昨日の続き

夕方、家に戻ると6時を過ぎていた。
もう日が短くなってきているので薄暗い。
急いで畑や庭の花などに水やりをした。

ふと納屋の軒下を見ると、いつもの場所に一輪車が無い。
もしかして⁉
嫌な予感がする。
牛屋(ゴミ置き場)を覗くと資源ゴミはきれいに無くなっていた。
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うわ、やっぱりか!
やはり綿子さんはかつおさんの言う事が聞けなかったようだ。
牛屋に資源ゴミはかなりあったはずだ。
一輪車に積んで放りに行ったのだろう。
何往復かしたのだろう。
まさかあのパジャマ姿で行ってないよな。
もしそうだとしたら恥ずかしすぎる。
本当に勘弁してよ。

ごく近所に人や営農集団のメンバーの人たちは綿子さんがボケていることを知っているが、他の人はボケていることを知らないはずだ。
少し立ち話をするくらいなら綿子さんがボケているとは気付かない人も多い。
まだまだしっかりしとるやんって言われることもある。
けど、スケスケのパジャマで麦わら帽子を被って外を歩いているのを見たらギョッとするだろう。
もし着替えて普段着でゴミを放りに行っていたとしても、こんな年寄りをこき使う酷い息子と噂されるかもしれない。(田舎なのでそういう事を言う人もいる)
とにかく綿子さんが資源ゴミを放りに行くのはわたし達としては有難迷惑なのだ。

これもデイサービスが
休みになったからこそ起きたトラブルだ。
デイサービスがある日は朝からウロウロしないから、資源ゴミにも気づかない。
今までも毎月資源ゴミの日はあったがこんなことはなかった。
やっぱりデイサービス様様だ。

かつおさんは日帰り出張で家に戻ったのが9時過ぎだった。
「綿子さんやっぱりゴミ出しに行ったようやで」と伝えると、猛烈に怒り出した。

「ほんま、アホちゃうんか!するなってあれほど言うたのに!!」

「綿子さんに何か言うなら明日にしてよ。もう遅いから」

穏やかに暮らしたい....。


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