おやつを食べ終わると3時半頃だった。
そろそろいぶきの森へ送り届けよう。

か「ほなそろそろ帰るぞ。送って行くわ」

綿「その前に仏壇参りたいんや」

マジで?
この間いぶきの森でも「家に戻って仏壇参りたいんや」と言っていたが、家に帰る口実だと思っていた。
だって仏壇の中の人は綿子さんの嫌いな人ばっかりだし、家にいた頃から仕方なく世話をしていたように見えていたからだ。
なのでまさか仏壇を参ると言い出すとは思ってなかった。
いや、普通に歩けるなら好きにしてくれたらいいんだけど、台所と座敷とは結構大きな段差がある。
車いすだからみんなで担がないと行けないんですけど。
それに車いすで畳の上を移動するのにはちょっと抵抗が。
だって車いすって外も中も区別ないもの。
施設の廊下や家の庭で使ったままのタイヤで畳の上を通るなんて。
けど綿子さんは気にならないのか、それともそこまで気が回らないのか?
ま、綿子さんの家だし本人がいいならいいか。
で、またも男手を集めて段差を担いで座敷に連れて行ったのだった。

これで一応満足したのか、まだ帰りたくないとか、一泊したいと言うことなく帰って行った。
やれやれ。
疲れたーー!!
もう当分はご遠慮願いたい。

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