昨日の続き

そして2階、茂造さんのところへ。
早く行かないと昼食が始まってしまう。
茂造さんはもうすでに入れ歯を入れた状態でデイルームの指定席に座っていた。
いつも届けている牛乳を飲んでいた。
こういうものは部屋で飲んでるのかと思ってたけどここで飲んでるのね。
ま、茂造さんの席はデイルームの隅っこだから大丈夫なのかな。

おやつ持って来たから部屋に行こうと声をかけた。

「もう飯やろが」

「その前におやつ食べようで」

茂造さんなら食事前におやつを食べても満腹中枢がイカレてるので余裕でご飯も完食するだろう。

部屋に着きおやつのとうもろこしを出すと

「うわ~!!美味そうや!」

喜んでかぶりついた。

「美味い!甘いのぉ~」

そして食べながらいつもの名前の確認が始まった。

「あんた誰な?」

「好子や」

「よしお?男か?」

「違う!好子!」

「よしお?」

なんでそうなる?
ちょうど紙と鉛筆があったので書いて見せた。
するとようやく理解して

「あっ、好子さんな」

「そうやで」

「よっちゃんか」

おっと、初めてよっちゃんて呼ばれたわ。

「よっちゃんはどこから来たんな?」

「えっ?✕✕市からやで」

「✕✕市?」

「そうや」

「ほなやっぱり好子ちゃうやないか!」

「えっ?」

どうも姪のよし江さんと間違えてたようだ。
道理で。
よし江さんは昔、茂造家に数カ月住んでいたことがあるそうだ。
やはり茂造さんの記憶の中心は若い頃なのね。
ブログアイコン
↓ポチッと押して頂けると嬉しいな(*^ω^*)
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村