ひき続き24日の事
7時過ぎ、かつおさんが出張から戻って来た。
まずは麦さんが来たこと、すずさんから頼まれて綿子さんにミカンと油揚げを届けに来たことなどを伝えた。
とりあえず今日はもう遅いから買ってきたものだけ届けることにした。
かつおさんに綿子さんちに行ったらストーブを片付けとトイレの便座カバーを外すのを忘れずに!と念を押し、一緒に綿子さんちに向かった。
綿子さんちに入ると、台所の手前から灯油の臭いがする。
ストーブをつけていたようだが消した後で、台所は暗く、綿子さんはもう寝室にいた。
やっぱりつけていたのか。
火事が起きなくて良かった。
か「ばあさん!ストーブつけよるんか!ストーブは危ないって言うとるやろが!もう片付けるぞ」
綿「つけよらへんが」
か「ウソ言え!さっきまでつけとったやろが」
綿「つけてないわ」
か「何を言うとんや!灯油の臭いがしよるが。それにこの部屋温いやないか。とにかく片付けるからの」
綿「ストーブが無かったら寒いやないか」
か「それやったらエアコンつけろ」
綿「エアコン?」
か「そうやが。前から言うとるやろが」
綿「これ、冷たいのしか出んのと違うんか?温いのも出るんか?」
はぁ?去年も一昨年もつけていたじゃないか。
半年経つと忘れてしまうのか?
か「そうや。去年やってつけとったやろが」
綿「どうやってつけるんや?」
か「ここを押すんや」
リモコンのボタンを教え、つけて見せた。
綿「ほんまや。温いわ」
やれやれ。
かつおさんはさっさとストーブ&ファンヒーターを別の部屋に運んだ。
灯油を抜くのは明日にしよう。
とりあえずタンクだけ取り出し、納屋に隠した。
そうしている間にわたしは綿子さんに買ってきた物の説明をする。
好「ここのところお惣菜が余っとるようやから少なめに買ってきたで。そのかわり日持ちする物も買うてきたんや」
レトルトのミートボールや茶わん蒸しなどだ。
好「これやったら長いこともつし、食べるときは湯煎したらええからな」
綿子さんにはレンジでチンする物はなかなか難しいようだ。
なので湯煎で温めればいいような物を買ってきた。
それも出来ないならそのまま食べても大丈夫なものを選んだ。
綿「このままでも食べれるんやな」
好「大丈夫やけど、温めた方が美味しいで」
どこまでも面倒くさいようだ。
そして柿を見つけ
綿「これ私好きなんや~~」
とニコニコしている。
知っとるって。
だからここのところ毎週買って来とるやろ。
一通り説明し、冷蔵庫にしまった。
さあ、次はトイレだ。
が、かつおさんは忘れているようだ。
もう帰ろうとしている。
目配せしても察してくれない。
「ト」と言うとやっと思い出した。
か「そういやばあさん、トイレは汚してないか?ちゃんと掃除しよるか?」
そう言いながらトイレのドアを開け、中を覗き込んだ。
そして驚いたフリをする。
か「ばあさん!なんでカバーつけとるんや」
綿「カバーしとかな冷たいやないか」
か「これ暖房便座やから温いのに。分かった。もっと温くしてやるわ」
かつおさんは温度設定を弱から中に変え、カバーを外した。
好「これは電気で温くなる便座やからカバーしたら返って良くないんやで」
綿「ほうな」
か「ほれ、触ってみ。温いやろが」
綿「ほんまや」
やれやれ。
去年も全くおんなじやり取りしたで。

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7時過ぎ、かつおさんが出張から戻って来た。
まずは麦さんが来たこと、すずさんから頼まれて綿子さんにミカンと油揚げを届けに来たことなどを伝えた。
とりあえず今日はもう遅いから買ってきたものだけ届けることにした。
かつおさんに綿子さんちに行ったらストーブを片付けとトイレの便座カバーを外すのを忘れずに!と念を押し、一緒に綿子さんちに向かった。
綿子さんちに入ると、台所の手前から灯油の臭いがする。
ストーブをつけていたようだが消した後で、台所は暗く、綿子さんはもう寝室にいた。
やっぱりつけていたのか。
火事が起きなくて良かった。
か「ばあさん!ストーブつけよるんか!ストーブは危ないって言うとるやろが!もう片付けるぞ」
綿「つけよらへんが」
か「ウソ言え!さっきまでつけとったやろが」
綿「つけてないわ」
か「何を言うとんや!灯油の臭いがしよるが。それにこの部屋温いやないか。とにかく片付けるからの」
綿「ストーブが無かったら寒いやないか」
か「それやったらエアコンつけろ」
綿「エアコン?」
か「そうやが。前から言うとるやろが」
綿「これ、冷たいのしか出んのと違うんか?温いのも出るんか?」
はぁ?去年も一昨年もつけていたじゃないか。
半年経つと忘れてしまうのか?
か「そうや。去年やってつけとったやろが」
綿「どうやってつけるんや?」
か「ここを押すんや」
リモコンのボタンを教え、つけて見せた。
綿「ほんまや。温いわ」
やれやれ。
かつおさんはさっさとストーブ&ファンヒーターを別の部屋に運んだ。
灯油を抜くのは明日にしよう。
とりあえずタンクだけ取り出し、納屋に隠した。
そうしている間にわたしは綿子さんに買ってきた物の説明をする。
好「ここのところお惣菜が余っとるようやから少なめに買ってきたで。そのかわり日持ちする物も買うてきたんや」
レトルトのミートボールや茶わん蒸しなどだ。
好「これやったら長いこともつし、食べるときは湯煎したらええからな」
綿子さんにはレンジでチンする物はなかなか難しいようだ。
なので湯煎で温めればいいような物を買ってきた。
それも出来ないならそのまま食べても大丈夫なものを選んだ。
綿「このままでも食べれるんやな」
好「大丈夫やけど、温めた方が美味しいで」
どこまでも面倒くさいようだ。
そして柿を見つけ
綿「これ私好きなんや~~」
とニコニコしている。
知っとるって。
だからここのところ毎週買って来とるやろ。
一通り説明し、冷蔵庫にしまった。
さあ、次はトイレだ。
が、かつおさんは忘れているようだ。
もう帰ろうとしている。
目配せしても察してくれない。
「ト」と言うとやっと思い出した。
か「そういやばあさん、トイレは汚してないか?ちゃんと掃除しよるか?」
そう言いながらトイレのドアを開け、中を覗き込んだ。
そして驚いたフリをする。
か「ばあさん!なんでカバーつけとるんや」
綿「カバーしとかな冷たいやないか」
か「これ暖房便座やから温いのに。分かった。もっと温くしてやるわ」
かつおさんは温度設定を弱から中に変え、カバーを外した。
好「これは電気で温くなる便座やからカバーしたら返って良くないんやで」
綿「ほうな」
か「ほれ、触ってみ。温いやろが」
綿「ほんまや」
やれやれ。
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