11月30日 土曜日

今日も4人で面会へ。
本来なら土曜日は綿子さんの入浴日だが、今日は施設の設備の点検をするとの事で停電になるそうだ。
そのため入浴は繰り上げて昨日入ったそうだ。
なので1階のホールではなく4階で面会だ。

エレベーターで4階に移動し、降りたところにちょうど綿子さんがいた。
エレベーター横の大きな窓の前におばあさん達が5人いて、窓の外を眺めながらおしゃべりしていた。
ちなみに以前綿子さんが誇らしげに見せてくれた日日草の植木鉢が置いてある場所だ。

スタッフさんが「綿子さん、ご家族さんが来てくれたよ。良かったな~」と声をかけた。
綿子さんは振り返って嬉しそうな顔をした。
綿子さんは窓際にいて後ろに車イスのおばあさんがいたのですぐにはこちらに来られない。
スタッフさんが「緒方さん、ちょっとよけてあげてくれる」と声をかけてくれた。
車イスのおばあさんが後ろに下がろうとしてくれたんだけどその時事件が起きた。
握っていたポーチを落としてしまったのだ。
ポーチの中から飴玉が転がり出てきた。

ス「あら緒方さん、こんなん持ち込んだらいかんがな。いつも言うとるやろ!」

車イスのおばあさんは怒られて仏頂面になっていた。
わたし達が来なかったら慌てて移動することもなく、飴玉も見つかることもなかっただろうと思うとちょっと申し訳ない気持ちになった。
かつおさんは良く見えない位置にいたので綿子さんが飴を持っていたのかと勘違いしてビビったそうだ。
綿子さんじゃないと分かってホッとしていた。
けどやっぱりみんな甘いものをこっそり持ち込んでいるのね。
危ないなぁ。
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