだやな。今日、来るとは聞いたんやけど、いつ頃来るかまでは聞いて無いんや」
そうなのだ。
昨日かつおさんと綿子さんに食料品を届けに行った時、かつおさんが綿子さんにお金を渡した。
「もうお金が無いからおろしてきてくれ」と頼まれていたからだ。
なんでお金が無くなるのか分からない。
もう長い間、買い物には行っていない。
病院でも支払いはわたしかかつおさんがする。
お金を使うとすれば、近所のミニ産直で野菜を買う時ぐらいのはずだ。
使ってないのだからあるはずだし、使うこともないから要らないだろうと思うのだが、渡さないわけにもいかない。
なのでかつおさんは3万円だけ用意して渡していた。
すると
綿「翔ちゃんやハルちゃんは近いうちに来るんな?」
と言い出した。
好「さあ、翔ちゃんはしばらく来んのと違うかな。けどハルちゃんは明日野菜を取りに来るって連絡があったわ」
綿「そしたら少ないけど5千円やろうと思うんや」
好「来たらこっちにも顔出すように言うわ」
綿「そうしてくれるんな」
という訳で、今日ハルちゃんが来るのを首を長くして待っていたのだった。
そして待ちきれず様子を見に来たようだ。
そして1万円を差し出し
「ハルちゃんが来たら渡してやって」
と言いながらわたしに渡してきた。
昨日は5千円と言っていたのに1万円に増えている。
好「ハルちゃんが来たらそっちに行くように言うで」
綿「遅いかも知れんし」
好「そうな。そしたら預かっとくわな。ありがとうな」
すると次に2千円を差し出してきた。
綿「これでビール買うて来てくれんやろか。もうビールが無いんや」
好「えっ?昨日、買うてきたで。冷蔵庫に入れたやん。綿子さん、毎日1本飲むんや~って言うとったやん」
綿「えっ?そうやったんかな?」
好「冷蔵庫に入っとるはずやで。ように見てみて」
昨日の会話はすっかり忘れたようだ。
やれやれ。
そして5時過ぎハルちゃんが来たので、綿子さんから預かった1万円を渡し、一緒にお礼を言いに行った。
すると玄関に笹が飾ってあった。
七夕の笹飾りだ。
デイサービスで作ったのだろう。
色画用紙や折り紙で作った飾りと一緒に、願い事を書いた短冊が二つ吊るしてあった。
ひとつは『人生たのしく過ごせますように』と書いてあった。
そしてもうひとつには『孫達のしあわせをいのります』と書いてあった。
やはり綿子さんにとって孫が最大の宝物のようだ。

それを見てハルちゃんが「私もこの間、短冊に願い事を書く機会があって書いたんやけど『お金が欲しい』とかむっちゃ俗物的なこと書いたわ。これ見たら自分が恥ずかしくなったわ」
と言った。
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