かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

カテゴリ: 茂造家

昨日の続き

とうとう秀夫さんが入所した。
デイサービスすら嫌がって行かなかった人だから不本意だったことだろう。
結局、ひろ子さんが倒れたからとは何とも切ない。
倒れる前に何とかならなかったのだろうか?
結局自分の我を通すばかりで相手を思いやらないからいきなり入所になってしまったのでは?
デイサービスに通ったり、たまにはショートステイを利用してひろ子さんの負担を少しでも減らしてあげればまだまだ家に居れたんだろうになぁと思う。
ま、自業自得だよね。

ひろ子さんはやっと解放されてせいせいしたのでは?
ハッキリとは言わないがかつおさんはそんな感じがしたそうだ。
ひろ子さんお疲れ様でした。
ま、入所したら全く何もしなくていいという訳ではないからまだまだ介護は続くだろうけど、家にずっといるのと比べたら雲泥の差で楽になるだろう。
身体的にも気持ち的にも。

ところで秀夫さんんが入所したのは特養だそうだ。
えっ?特養?
特養って要介護③からじゃないと入所できないのでは?
秀夫さんは要介護①か②だったはず。
要介護③がついたのかしら?
それとも同居家族が高齢で介助できないとかの特例で入所できたのだろうか?
とにかく入所できて良かった。

その施設には以前から申し込みはしていたそうだ。
秀夫さんちから割と近いところにある。
それならひろ子さんが面会に通うのも楽だろう。
やっぱり遠いのは大変だよね。
けどここ、面会は禁止されているそうだ。
家族も入れないそうだ。
マジ?
未だにそんなところあるの?
コロナの頃はそういう施設も多かったが、今はたいていの施設で緩和されているのに。
けどひろ子さんにとってはラッキーかも。
秀夫さんなら毎日用事を言いつけて、毎日来いって言いそうだもの。
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引き続き30日のこと

夕方、家に戻る途中、セルフのガソリンスタンドに寄って給油をする事に。
かつおさんが車の外に出た途端、携帯がなった。
よせばいいのに思わず取ってしまったかつおさん。
電話の相手はひろ子さんだった。
ひろ子さんは茂造さんの弟の秀夫さんの奥さんだ。
電話をかけてきた理由は秀夫さんが施設に入所したという報告だった。

秀夫さんは茂造さんより大分若いが昔からお酒が好きでそのお酒でいろいろ失敗していた。
お酒による失敗エピソードは数知れず。
もちろん体も壊していた。
頭はしっかりしていて痴呆はないようだが、足腰が弱っていて歩行器を使って歩くのがやっとという状態だった。
なので用があるとひろ子さんを呼びつけて指図していたそうだ。
トイレに行くのも大変だからと尿瓶生活。
お風呂もひろ子さんが介助して入れていた。
それならデイサービスを利用してそこで入れてもらったらと提案したこともあったが秀夫さんが嫌がって行かないそうだ。
週に2回機能訓練に通うのみ。
そこも半日で帰ってくるのでひろ子さんの負担を減らすには至らない。
なのでひろ子さんは茂造家に来たらひたすらグチっていた。
そのうちひろ子さんが倒れるんじゃないかと思うくらい大変そうだった。
秀夫さんも少しはひろ子さんのことを思いやってデイサービスくらい行けよ!と思っていた。

それがいきなり入所したとの事。
よく秀夫さんが承知したものだ。
実はひろ子さんがとうとう倒れてしまったそうだ。
少しだが入院していたそうだ。
それでいろいろあって結局入所することになったそうだ。
少し会わない間に色々あったのね。
 
続く
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そして夜8時ごろ、秀夫さん(茂造さんの弟)の奥さんのひろ子さんから電話がかかってきた。
お正月に茂&綿を家に連れて帰ってくるのか?連れて帰るならいつか?との問い合わせだった。
かつおさんは「1日に二人を連れて帰る予定だったんですけど、ばあさんは同じフロアでコロナの感染者が出たので連れて帰るのは止めたんです。じいさんだけ連れて帰ってくる予定です」と伝えた。
するとひろ子さんは「姉さんが戻らんのやったらお正月に伺うのは止めとくわ」と言ったそうだ。
そりゃそうだろう。
ひろ子さんは8月に茂造さんに会っている。
かなりボケていてひろ子さんの事も全然分かっていなかったし、ほかの人のこともほとんど忘れているのを実際に見た。
妹の梅ちゃんの事だって分からず「あんた誰かな?」を連発していたのを目の当たりにしている。
なので茂造さんにわざわざ会いに来ようとは思えないだろう。
綿子さんとは同じ嫁の立場だし、昔から「姉さん」と慕っていたので久しぶりに会いたかったのだろう。
8月は綿子さんは骨折してあまり動けなかったから帰宅できず会えなかったから。
こうやって会いたいと連絡をくれるのは本当にありがたいことだ。
しかし今回も無理です。
なかなかタイミングが合わず残念だ。
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10月19日 土曜日

今日、明日は地元のお祭りだ。
土曜日は各家を獅子舞が回る。
茂&綿を家に連れて帰って見せてあげたいが、あいにく我が家に獅子舞が来るのは夜7時前になるのでちょっと無理だ。
せめてお祭り気分を味わってもらおうと考えた。

祭りと言えばお寿司だ。
綿子さんの実家の近くの産直に『押し寿司』がある。
田舎の家庭の味がするちょっと甘めの酢飯が美味しい。
この押し寿司は茂&綿もお気に入りで昔からよく食べていたのでそれを持って行ってあげようと思い買ってきた。
N寿司

それともう一つ。
一つ身を着せたゆうくんを見せてあげようと思った。
わたしたちの地方ではお祭りの時にお宮参りをするのが慣例だ。
普段、お宮さんに宮司さんはいらっしゃらなくてお祭りの時やお正月くらいしか来ないからだ。
赤ちゃんが生まれたらお祭りの前日、金曜日の夜にお宮参りをして氏子につけ、祈祷してもらうのが習わしだ。
わたしたちも昨日の夜、ゆうくんを連れてお宮参りに行ってきた。

お宮参りと言えば一つ身の着物だ。
はるか昔、翔ちゃんをお宮参りに連れて行く時にも一つ身を着せた。
それはかつおさんが赤ちゃんの頃に着たものだった。
綿子さんが「かつおの着物があるから」と出してくれたものだった。
きっとどこかに仕舞ってあるはず。
今まで綿子さんちの大掃除をしたけど綿子さんの古いタンスには手を付けていなかった。
普段着の入っているタンスは整理させてもらったが、着物が仕舞ってある方はそのままにしていた。
そのタンスに入っているに違いない。
探してみると大当たり!
古い一つ身の着物が出てきた。
鷹の柄でカッコいい。
かつおさんによるときっと元は典さんの物だろうとのことだ。
そりゃ次男のためには作らないよね。
けど、ということはこの一つ身は約70年前の物なのか!
広げて見るとけっこうシミがあるが黒いので目立たない。
虫くいはない。
一度クリーニングすれば使えそうだ。
一つ身ってまず1度くらいしか着ないので買うのはもったいない。
レンタルするかこれを洗うか。
クリーニング代も結構かかるだろうけどせっかくならこの着物を着せたい。
そう思ってクリーニングに出したんだけど、染み抜きなし丸洗いのみで5000円だった。
けれどずっとしまい込んでゴワゴワだったのが滑らかな肌触りに戻り満足な仕上がりだったのでOKだ。
ということでゆうくんは昨日、この代々の男の子が着た一つ身を着てお宮参りをしてきたのだった。

続く


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その後、茂造さんをいぶきの森まで送り届けやっと終わったのだった。
とても楽しかったがとても疲れた。
一番のダメージの元は綿子さんのまさかの行動だ。
あんなに家と食べ物に執着するとは思いもよらなかった。
つきっきりで見ていないと何をするか分からない。
やっちゃいけない事をしそうで怖い。
こりゃあ次回は当分先だな。
じゃないとこちらがもたない。

わたしとかつおさんだけで茂&綿を見るのは不可能だ。
またハルちゃん達に手伝ってもらわないとどうしても目を離す時間が出来てしまう。
毎月手伝いをお願いするのも悪いしやっぱりムリだな。
茂造さんだけなら二人でも全然余裕なんだけどなぁ。

かつおさんも「ばあさんを連れて帰るのはもう無理!!」と言い出した。
「もしまた連れて帰るとしたらアニキが帰って来た時やの」
こりゃまたずい分先になりそうだ。
けれどその方がいいかも。
度々帰って来てたら家への執着が抜けないかも。
茂造さんだって3月に入所して初めて家に帰って来たのは10月の終わりだったっけ。
初めはいぶきの森でも「家に帰る!!」とスタッフさんを困らせていたが、半年も経つと帰れないことを理解したようだった。
綿子さんはやはりしばらくは面会だけにしよう。
その方がいい気がする。
セパレートだ


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