8月31日 日曜日

今日もハルちゃんとゆうくんも一緒に4人で茂&綿の面会へ行った。

火曜日にいぶきの森から綿子さんの様子がおかしいと連絡を受け、翌日、CT検査を受けたところ頭部には何の問題もなく、たぶんパーキンソン病だろうと聞いた。
それからネット等でパーキンソン病について調べてみたが、脳の指令を伝えるドパミンと呼ばれる物質が減ることによっておこる病気で、根本的な治療をする方法は無く、対症療法になるそうだ。
基本は薬物治療で減少したドパミンを補充する治療となるそうだ。
で、早期に治療を開始した方がいいとあった。
やっぱり専門医を受診して確定診断を受けるべきか?
けれど一旦いぶきの森を退所して再び受け入れてもらえるのだろうか?
パーキンソン病と診断がついたら一層嫌がられたりしないだろうか?
それにもし、また受け入れてもらえるとしても、それまでの期間どうしたらいいのか?
問題は山積みだ。
でもわたしはまだ手足が勝手に動いているという綿子さんに会っていない。
かつおさんからよく分からない説明を聞いただけだし、まず直接会って様子を見てから考えようと思った。
ハルちゃんにも綿子さんがパーキンソン病かも知れないという話を伝えたら、心配して一緒に会いに行くという事になったのだ。
ハルちゃんも「えっ?土曜日にはなんともなかったやん!急にそんなことなるん?」と驚いていた。
だよね。
ホント信じられない気持ちだ。

いぶきの森に着き、はやる気持ちを抑えながら4階へ向かった。
デイルームに綿子さんの姿はなかった。
近くにいたスタッフさんが「お部屋にいますよ」と教えてくれたので部屋へ向かった。
綿子さんは寝転んでテレビを見ていた。
わたし達に気づくと起き上がろうとしたが、なかなかうまく体が起こせない。
ハルちゃんが手を引いて起こしてあげた。
なんか、弱ってる??
いつもこんなことなかったよね。
一層心配になってきた。

そしてベッドに腰かけるように座ったのだが、ベッドのわきにはセンサーマットが敷いてあった。
これ以前、骨折した時にも敷いてたよね。
絶対安静!動いたらダメよ!と言われていたのに、勝手にベッドから降りるものだから敷かれていたのよね。
今回は歩き始めにふらつきがあって危ないから敷いてあるそうだ。
センサーが鳴ったらスタッフが駆けつけてくるのかな?
ベッドから降りるときはナースコールを押してねと言ったところで、きっと押さないだろうから、こうしたのかなと思う。

綿子さんは「皆来てくれたんやのぉ~」と嬉しそう。
しばらくすると「ここが痛いんや~。なんかなってないか見てくれんか?」と言って服をめくった。
左わき腹が痛いそうだ。
わたしとハルちゃんとで見たがどうもなってない。
傷もないし、赤くはれたりもしていない。

「何ともないで」

綿「ほうな。それならええわ。けど痛いんやが~」

「どうしたん?打ったん?それとも転んだりしたん?」

綿「いや~、転んだんかのぉ?」

なぜ疑問形?
本人がそれじゃ、わたし達には分かりません。
それにしてもお腹周りは相変わらずムチムチだ。
毎食、65gしかご飯食べてないのに痩せないねぇ。
よっぽど代謝が悪いのかしら。
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