そして今日も一応聞いてみた。
か「じいさんに会いに行くか?」
綿「私がここに居るって知ったら押しかけて来るようになったら困るが」
か「大丈夫や。どうせ誰か分からんし」
綿「ほんだら行こうか~」
おっ!
今日は行く気になった。
そっか、今日はゆうくんが来てないもんねぇ。
じゃあ早速2階に向かおうか、そう思ったが、あれ待てよ、茂造さん木曜日に発熱したって言ってなかったっけ、会いに行っても大丈夫かしら?と思い至った。
それでかつおさんが2階の詰め所に行って面会しても大丈夫か聞いてくることになった。
かつおさんを待っていると男性スタッフさんが通りかかった。
この人は綿子さんのサービス担当者会議に出席している人だ。
きっと綿子さんのことは詳しいだろう。
丁度いい、聞きたいことがあったのだ。
好「今度、お盆くらいに綿子さんを家に連れて帰りたいと思ってるんですけど、どの程度歩けますか?」
綿子さん、以前から家に帰りたいとよく言っているので出来れば望みをかなえてあげたい。
けど段差だらけの家だし、車いすの人をどうやって連れて帰ればいいのか。
きっと担ぐことも必要だろうから男手は必要だろう。
そこで数くんにも協力を要請した。
数くんは快く引き受けてくれた。
で、綿子さんの状況、状態を知りたいと言っていたのだ。
立つことは出来るのか?
どの程度歩けるのか?
前もって知っておくほうが介助がしやすいそうだ。
今日は一緒に来てるし今聞けばちょうどいい。
スタッフさんによると手すりがあれば立つことは出来るけど歩くのはほぼ無理です。何もない所だと2,3歩で転ぶと思いますとのことだった。
実際壁の手すりのところで立たせて見せてくれた。
やはり立つのがやっとといった感じだ。
なので家に連れて帰る当日は翔ちゃんにもヘルプを要請して車いすごと担いで段差を超えるしかないようだ。
ま、それは何とかなるとして問題はトイレだ。
今、綿子さんの家のトイレには手すりがない。
以前の物は介護保険を使ってレンタルしていたものなので施設入所後に返却している。
トイレの入り口までなんとか車いすで移動しても便座までどうやって移動させる?
便座から立つのも一人じゃできないのでは?
スタッフさんもトイレに手すりがないのではちょっと厳しいですねと言った。
う~ん、どうしよう。
おしっこはオムツにしてもらって大便の時は急いで施設に連れて帰ろうかしら。
数くんはトイレに連れて行って便座に座らせるところまでは何とかなりそうと言ってくれた。
用を足している間は外で待機し、用が終わった後、立たせてパンツをあげるのはかつおさんにしてもらうので良ければなんとかなるんじゃないかなと言う。
そこからまた車いすに戻すのは数くんがやってくれるそうだ。
さすがだね、頼りになるわ。
あとは綿子さん次第だね。
綿子さんは今日も「一度家に帰りたいんや。仏壇を参りたいんや」と何度も言う。
はいはい、分かってますって。
だから今、みんなで検討してんだから。
以前のように簡単にはいかないんだから。
綿子さんを連れて帰るには大勢の協力が必要なんだからね。

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綿「私がここに居るって知ったら押しかけて来るようになったら困るが」
か「大丈夫や。どうせ誰か分からんし」
綿「ほんだら行こうか~」
おっ!
今日は行く気になった。
そっか、今日はゆうくんが来てないもんねぇ。
じゃあ早速2階に向かおうか、そう思ったが、あれ待てよ、茂造さん木曜日に発熱したって言ってなかったっけ、会いに行っても大丈夫かしら?と思い至った。
それでかつおさんが2階の詰め所に行って面会しても大丈夫か聞いてくることになった。
かつおさんを待っていると男性スタッフさんが通りかかった。
この人は綿子さんのサービス担当者会議に出席している人だ。
きっと綿子さんのことは詳しいだろう。
丁度いい、聞きたいことがあったのだ。
好「今度、お盆くらいに綿子さんを家に連れて帰りたいと思ってるんですけど、どの程度歩けますか?」
綿子さん、以前から家に帰りたいとよく言っているので出来れば望みをかなえてあげたい。
けど段差だらけの家だし、車いすの人をどうやって連れて帰ればいいのか。
きっと担ぐことも必要だろうから男手は必要だろう。
そこで数くんにも協力を要請した。
数くんは快く引き受けてくれた。
で、綿子さんの状況、状態を知りたいと言っていたのだ。
立つことは出来るのか?
どの程度歩けるのか?
前もって知っておくほうが介助がしやすいそうだ。
今日は一緒に来てるし今聞けばちょうどいい。
スタッフさんによると手すりがあれば立つことは出来るけど歩くのはほぼ無理です。何もない所だと2,3歩で転ぶと思いますとのことだった。
実際壁の手すりのところで立たせて見せてくれた。
やはり立つのがやっとといった感じだ。
なので家に連れて帰る当日は翔ちゃんにもヘルプを要請して車いすごと担いで段差を超えるしかないようだ。
ま、それは何とかなるとして問題はトイレだ。
今、綿子さんの家のトイレには手すりがない。
以前の物は介護保険を使ってレンタルしていたものなので施設入所後に返却している。
トイレの入り口までなんとか車いすで移動しても便座までどうやって移動させる?
便座から立つのも一人じゃできないのでは?
スタッフさんもトイレに手すりがないのではちょっと厳しいですねと言った。
う~ん、どうしよう。
おしっこはオムツにしてもらって大便の時は急いで施設に連れて帰ろうかしら。
数くんはトイレに連れて行って便座に座らせるところまでは何とかなりそうと言ってくれた。
用を足している間は外で待機し、用が終わった後、立たせてパンツをあげるのはかつおさんにしてもらうので良ければなんとかなるんじゃないかなと言う。
そこからまた車いすに戻すのは数くんがやってくれるそうだ。
さすがだね、頼りになるわ。
あとは綿子さん次第だね。
綿子さんは今日も「一度家に帰りたいんや。仏壇を参りたいんや」と何度も言う。
はいはい、分かってますって。
だから今、みんなで検討してんだから。
以前のように簡単にはいかないんだから。
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