庭園をちょど一回りしたところで雨が降ってきた。
そのため慌ただしく解散となった。
わたしとかつおさんと典さんと翔ちゃんで綿子さんをいぶきの森へ送った。
名残惜しそうなので1階ロビーでお茶を。
そして4階へ。

綿「明日帰るんやろが」

「いや今日帰るんや」

綿「えっ⁉」

昨日、あまりにもしつこく家に連れて帰れと言うので今日帰ることにしたのだ。(帰らないけど)
綿子さんのテンションが一気に下がる。
今日はいっぱい泣いたけど、どれも嬉し泣き。
だけど今度は辛くて泣く。

綿「ほうか~、今日帰るんか~。元気でやれよ。また顔見せてくれの」

「また来るわ」

天国から地獄へ。
一気に落ちてしまった。
さすがにちょっと心配なのでスタッフさんに「だいぶ気持ちが落ち込んでるのでお願いします」と伝えておいた。
「あ、あとお昼かなり食べてます」
これも伝えとかないとね。

エレベーターの前で別れたのだが、この世の終わりのような暗い顔のままだった。
ドアが閉まり、下へ動き出した途端かつおさんが「ほんまウザイのぉ。じじいはその点ええわ。昨日やってありがとのぉ、気をつけて帰れよって。あんなかったらまた会いに行こうかって気になるけど、ばばあみたいに泣きまくって家で泊まりたいって言うとったら行きとうなくなるわ!」とぶちまけた。
これは典さんも同じだったようだ。
明日、帰る前にもう一度寄って、顔見せてあげようって話だったのだが、かつおさんが「もうええやろ。また泣いて鬱陶しいだけや」と言うと「そやな」と同調したのだった…。

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