10月22日  日曜日

今日も朝から実家のペンキ塗りだ。
今朝起きると全身筋肉痛で奥歯が浮いていた。
昨日ハードだったものな。
けど今日も頑張らなければ。

7時過ぎ、朝食を終え、実家へ向かう準備をしていると綿子さんがやって来た。
ゲッ!
朝から何の用だ。

「何や、おかん。薬か?薬やったら今から持って行くとこや」

綿「いや薬やのうて。納屋にサツマイモがあるけどあれどうしたんや?」

綿子さんが言うサツマイモとは、先週の土曜日、実家の両親と買い物に行ったついでに、その前の週に草刈りした祖母の畑を見に行った時に貰ったものだ。
草の刈れ具合を見に立ち寄ったのだが、ちょうどその時、母のいとこが畑仕事をしていたのだった。
いとこの畑は祖母の畑の隣なのだ。
それで掘りたての立派なサツマイモを段ボール箱にどっさりくれたのだった。
それを母と分けて持ち帰ったのものだ。
掘りたてなので少し乾かそうと思って段ボールに入れたまま納屋に置いておいたのだ。
綿子さんもとうとう気付いたようだ。

「あれはこないだ人に貰ったんや」

綿「あんなとこに置いといたらネズミにかじられるが。他へ移してやったからの」

大きなお世話だ。
放っといてくれ!

綿「あれようけ(たくさん)あるから少し貰ってもええか?」

「ええよ」

綿「そしたら二つ三つ貰っていくわ」

そう言って帰って行こうとした。
急いでかつおさんに「どこに移したのか見てきて」とこっそり頼んだ。

「おかん、わしも今から薬持って行こうと思うとったんや。一緒に行くわ」

と、すぐ後を追いかけて行った。

そしてしばらくして戻って来たかつおさんの話によると、サツマイモが入った段ボール箱は納屋の軒下に移動していたそうだ。
はぁ?
納屋の中だろうが、軒下だろうが変わらないではないか!
もしネズミがいるならどちらに置いていても同じことだろう。
それより驚いたのはもうすでにサツマイモは台所で蒸かされていた事だ。
「貰ってええ?」と聞く前から、すでに取って帰って蒸かしていたのだ。
それなら「あれどうしたんや?」って聞くなよ!
「貰ってええ?」でなくて「貰ったで」って言えよ!
でももし他人のを預かっていた分だったらどうするんだ?
勝手に盗ったらアカンやろ!
ネズミよりたちが悪い。

サツマイモも綿子さんの大好物なのであげようとは思っていたが、先週は食べ物で溢れていたので今週渡そうと思っていた。
が、今週もお惣菜が余っていたので渡すのを先延ばしすることにしたのだが、勝手に盗られたら、もうあげたくなくなるじゃないか!

残っていたサツマイモは新聞紙にくるんで納屋の竹籠の中に片付けた。
これでもう見つからないだろう。

そしてかつおさんは綿子さんちまで行ったついでに、金曜日に発見した1週間前のお惣菜を確認してきた。
鮭の西京焼きと金曜日に届けたお惣菜はそのまま冷蔵庫の中にあったそうだ。
が、カニシュウマイは無くなっていたそうだ。
ゴミ箱も確認したが捨てられた形跡はなかったそうだ。
やっぱり昨日食べたようだ。
けど今日もピンピンしている。
やはり綿子さんの胃腸はすこぶる丈夫だ。
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