昨日の続き

茂造さんに声をかけ部屋に誘導した。
相変わらず「飯か?」と言う。
食べる事しか頭の中に無いのか?

好「違うで。飯はまだや。おやつ持って来たで」

茂「飯違うんか、ほな寝よろうか」

おやつ持って来たでは聞こえていないよう。
いつも話が半分しか通じない。
わたしの声は聞き取りづらいのか?
まあとにかく部屋に行こう。

なんとか部屋に連れてきてベッドに座らせた。
真向かいに綿子さんを。
今日もお互いに何も言わない。

好「茂造さん、綿子さんが来てくれたで」

茂「綿子?綿子っていうたらわしの嫁さんや」

好「そうやで。会いに来てくれたんやで」

茂「あんた綿子な?」

綿「そうや」

茂「ほうな、来てくれたんな、ありがとうございます」

こうやって感謝を口に出来る所は茂造さんのいいところ。
綿子さんもなんだか嬉しそうだ。
けれどその後会話が続かない。
ま、でもとりあえずおやつだ。

今日のおやつは柿。
昨日産直で今年初めて柿を売っているのを見つけ買ってきたのだ。
柿は綿子さんの一番の大好物!
買うしかないよね。
皮を剥いで一口大に切ってタッパーに入れて持って来た。
もちろん2つに分けてある。
フォークを差して「はいどうぞ」とタッパーをわたしたら二人ともすぐさま食べ始めた。

綿「甘いなぁ~」

好「そやろ~結構甘いやろ」

ニヤリ。
なんか嬉しい。
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