8月17日 土曜日

夕方かつおさんと茂&綿の面会へ行った。
いつもは日曜日に行っているのだが明日は色々予定が立て込んでいるので今日訪問しておこう。
夕方行けば綿子さんの洗濯物も回収できるだろう。

綿子さんは今日もデイルームにいた。
皆で部屋へ移動し話をした。
今日のおやつはまんじゅうだ。
先日ひろこさんがお供えに持って来てくれたものだ。
綿子さんは美味しそうに食べた。
と、そこまではいつもどおり平穏に過ぎた。
が、その後綿子さんの話で一気に不穏になった。

綿「私いつ家に戻ろうかのぉ。今はまだ歩きかねとるから無理やけど、もうちょっとしたら大丈夫やと思うんや」

「家帰ってどうするんや。自分のことも出来んやろが」

綿「ごはんは自分で炊けるから、おかずはかつおが2日に1回チンしてくれたらいけると思うんや」

ハァ?
2日に1回?
チン?

「何を言うとんや!わしは出張があるからそんなことできんわ」

綿「ほうか。忙しいんやのぉ」

何を訳の分からないことを言ってるんだ。
おかずは2日に1回しか食べないのか?
それにチンなら自分で出来るやろ!
とにかく人を当てにするな!
ま、家に連れて帰る気はサラサラないのだから腹を立てなくてもいいようなものだが、頼る気マンマンの様子はストレスになる。
それにしても『家に帰ったら』の妄想が具体的でちょっと怖い。
妄想するのは自由だがそれを聞きたくない。
結局、話題を変えてスルーした。
擬音で説明すな

帰り際、綿子さんをデイルームの元の席に送り、立ち去ろうとしたら「エレベータの所まで送るわ」と言い出した。
歩行器を使って歩けるようにはなったが、歩くときは必ずスタッフさんが横につき添うことになっている。
なのでエレベーターまでついて来たらその後、席に戻るまでスタッフさんの手を煩わせることになる。
なので「いやいや、ここでええから。ここもそこも大して変わらんやろ」と言い聞かせる。
デイルームからエレベーターまでほんの10メートル程度なのだ。
だけど綿子さんは「いや、そこまで行く!!」と譲らない。
10メートル歩くだけでスタッフさんの仕事が増えてしまうからと言っているのに全く聞き入れない。
しまいには「なんでいかんのや!!」と怒り出した。
仕方なく3人でエレベーター前まで移動し、かつおさんがもう一度デイルームまで送って行った。
エレベーター前で待っていたらすぐ戻って来たのだが

「なんやばあさん!困ってしまうわ!他人の言う事全然聞かへん!あんなん連れてや帰れんわ!!」

ほんとそう思う。



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