かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

カテゴリ: 綿子さん

5月19日 月曜日

今週もかつおさんは出張だ。
なので洗濯物の回収はわたしの仕事。
今日は二人分を回収しなくては。

いつものように先に4階へ行こうと思ったらエレベーターが上がり始めたところだった。
じゃまず2階へ行くことにしよう。
2階なら階段でもへっちゃらだ。

階段を登っていたら上から草野マネージャーが降りて来てバッタリ会った。
草野さんも2階に用事があるようだ。

「こんにちわ、お久しぶりです」

草野さんは綿子さんの普段の様子を話してくれた。

草「また以前のようにおしぼり配りとか色々手伝ってもらってます。綿子さんはしっかり動けるから。普段から積極的にしっかり歩かないと!って廊下を歩いてますよ。歩数を数えるのが楽しみみたいです」

「足腰が弱ったらイカンが口ぐせですもんね。実際、まだまだしっかりしてて結構歩けますよね。このところ気候もいいので面会時に外に散歩に連れ出したらいくらでも歩くんです。疲れたやろう?もう帰る?って聞いても「いやまだ歩く」って(笑)」

草「ホント凄いですね。今から茂造さんのところですか?」

「はい。後で綿子さんのところにも行きます」

草「よろしくお願いします」

「こちらこそ今後もよろしくお願いします」

久しぶりに草野さんに会えてよかった。
それにしても綿子さんはやっぱり足腰を鍛えることに余念がないようだ。
だからこそ何度骨折しても寝たきりにならず復活できるんだろうなぁ。
ホント凄い!
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なんだかんだで2階でずい分時間がかかってしまった。
が、色々収穫があって有意義な時間だった。

そしてやっと4階へ移動した。
こちらも分厚いアクリル毛布から綿毛布に取り換えた。
春夏物の洋服もたくさん持って来た。
七分袖のカットソーやブラウス、軽いベストや薄手のズボンなど。
春夏物は薄いのでたくさん入る。
よりどりみどりだ。
これでちょっとは楽しみが増えるかな?

衣替えのついでにタンスの整理もする。
この間からちょくちょく見るあの小さな手紙はまた増えていた。
これは勝手に捨てるわけにもいかないのでそのままにしておいた。
それにしてもこれを書いている人はどの人だろう?
綿子さん以外の人にも渡してるのかな?
それとも綿子さんにだけ渡しているのだろうか?
そうだとしたらちょっと怖い。

こうして衣替えをしている間にかつおさんには1階にいる綿子さんに1週間遅れの母の日のプレゼントを渡しに行ってもらった。
衣替え中はかつおさんは役に立たないしね。
2階でずい分話し込んだので1階も食事はとっくに終わっているだろう。
プレゼントは先週かつおさんが届けるのを忘れたブラウスだ。
責任を持って届けてください(笑)

わたしは衣替え&タンスの整理が終わったがかつおさんが戻ってこない。
しばらく待ったが戻ってこないのでたまらず電話をかけた。

「まだ?話がはずんどるん?」

「えっ?わし、よっちゃんが下りてくるん待っとったんや」

「は?綿子さんに見せたらタンスにしまうから持って上がって来てよって言うたやん!」

「あっ!そうやったなぁ」

ホントにもう!
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スタッフさんの説明を聞いていたらちょうどお昼ご飯が運ばれてきた。
大きな配膳車にお膳がたくさん並んでいる。
それをスタッフさんが名前を確認しながら順に配っていく。
茂造さんはそれをジーーッと凝視していた。
とりあえず黙って待てるようだ(笑)

皆が食事をしているのを見て気になっていたことを思い出した。
なので畑田マネージャーに聞いてみた。

「ここの食事の白ご飯の量って何グラムなんですか?」

畑「えっ?ご飯の量ですか?」

「いえね、綿子さんがしょっちゅう「ここのごはんは少ないんや。3口で無くなるんや」って言うから一体どれくらいなのかと思いまして」

畑「いや、3口ってことは無いわ!ご飯の量は人によって違うんです。普通、小、極小とあってその人の状態によって栄養士が選んでるんです。極小ならかなり少ないですけど、綿子さんはあれだけ動けて活動してるから極小ってことは無いと思いますよ。だから3口ってことは無いはずです」

畑田さんは2階の担当で綿子さんの担当ではないからご飯の量までは把握していないよね。
けど畑田さんも綿子さんの3口発言には驚いたようだ。

「ちなみに極小で何グラムですか?」

畑「たしか65gだったと思います」

そんな話をしているところにちょうど管理栄養士の方が通りかかった。
畑田さんが呼び止め「ご飯の極小って何グラムでしたっけ?」と尋ねた。

栄「65gです」

「小は何グラムですか?}

栄「90gです」

畑「それなら3口ってことはないわ」

「やっぱり綿子さんがオーバーに言うてるんですね」

か「やっぱりおかんが話を盛っとるんやな」

そう言っていたら栄養士さんが

栄「綿子さんて4階の綿子さんのことですか?」

畑「そう、そう。綿子さんてご飯は小なの?」

栄「いえ、綿子さんのごはんは極小です」

一同「ええっ!」

一同、目が点になった。
マジか⁈
という事は綿子さんの言う通りかなり少ないのでは?
オーバーに言っているわけではないようだ。

畑「えっ?どうして?あんなに活動するのに」

栄「それが入所して来た時、かなり体重過多だったんです。それで極小を続けてるんですけどなかなか体重が落ちなくって」

畑「あらそうなの。それじゃ仕方ないわね。体重が多いと膝に負担が掛かったり内臓にも良くないので適正体重に近づけるようにしてるんです」

ということは痩せればご飯の量を少しは増やしてもらえるかも。
頑張れ綿子さん。
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5月15日 木曜日

今日もいぶきの森へ洗濯物の回収に。
まずは4階綿のところから。

今日はちょうど食事中だったためか気付かれずラッキー!
焦ることなく着替えをしまった。
いつもこうならいいのに。
ゆったりした気持ちのせいかあることに気づいた。
今度の綿子さんの相方、なんと以前同室になった事がある人だった。
ここに入所して一番初めの相方だった人だ。
ということは今回も仲良くなれないということね。
だって綿子さん、この人のことを「最初によろしくお願いいたしますって挨拶したのに無視したんや!だから口きかんのや」って言ってたもの。
1年も前のことだから忘れてるかしら?
いや、きっと忘れてないだろうと思う。

ホント相方に恵まれない。
ちょっと前まで同室だったかなりボケが進行したおばあさんは話し相手にならなかったし、その次の人のことも「今度の人はどうなん?」って聞いたら「ああ、あの太っとい人なぁ…」と言ってあとが続かなかった。
その口ぶりからあまり好きじゃないようだと察したのだった。
なかなか気の合う人と同室になれず残念だ。
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そして少し落ち着いたところでおやつのかしわ餅を出した。
綿子さんは「かしわ餅」を食べながら「こどもの日」を思い出したようだ。

綿「かつお、もうすぐこどもの日やろが。私の年金で足りるか分からんけど翔ちゃんとハルちゃんに1万ずつやってくれ」

「よっしゃ分かった」

さすが綿子さん、こういう気はまだまだまわる。

「ありがとう!」

「ばあさん、わしは?わしもばあさんの子やろが」

綿「・・・・・」

完全スルーだった(笑)

綿子さんはかしわ餅を半分だけ食べ残りをパックに戻そうとする。

「ちゃんと食べてしもてよ。餅を置いて帰る訳にはいかんからな」

綿「いや~でも~」

「これも持って来たで」

キンカンを見せた。
それでようやく残りのかしわ餅を食べたのだった。
そしてキンカンは晩に食べるそうだ。
もう知らん!好きにして。
ま、キンカンは2個しかないから他人にあげたりはしないだろう。
けど毎回こんなやりとり、おやつを持って来るのがイヤになる。
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