畑田さんと管理栄養士さんと別れ、4階へ向かおうとしたら今度は黒田さんに会った。
これまたちょうどいいじゃないか、黒田さんにも聞きたいことがあったのだ。

実は1年前、お花を飾るのが大好きな綿子さんに花を届けてもいいか黒田さんに相談したことがあった。
「1週間ごとに花を持って来るので花瓶に活けて水を変えたり枯れたところを摘んだりお世話をしてもらったらどうかと思ってるんですけど、そういったことって大丈夫ですか?」と聞いたのだった。
黒田さんは「いいわねぇ。それいいと思います。けど私ひとりの一存で決められないから一度みんなで検討させてください」という事になっていた。
その直後に綿子さんが骨折してベッドで安静にしなくてはならなくなり、花どころではなくなってしまい、この話は立ち消えになっていた。
けれどこの話をしたおかげか綿子さんの骨折が治り大分動けるようになった頃、廊下の窓際に鉢植えの花を用意してくれて綿子さんはずい分喜んでいた。

で、今、我が家の庭には花がいっぱい咲いている。
これを持って行ってあげたらとても喜ぶだろう。
大きな花瓶にいっぱい花を活けるのはもし倒してしまった時のリスクを考えるとやめておこうと思うが、小さな一輪挿しくらいならいいんじゃないだろうか。
ちょうど100均で手ごろな大きさのプラスチック製の花瓶を見つけたし。
それで黒田さんに会ったら一輪挿しに花を活けてもいいか尋ねようと思っていたのだ。
前回のいきさつを知っている黒田さんに聞くのが一番早いだろう。
そしていつ会ってでも聞けるように今日も一輪挿しを持参していた。
で、その一輪挿しを見せながら尋ねた。
黒田さんは「いいと思うわ。綿子さんなら大丈夫でしょ。けど一旦4階に聞いてみるからちょっと待ってて」と詰め所に戻り電話をかけていた。
多分4階のマネージャーの草野さんと話してるんだろう。
暫くすると「OK!」と言いながら戻って来た。
やった!!
これで綿子さんに花を届けけることができる。
喜ぶ顔が目に浮かぶ。
どの花を持ってこようかな?
今から楽しみだ。
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