昨日の続き

そして次はいよいよ本日のメインイベント着物の番だ。

「綿子さん、ええもん持って来たで。見て!」

ジャーン!!

一つ身を広げて見せた。

「昨日、これをゆうくんに着せてお宮参りに行ってきたんや」

「氏子につけてきたわ」

「この着物見覚えない?」

綿子さんははて?と首を傾げた。

「これ多分典さんの着物やで」

綿「えっ?」

「昔、翔ちゃんがお宮参りに行く時に綿子さんがかつおのやって出してくれたものや。けど多分かつおさんのでなくて典さんのやろ」

綿「そやったんかな?」

「綿子さんの部屋の着物が入っとるタンスの中にあったんや。クリーニングしたらキレイになったわ」

綿「へえ~~。そうやったんかな~」

すっかり忘れているようだ。
典さんの着物と知ってもっと感激してくれるかと思ってたんだけど残念。
ま、いいか。

ハルちゃんが昨日撮ったお宮参りの写真を見せた。
写真と言ってもまだプリントしていないのでスマホの画面だ。

綿「うわ~。これまた貰える?」

「今度、焼いてくるわ。今日は間に合わんかったんや」

綿「嬉し~~~」

「綿子さんもゆうくん抱いてこの着物羽織って写真撮ろうで」

綿「ええ~~!!」

ベンチに座る綿子さんにゆうくんを抱いてもらい一つ身を羽織らせた。
綿子さんはとても幸せそうに笑った。
なかなかいい写真が撮れた。
歴史を感じる一枚だ。
とにかく綿子さんがとっても喜んでくれたのでなによりだ。
歴史感じるなあ

↓ポチッと押して頂けると嬉しいな(*^ω^*)
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村