5月8日 木曜日
かつおさんはゴールデンウイーク明けからまた出張へ。
なので今日も私が洗濯物の回収へ。
いぶきの森ではゴールデンウイーク中の4日から6日は入浴は中止だった。(あと10日も)
やはり入浴はスタッフが大勢必要な大仕事なのだろう。
世間がゴールデンウイークで連休を謳歌している時は施設のスタッフだって休みたいだろう。
なるべく多くのスタッフが休めるように入浴は中止になるのだと思う。
という事で月曜日の茂造さんの入浴は無かったので洗濯物の回収もなしだ。
けど一抹の不安が…。
このところ便汚染が続いているのに大丈夫だろうか?
そう思いつつも結局今日まで行くことは無かったのだった。
いぶきの森へ向かいながらどうか便汚染がありませんようにと祈った。
茂造さんの洗濯物が気になるがまずは4階からだ。
4階は食事は終わっていたが綿子さんはデイルームの指定席に座っていた。
軽く手をあげそそくさと部屋へ向かった。
たしか一番奥の右側に変わったって言ってたっけ。
間違えるといけないのでしっかりネームプレートを確認する。
綿子さんの名前が貼ってあった。
ここで間違いないようだ。
手前のベッドに見慣れた毛布があった。
ここが綿子さんの新しいテリトリーなのね。
ベッドやタンスの配置のせいか前より広く感じた。
なかなかいいじゃん!
それより早く用事を済ませて2階へ行かなくては。
ぱっぱとタンスに着替えをしまっていると綿子さんが追いかけてきた。
綿「いつも悪いなぁ」
好「いえいえ、わざわざ言いに来んでええから」
綿「いや、もうご飯も済んだし」
好「そうな、そしたらもう帰るから」
綿「その洗濯物ここに置いたらええわ」
そう言いながらシルバーカーを指さす。
綿「エレベーターのとこまで持って行くわ」
好「いやええよ。もうゆっくりしとき」
綿「いや私もまた向こうに行くんや」
好「そうな。けど洗濯物は運んでくれんでええよ。急ぐから先に行くで」
綿子さんの歩くのが速いと言ってもわたしの速足よりははるかに遅い。
一緒に歩くのは勘弁だ。
とにかくわたしは茂造さんの洗濯物が気がかりだ。
便汚染が無いことを祈っているがきっとあると思っている。
なので1秒でも早く回収して家に戻りたい。
どんなに洗濯に時間がかかることか。
綿子さんに付き合っている余裕はないのだ。
スタスタ歩きエレベーターのボタンを押してエレベーターが来るのを待っていると綿子さんが追い付いてきた。
もうええっちゅうに!
幸いエレベーターが来たのでさっさと乗り込み「ほなまた」と別れたのだった。
ここのエレベーター、ドアが閉まるがとても速い。
入所者が乗り込むのを防ぐためだろうと思っている。
わたし達にとってはとってもありがたい。
今日もサッサと閉まってくれて助かった。
ホントに素晴らしい。

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なので今日も私が洗濯物の回収へ。
いぶきの森ではゴールデンウイーク中の4日から6日は入浴は中止だった。(あと10日も)
やはり入浴はスタッフが大勢必要な大仕事なのだろう。
世間がゴールデンウイークで連休を謳歌している時は施設のスタッフだって休みたいだろう。
なるべく多くのスタッフが休めるように入浴は中止になるのだと思う。
という事で月曜日の茂造さんの入浴は無かったので洗濯物の回収もなしだ。
けど一抹の不安が…。
このところ便汚染が続いているのに大丈夫だろうか?
そう思いつつも結局今日まで行くことは無かったのだった。
いぶきの森へ向かいながらどうか便汚染がありませんようにと祈った。
茂造さんの洗濯物が気になるがまずは4階からだ。
4階は食事は終わっていたが綿子さんはデイルームの指定席に座っていた。
軽く手をあげそそくさと部屋へ向かった。
たしか一番奥の右側に変わったって言ってたっけ。
間違えるといけないのでしっかりネームプレートを確認する。
綿子さんの名前が貼ってあった。
ここで間違いないようだ。
手前のベッドに見慣れた毛布があった。
ここが綿子さんの新しいテリトリーなのね。
ベッドやタンスの配置のせいか前より広く感じた。
なかなかいいじゃん!
それより早く用事を済ませて2階へ行かなくては。
ぱっぱとタンスに着替えをしまっていると綿子さんが追いかけてきた。
綿「いつも悪いなぁ」
好「いえいえ、わざわざ言いに来んでええから」
綿「いや、もうご飯も済んだし」
好「そうな、そしたらもう帰るから」
綿「その洗濯物ここに置いたらええわ」
そう言いながらシルバーカーを指さす。
綿「エレベーターのとこまで持って行くわ」
好「いやええよ。もうゆっくりしとき」
綿「いや私もまた向こうに行くんや」
好「そうな。けど洗濯物は運んでくれんでええよ。急ぐから先に行くで」
綿子さんの歩くのが速いと言ってもわたしの速足よりははるかに遅い。
一緒に歩くのは勘弁だ。
とにかくわたしは茂造さんの洗濯物が気がかりだ。
便汚染が無いことを祈っているがきっとあると思っている。
なので1秒でも早く回収して家に戻りたい。
どんなに洗濯に時間がかかることか。
綿子さんに付き合っている余裕はないのだ。
スタスタ歩きエレベーターのボタンを押してエレベーターが来るのを待っていると綿子さんが追い付いてきた。
もうええっちゅうに!
幸いエレベーターが来たのでさっさと乗り込み「ほなまた」と別れたのだった。
ここのエレベーター、ドアが閉まるがとても速い。
入所者が乗り込むのを防ぐためだろうと思っている。
わたし達にとってはとってもありがたい。
今日もサッサと閉まってくれて助かった。
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