9月5日 木曜日

今日も洗濯物の回収へいぶきの森へ。
まずは2階の茂造さんのところへ。
茂造さんは席替えをしたようでいつもの席とは別の席に座っていた。
席が替わったと言っても前の席から近い。
なので部屋からもすぐ近くだ。
けれど以前は出入り口のガラス扉の方を向いて座っていたのだが、今日は反対に背を向けて座っている。
ま、どっちにしてもわたしのことは分からないのでいいのだが。

そして4階へ。
綿子さんはいつもの席に座っていた。
デイルームの一番奥の席で通路に背を向けた位置だ。
けれど今日はまだ食事が届いていないようで暇なのか振り返ってこちらを向いているのが見えた。
わたしは気が付かないふりをしてサッと通り抜けた。
今声をかけると部屋まで一緒に行くとか言い出したら面倒だからだ。
帰りに声をかけたらいいやと思っていたのだ。
部屋に入り洗濯物を探す。
普段はタンスの上にナイロン袋に入った状態で置かれているのだが今日はない。
なんで?
昨日風呂に入らなかったのか?
とりあえず持って来た服をしまおうとタンスを開けたら中にナイロン袋が入っていた。
どう見ても洗濯物が入っている。
なんでこんなところに入れるんだ!
わざわざ動かさなくていいじゃん!
相変わらず余計なことをする。
ま、見つかって良かったと思い取り出していたら

綿「やっぱり好子さんや」

えっ?
振り返ると綿子さんが立っていた。
一人で追いかけてきたようだ。
綿子さんはシルバーカーを押していた。
えっ?
ああそれでさっきこの部屋に入った時、何か違和感があったんだ。
いつもベッドの横にあるシルバーカーが無かったからか。

「綿子さん、歩行器使わんでええ様になったん?」

綿「こないだからこれに替わったんや」

そんな話をしていたらスタッフさんが追いかけてきた。
そして説明してくれた。

ス「綿子さん、もうずい分良くなられてシルバーカーで十分歩けるようなんです。トイレも自分で行けてますし。なので歩行器は止めてこれに替えました。多分大丈夫だとは思いますがちょっと打ったりしただけで骨折する可能性はあるんです。もう高齢ですから。そういうリスクはあるんですがこれで様子を見ようという事になりまして。そこだけはご理解いただきたいんです」

「それはもちろんです」

スタッフさん達が綿子さんに良い方法を考えてやってくれている事なのでお任せしますよ。
また骨折したからって責めたりしませんから。
綿子さんにじっとしておけって方が無理なことくらい重々承知してますから。
今後もよろしくお願いします。

それにしても驚異的な回復力だ。
歩行器で歩くようになってまだ半月じゃないか。
ホント凄すぎる!

そして今日からはまたもエレベーター前まで付いてくることとなったのだった。
トホホ…。
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