昨日の続き
綿子さんにおやつを食べさせながらタンスを開けてダウンのベストや厚手のパジャマ等を持って帰ってもいいか確認しつつ回収した。
ついでにタンスの中を整理したのだがゆうくんのミニアルバムが見当たらない。
先週の土曜日に追加で持って来た写真はその時のまま封筒に入ったままシルバーカーのカゴの中にあった。
好「綿子さん、ゆうくんのアルバムは?」
綿「写真ならそこにあるやろ。これ、いつも見とるんや~」
好「いやいや、これより前に持って来たやつは?ゆうくんが生まれてすぐの写真とかが入っとったやつやで」
綿「そんなんあったかな?」
マジか⁉
どこかで落としたのか?
いやでも落ちてたらスタッフさんが拾って届けてくれるだろう。
それにしてもアルバムの存在自体を忘れるとは。
もう一度タンスの中を探したが見つからない。
まいったなぁ。
かつおさんがもう一度探してみると洗濯物を入れるためのナイロン袋の束のあいだからアルバムが出てきたのだった。
なんでこんなところに???
でも見つかって良かった。
か「ほら、ばあさん、これやが」
綿「おお~かわいいのぉ~」
話がかみ合っていない。
そんなんあったかな?と言っていたことはなかったことになっている。
か「どこにでも置いたら忘れるんやから、ここに置くようにせえ」
とタンスの棚に置いた。
綿「いや、そこに置いとったら盗られるかもしれんが」
か「こんなん盗る人おらんわ」
そうか!
盗られたらいけないと思ってあんなところに隠して、それで忘れてしまったという事か!
なるほど、そういう事ね。
やれやれ。
よそのひ孫の写真なんか盗る人いないと思うけどなぁ。
で、結局またシルバーカーに入れようとする。
綿「ここに入れといたらいつでも見れるからな。あそこでも見れるやろ」
あそこというのはデイルームのことのようだ。
綿「あそこで見よったら、私にも見せてっていう人がおってな、見せてあげたら可愛いなぁ~って言うてくれたんや」

きっとこれ見よがしにアルバムを見ているのだろう。
多分このゆうくんの写真が今の綿子さんにとって一番の"自慢"なんだろう。
そのためにシルバーカーに入れておくのだな。
今、綿子さんは移動するときは必ずシルバーカーを押しているそうだから。
好「そしたらまた来るわ」
綿「そしたらエレベーターの所まで一緒に行くわ」
三人でエレベーターに向かった。
廊下でさっきのスタッフさんに会った。
ス「綿子さん良かったなぁ。いっぱいお話できたんな?」
すると綿子さんは手で顔をおおい
綿「ほんまにありがたいわ~」
と泣き出した。
相変わらず感情の起伏が激しい。
ま、でも元気そうでなによりだ。
また来よう。
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ついでにタンスの中を整理したのだがゆうくんのミニアルバムが見当たらない。
先週の土曜日に追加で持って来た写真はその時のまま封筒に入ったままシルバーカーのカゴの中にあった。
好「綿子さん、ゆうくんのアルバムは?」
綿「写真ならそこにあるやろ。これ、いつも見とるんや~」
好「いやいや、これより前に持って来たやつは?ゆうくんが生まれてすぐの写真とかが入っとったやつやで」
綿「そんなんあったかな?」
マジか⁉
どこかで落としたのか?
いやでも落ちてたらスタッフさんが拾って届けてくれるだろう。
それにしてもアルバムの存在自体を忘れるとは。
もう一度タンスの中を探したが見つからない。
まいったなぁ。
かつおさんがもう一度探してみると洗濯物を入れるためのナイロン袋の束のあいだからアルバムが出てきたのだった。
なんでこんなところに???
でも見つかって良かった。
か「ほら、ばあさん、これやが」
綿「おお~かわいいのぉ~」
話がかみ合っていない。
そんなんあったかな?と言っていたことはなかったことになっている。
か「どこにでも置いたら忘れるんやから、ここに置くようにせえ」
とタンスの棚に置いた。
綿「いや、そこに置いとったら盗られるかもしれんが」
か「こんなん盗る人おらんわ」
そうか!
盗られたらいけないと思ってあんなところに隠して、それで忘れてしまったという事か!
なるほど、そういう事ね。
やれやれ。
よそのひ孫の写真なんか盗る人いないと思うけどなぁ。
で、結局またシルバーカーに入れようとする。
綿「ここに入れといたらいつでも見れるからな。あそこでも見れるやろ」
あそこというのはデイルームのことのようだ。
綿「あそこで見よったら、私にも見せてっていう人がおってな、見せてあげたら可愛いなぁ~って言うてくれたんや」

きっとこれ見よがしにアルバムを見ているのだろう。
多分このゆうくんの写真が今の綿子さんにとって一番の"自慢"なんだろう。
そのためにシルバーカーに入れておくのだな。
今、綿子さんは移動するときは必ずシルバーカーを押しているそうだから。
好「そしたらまた来るわ」
綿「そしたらエレベーターの所まで一緒に行くわ」
三人でエレベーターに向かった。
廊下でさっきのスタッフさんに会った。
ス「綿子さん良かったなぁ。いっぱいお話できたんな?」
すると綿子さんは手で顔をおおい
綿「ほんまにありがたいわ~」
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相変わらず感情の起伏が激しい。
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