昨日の続き

綿「おう、そうや!お前に電話しようと思っとったんや。電話してお金を持って来てもらおうと思っとったんや」

はあ?!
お金?
嫌な予感がする。

  ※嫌な予感の根拠となる過去のいきさつです
  
  
  
  (この後も入院するたびいろいろありました)

「お金?なんでお金がいるんや?お金使うとこや無いやないか」

綿「いや、2000円くらい持って来て欲しいんや」

「2000円って何に使うんや?」

綿「よう世話してくれる子が居るんやけどの」

出た!
またいつもの悪い癖だ。
かつおさんとわたしは思わず顔を見合わせた。

綿「その子がこの3月末で国に帰るんや。(いぶきの森には外国人実習生が数名いるようだ)それでみんなでお金を渡すことになったんや。わたしはお金持ってないから、息子に持って来てもらうわって言うてあるんや」

「そのことスタッフの人は知っとるんか?」

綿「みんなでそうやって話したんや」

答えになってない…。

「いや、それはアカンのと違うか?」

綿「みんなに息子に持って来てもらうって言うたのに。ほら私は10円も持ってないから」

「いやいや、そうやってお金を渡すのはトラブルの元やないか。みどり整形の時もそうやったやろが」

綿「持って来てくれんのか?」

「持って来れんわ」

綿「けどみんなに…。ほんまにようしてくれるんや。今度、親元に帰るからの」

みんなと約束したからか、やけに食い下がる。

「ここにはお金は持ってきたらイカンことになっとるからな。みんなやってお金持ってないと思うで」

「そうやが、みんなどうしよんや?」

綿「みんなは引き落としにでもしてもらっとるんやろ」

はぁ?
引き落とし?
よく思いついたなぁと感心するわ。

綿子さんの言うみんなというのは、綿子さんと仲の良いおしゃべり仲間のことだろう。
けど今の話を聞いて思ったのだが、そのみんなもボケているんじゃないだろうか?
きっとみんなもお金なんか持ってないのに、そんな話になっているという事はやっぱりそういう事なのだろう。

綿「持って来てくれんのか?」

「そうや!」

綿「はぁ~~~~」

とても悲しそうな暗い顔になってしまった。
もう何も言えない。
しばらく沈黙が続いたのだった。

続く
ブログアイコン

↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村