かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

カテゴリ: 介護保険

ひき続き13日のこと

梅ちゃんご夫婦と話に花を咲かせていると、手すりのレンタル業者が回収にやって来た。
実はレンタルしている手すりは返却しなければならないのだ。
介護保険を利用して自己負担1割の利用料で使っていたのだが、これは居宅で介護を必要とする人のためのサービスなので、要介護者が入所したら介護保険が使えないそうだ。
今までは玄関先の段があるところ、勝手口の上り口、リビングのの上り口、綿子さんのベッドの横、それとトイレで計5台を借りていたのだが、月々の使用料は1000円ちょっとだった。
介護保険が使えないと1万円以上するという事だ。
本当に介護保険ってありがたい。

綿子さんが1月に入所した時、ケアマネの川上さんから「お二人とも入所したのでレンタルの手すりは返却しなければいけません。じきにレンタル業者からから連絡が入ると思います」と聞いていた。
しかし待てど暮らせど業者から連絡は無かった。
これらの手すりはわたし達にとっても結構便利だったので、こちらからわざわざ連絡を取ることは無く放置していた。
が、とうとう先日13日の土曜日に回収に行きますと連絡が入ったのだった。

回収にやって来たのはわりと若い男性一人だった。
えっ?一人だけ?
というのもレンタルしていた手すりは据え置き型の物がほとんどで、柱や壁にビスで固定するようなものではなかった。
据え置き型の手すりはそこに全体重がかかっても倒れないようにかなり重い台座が付いていた。
これらを一人で運ぶのか?
業者さんはなるべく分解して運びやすくはしていたが、台座は分解できない。
なかなか大変そうだった。
手伝ってあげたいがこちらも来客中(梅ちゃんご夫婦)なので無理だ。
業者さんは黙々と作業をしていたが結構時間がかかっていた。

11時半を過ぎ、梅ちゃんご夫婦が帰り支度を始めた。
まだ作業は終わってなかったが、来た時にはあった手すりが外されていて、リビングから靴をはいて土間に降りるのにちょっと困った。
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やっぱりここに手すりがあった方がいいよね。
棒が一本、あるのとないのでは大きく違う。
業者さんもあと30分遅く来てくれていたらちょうどよかったんだけどなぁ。

それにしても困ったなぁ。
ここになにか代わりになるものを設置しないと茂&綿が一時帰宅した時に困るよな。
梅ちゃんの様子を見てつくづく実感した。
業者さんに「これ、買い取るとしたら結構するの?」と尋ねてみたら「そうですね~」といった返事で、「いくらです」といった回答ではなかった。
どうも中古品を販売するといったことはしていないようだ。
こんな事ならレンタルせずに住宅改修工事をした方が良かったんじゃないだろうか?
枠は余っていたのに。
けど今更言っても遅い。
いぶきの森の外出許可が出るまでになんとかしなくては。

↓レンタルしていたものたち
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※この手すりが一番重い!




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7月5日 水曜日

帰宅し、ポストを覗くと介護認定結果通知書が届いていた。
そういえば5月の末、いぶきの森へ『家に帰りたい病』発症中の茂造さんの面会に行った時、マネジャーの畑田さんから「6月に介護保険の区分変更の申請をしようと思います」と聞いたっけ。
施設入所者の場合、調査員が施設に出向き聞き取り調査を行うそうで、家族の者が立ち会う必要はないそうだ。
それもそうだ。
茂造さんの普段の様子なんて全く分からないもの。
立ち会いも無いので区分変更については畑田さんに一任していたため、すっかり忘れていた。

早速、封を開けて確認した。
すると『要介護④』になっていた。
区分変更の申請前は②だったので、一気に2ランクアップだ。
マジ⁉
申請前に畑田さんからは
「茂造さんは自分で歩けているので変更になるかどうか分からないのですが、一度出してみます」
と聞いていた。
なのでうまくいけば③、じゃなければ②のままだろうと思っていたのに④になるとは!!
それほど介護度が上がっているということなのだろう。
本当に施設の方々には頭が下がる。

とにかく③以上になったのでこれで特養に移ることも出来る。
わたし達はこのままいぶきの森でずっといて欲しい気もするが、老健は基本、リハビリをして家に戻るための施設なので長期入所はできない。
いぶきの森くらい良い特養が見つかればいいなと思う。
こんなの氷山の一角なんだろなあ


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先日、綿子さんの介護認定が更新され要介護②になったこともあり、ケアマネージャーの川上さんがみえた。

川上さんもまさか要介護②になるとは思わなかったそうで驚いていたそうだ。
思わず「良かったですね」と言いかけて止められたそうだ。
そりゃ私たちにとっては喜ばしいことだが、介護度が上がっているということは本人や傍からすると残念な事なのだ。
思いっきり喜ぶのは不謹慎な事かも知れない。
それでも綿子さんのいない所では喜んでもいいじゃないか。
かつおさんは
「きっと手紙を書いて渡したのが良かったんだと思うんです」
と川上さんに伝えたそうだ。
しかし川上さんの反応はいまいちだったそうだ。

そういえば介護認定の更新申請をするとき、川上さんからは「綿子さんはとても元気なのでもしかすると要支援になるかも知れません。高齢者移動サービスを利用して買い物に行っているなんて言ったらきっと要介護はつかないでしょう」と言われていた。
わたし達としては綿子さんはここ1年、ケガして入院することもないので、足腰はずいぶんしっかりしてきたと思っていた。時々ふらついたり転んだりはするが、これでは要介護にはならないのではないかと思っていた。
要介護が認められるにはボケをアピールするしかないと思っていた。
けれどそのアピールは綿子さんの前ではやりにくいし、わずかな時間ではきちんと伝えきれない。
それで手紙を書いて渡すことにしたのだが、この戦法はネットで見つけたものだ。
ケアマネからこうするといいですよといったアドバイスは無かった。

ひょっとするとケアマネさんはそういう奥の手の様な事は知らないのだろうか?
それともあまり興味ないのかな?
そんな気がした。

やはりケアマネさんは介護のプロだけど、信じ切って丸投げしないで自分たちでもしっかり対策を練ったり情報を集めるのは大事なのだと感じたのだった。
くせもの


手紙(メモ)を書いた時の話はこちら


手紙は効果があったと思う根拠はこちら


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そうそう介護認定の結果ですが...
無事、要介護が認められたした!
しかも要介護②!!
きっとあの綿子さんのケガの既往歴や家での様子を書いた手紙の効果ではないかと自画自賛しております(笑)

この嬉しい結果が届いたのはつい先日だった。
今までの介護認定の有効期限は10月末。
そして調査員が聞き取りにやって来たのが10月11日の事だ。
それから2週間たってもまだ結果が届かなかった。
ケアマネの川上さんからは「結果が届き次第教えてください」と言われていた。
なんてったってもし要支援になっていたらもう川上さんには頼めない。
地域包括支援センターのケアマネに依頼しなければならなくなる。
それに今通っているグループホームのデイサービスは利用できなくなるそうだ。
早く結果が届かないかとそわそわして待っていた。
しかし28日の金曜日になってもまだ結果が届かなかった。
しかたなく翌日の土曜日にケアマネの川上さんに電話をかけた。

「まだ結果が届かないんです。月曜日に役所に電話してみます」

すると川上さんから思いがけないことを聞いた

「もう結果は出ましたよ。要介護がついたのでこれからもさくら苑に通えますよ」

ええっ!!

川上さんの話によるとこの週の火曜日に審査があって、結果、無事要介護が認められたのだそうだ。
あとは役所が書類を作成して送付するだけなので月曜には届くと思いますよとの事だった。

そして川上さんの予言通り31日の月曜日、ポストをのぞくと認定結果が届いていた。
川上さんは要介護が認められたと言っていたがやはり自分の目で見るまでは少し不安が残っていた。
そして開封すると
"要介護②"の文字が目に飛び込んできた。
間違いなく要介護がついていた。
しかも"②"ではないか!

バンザーイ!!

これで今まで通りデイサービスに通えるし行き先も変えなくていい。
心からほっとした。
そしてよく見ると有効期限は3年になっていた。
これで3年は今まで通りのサービスが保証されたのだ。
ありがたい。

それにしても結果が出るのが遅すぎでは?
有効期限の最終日に結果が届いて、もしこれが要支援だったらどうなっていたんだろう?
考えただけで恐ろしい。
役所の方も忙しいのかもしれないがもう少し早く仕事をしてください。

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火曜日、介護認定更新のために調査員が綿子さんちに聞き取りにやって来る日だ。
かつおさんは前回の失敗(佐藤病院でのこと)を踏まえ、前日に手紙を何度も読んでいた。
読みながら質問してくる。
やっぱり前回はちっとも読んでなかったのね。
やれやれ。

ま、とにかく今日は準備万端で迎えることができた。
わたしは立ち会わないのでかつおさんに頑張ってもらうしかない。

そして結果は....
かつおさんの感触では、まあまあかなとの事だった。
綿子さんは相変わらず元気そうに足を上げて見せたりしたそうだ。
ま、これは想定内だ。
かつおさんは、とにかく『家で一人にしたら何するか分からないから困るんだ』と困っているアピールを必死で喋ったそうだ。
『元気なボケが一番困るんです!』
喋って喋って喋りまくったそうだ。
無駄な元気

そしてわたしが作成した手紙を渡し、「今、喋ったこともこれに書いてますから」と伝えたそうだ。

調査員「どこですかね」

「え~と~」

すぐ「ここです」って言えなかったということで、前日の読み込みは不十分だったようだ。

そして今回も「きれいな字ですね」と言われたそうで、またまた「これは妻が書いたんです」というやり取りをしたそうだ。
字を習っていてよかった。
いやしかし、そんな感想でなくて中身の感想が聞きたいのだが。

とにかくやることはやった。
あとは結果を待つばかり。
要介護①のままでありますように。
もう神頼みしかないな。



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