6月27日 木曜日
今日も仕事帰りにいぶきの森へ寄った。
今日は綿子さんのところへも行かなければならない。
ちょっと憂鬱。
まずは4階へ。
食堂には入所者さん達が勢ぞろいしていたが、まだ食事は届いてないようだ。
綿子さんも暇そうにキョロキョロしている。
絶対見つかるだろう。
毎回スタッフさんに盾になってもらったり、コソコソするのもなんだし腹をくくろう。
食堂を通り抜けながら綿子さんに向かって手をあげ、サササっと部屋へ向かった。
綿子さんはすぐに気付いた。
驚いたような顔をしたと思ったらすぐに立ち上がり追いかけてきた。
やっぱりこうなるよね。
綿「好子さん来てくれたんやなぁ」
好「洗濯物を取りに来ただけやから綿子さんはあそこで座っとったらええで」
綿「まだご飯来てないからええんや」
かつおさんから聞いた話と全く同じになった。
二人で部屋へ。
好「これが洗濯してきたやつやから。こっちは持って帰るわな」
綿「面倒掛けてすまんなぁ」
好「いえいえ」
綿「仕事の帰りやろ?忙しいのに悪いなぁ」
好「いえいえ、今から茂造さんのとこにも寄って帰るんや」
綿「そうな。すまんなぁ」
好「また来るわ」
綿「そしたらエレベーターのとこまで一緒に行くわ」
またも二人で並んで歩いたのだった。
悪いなぁと思うなら放っといてくれるのが一番なんだけどなぁ。
その方が早いし。
けどそんな事言えない。
週に一回だしお付き合いするとしよう。
ま、思ったよりはあっさりしてたから良かった。
これならそんなに苦じゃない。
案ずるより産むがやすしだね。

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今日は綿子さんのところへも行かなければならない。
ちょっと憂鬱。
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食堂には入所者さん達が勢ぞろいしていたが、まだ食事は届いてないようだ。
綿子さんも暇そうにキョロキョロしている。
絶対見つかるだろう。
毎回スタッフさんに盾になってもらったり、コソコソするのもなんだし腹をくくろう。
食堂を通り抜けながら綿子さんに向かって手をあげ、サササっと部屋へ向かった。
綿子さんはすぐに気付いた。
驚いたような顔をしたと思ったらすぐに立ち上がり追いかけてきた。
やっぱりこうなるよね。
綿「好子さん来てくれたんやなぁ」
好「洗濯物を取りに来ただけやから綿子さんはあそこで座っとったらええで」
綿「まだご飯来てないからええんや」
かつおさんから聞いた話と全く同じになった。
二人で部屋へ。
好「これが洗濯してきたやつやから。こっちは持って帰るわな」
綿「面倒掛けてすまんなぁ」
好「いえいえ」
綿「仕事の帰りやろ?忙しいのに悪いなぁ」
好「いえいえ、今から茂造さんのとこにも寄って帰るんや」
綿「そうな。すまんなぁ」
好「また来るわ」
綿「そしたらエレベーターのとこまで一緒に行くわ」
またも二人で並んで歩いたのだった。
悪いなぁと思うなら放っといてくれるのが一番なんだけどなぁ。
その方が早いし。
けどそんな事言えない。
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これならそんなに苦じゃない。
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