昨日の続き
茂造家の玄関を開けみんなを招き入れた。
まだ出したままの雛人形はあるし、先日仏間の掃除をして引っ張り出した線香や古い仏具が乱雑に並んだままだ。
参ったなぁ。
好「すいません、この間、そこの仏壇の横を掃除してたんですけど、どうやって処分したらいいのか分からない物がたくさん出てきまして、そこに置いたままになってるんです」
花「気にしないでね。連絡せずに来ちゃったからごめんなさいね。それよりずい分キレイになってますね」
花さんがこの家に来たのはフネさんの葬式以来だろう。
かつおさんとわたしが大掃除をする前の状態しか知らなかったはずだ。
その頃と比べればずい分スッキリしているはずだ。
そこは胸を張って言える。
好「そうなんです。大分いろんな物を処分したんです。押入れの中は布団で埋まってたんですけど、古いし汚れも酷くて、それにもう使う事もないだろうから捨てたんですよ。軽トラで処分場へ運んだんですけど、何往復もしていたら処分場の人に「旅館でもしよったんな?」って尋ねられました(笑)」
※大掃除をした時の話はこちら
花「そうそう、以前は大勢がここに泊まってたからね。布団もたくさんあったでしょう」
娘①「わたしも子供の頃にここに泊まったよね。うわ~懐かしい~」
娘②「そうそう、全然変わってないよね。覚えてるわ」
娘③「この部屋だったよね」
みんな子どもの頃にここへ来て泊まった記憶が残っているようだ。
きっといい思い出なのだろう。
そして皆が交代で仏壇を参っている間にかつおさんに電話をかけた。
か「もしもし」
好「今、花さんと娘さんたちが来とんや。急いで帰ってきて」
か「ええっ!!!いや、何も聞いて無いで?」
好「アポなしで来たって言うとるわ」
か「分かった。急いで帰るわ!」
しばらく仏壇のある座敷でおしゃべりしながらかつおさんの帰りを待った。
ちょうどいい機会だと思い花さんに尋ねてみた。
好「おばさん、この間そこの仏壇の横を片付けてたら古い仏具が出てきたんですよ。もしかしてこの仏壇て一度買い替えてるんですかね?」
花「そうそう。お父さんが亡くなってその後お兄さんとお姉さんが新しくしてくれたのよ。以前はもっと小さくてかなり古かったから」
好「やっぱりそうだったんですね」
花「たしかお姉さんの弟さんが紹介してくれたたところで買ったって言ってましたよ」
さすがこの家の娘だ。
よく知っている。
そんな話をしていたらかつおさんが帰って来た。
かなり飛ばしたようだ。
しばらくみんなで談笑し花さん達は帰って行った。
花さん達は今日こちらに着いたそうだ。
隣の町でホテルを取っているそうだ。
何時までこちらに滞在するのかは聞かなかった。
聞いてもどうしようも無いからだ。
実は明日から1泊2日で旅行に行くことになっていた。
そうじゃなければ一緒にいぶきの森へ面会に行くことだって提案できたのだが、タイミングが悪かった。
せっかく遠いところから来てくれたのに申し訳ない。
花さん出来れば次回からは連絡してから来てください。

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茂造家の玄関を開けみんなを招き入れた。
まだ出したままの雛人形はあるし、先日仏間の掃除をして引っ張り出した線香や古い仏具が乱雑に並んだままだ。
参ったなぁ。
好「すいません、この間、そこの仏壇の横を掃除してたんですけど、どうやって処分したらいいのか分からない物がたくさん出てきまして、そこに置いたままになってるんです」
花「気にしないでね。連絡せずに来ちゃったからごめんなさいね。それよりずい分キレイになってますね」
花さんがこの家に来たのはフネさんの葬式以来だろう。
かつおさんとわたしが大掃除をする前の状態しか知らなかったはずだ。
その頃と比べればずい分スッキリしているはずだ。
そこは胸を張って言える。
好「そうなんです。大分いろんな物を処分したんです。押入れの中は布団で埋まってたんですけど、古いし汚れも酷くて、それにもう使う事もないだろうから捨てたんですよ。軽トラで処分場へ運んだんですけど、何往復もしていたら処分場の人に「旅館でもしよったんな?」って尋ねられました(笑)」
※大掃除をした時の話はこちら
花「そうそう、以前は大勢がここに泊まってたからね。布団もたくさんあったでしょう」
娘①「わたしも子供の頃にここに泊まったよね。うわ~懐かしい~」
娘②「そうそう、全然変わってないよね。覚えてるわ」
娘③「この部屋だったよね」
みんな子どもの頃にここへ来て泊まった記憶が残っているようだ。
きっといい思い出なのだろう。
そして皆が交代で仏壇を参っている間にかつおさんに電話をかけた。
か「もしもし」
好「今、花さんと娘さんたちが来とんや。急いで帰ってきて」
か「ええっ!!!いや、何も聞いて無いで?」
好「アポなしで来たって言うとるわ」
か「分かった。急いで帰るわ!」
しばらく仏壇のある座敷でおしゃべりしながらかつおさんの帰りを待った。
ちょうどいい機会だと思い花さんに尋ねてみた。
好「おばさん、この間そこの仏壇の横を片付けてたら古い仏具が出てきたんですよ。もしかしてこの仏壇て一度買い替えてるんですかね?」
花「そうそう。お父さんが亡くなってその後お兄さんとお姉さんが新しくしてくれたのよ。以前はもっと小さくてかなり古かったから」
好「やっぱりそうだったんですね」
花「たしかお姉さんの弟さんが紹介してくれたたところで買ったって言ってましたよ」
さすがこの家の娘だ。
よく知っている。
そんな話をしていたらかつおさんが帰って来た。
かなり飛ばしたようだ。
しばらくみんなで談笑し花さん達は帰って行った。
花さん達は今日こちらに着いたそうだ。
隣の町でホテルを取っているそうだ。
何時までこちらに滞在するのかは聞かなかった。
聞いてもどうしようも無いからだ。
実は明日から1泊2日で旅行に行くことになっていた。
そうじゃなければ一緒にいぶきの森へ面会に行くことだって提案できたのだが、タイミングが悪かった。
せっかく遠いところから来てくれたのに申し訳ない。
花さん出来れば次回からは連絡してから来てください。

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