かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

カテゴリ: 野菜作り

11月26日 日曜日

今日は朝から玉ねぎの苗を買ってきて、しおれかけの苗の隣に植えた。
今回は黒マルチは無しだ。
マルチが無い方が断然、植えやすかった。
この間の苦労は何だったんだ!

二人でせっせと苗を植えていたら、近所のおじさんが車で通りかかった。
こちらを見ながら通り過ぎて行った。
きっと失敗したからもう一度植えているんだなと思っているだろう。
ちょっと恥ずかしい。
ここの畑は道路沿いなので丸見えだ。
でも初心者が頑張っているなと温かく見てくれているだろう。
そう思っておこう。

暫くするとまたそのおじさんが通りかかった。
と思ったら車を停めて話しかけてきた。

おじさん「おやっさんが出来んようになったから、若いもんが頑張っとるんやのぉ」

「いや~でもなかなか難しいですわ~。これも失敗したから、もう一度植えてるんです」

おじさん「黒マルチはせん方がえええんや」

昨日のおばさんと同じことを言った。

このおじさんは、かつおさんが所属する営農集団とは別の野菜作りを主とする団体のメンバーで、その野菜チームは今、玉ねぎを栽培している。
プロだ。
「わしらもマルチしたけど、いかんかったわ。早うに植えたとこは暑さでやられとるわ。今年はぬく過ぎる」
やっぱりそうなのね。
今年の異常な暖かさのため、みんな苦労しているようだ。

そしておじさんは昔はこうやって植えとったんやと『列植え』の仕方を教えてくれた。
そして苗を植える間隔も、もっと狭い方がええんやと教えてくれた。
たしかに玉ねぎ用のマルチの穴の感覚は15㎝だ。
けど畑は植える場所がたっぷりあるのでちょっと広めに20㎝間隔で植えていた。
けどおじさんが言うには玉ねぎは狭くてお互い押しあうくらいの方が大きくて美味しくなるそうだ。
本当に色々勉強になる。
それを聞いた後は言うまでもない、15㎝間隔で植えた。
玉ねぎが出来たら食べ比べてみよう。

今日植えた苗は先生方に教えてもらった事を生かして植えたのできっとうまくいくだろう。
今から収穫が楽しみだ。
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新しく植えた玉ねぎ
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前に植えた玉ねぎ。黒マルチを除けたけど大丈夫か?

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ひき続き25日のこと

夕方、先週植えた玉ねぎの様子を見に畑へ行った。
どうも調子が悪い。
日曜日に植えたのだが、火曜日の朝見たら、100本の苗のうち半分くらいが無くなっていた。
えっ?なんで?
よーく見ると、無くなったのではなく、黒マルチの中に潜り込んでいた。
IMG_4513
なんで?
玉ねぎ栽培は初めてなのでよく分からないが引っ張り出した方がいいだろう。
そう思い、丁寧に出していった。
そして今日見ると、またも半分くらいの苗が黒マルチの中に潜っていた。
あとの苗もどれも元気がない。
こりゃダメなんじゃない?
とても哀れな状態だった。
とりあえずダメもとで潜り込んだ苗を引っ張り出していると、ちょうど近所のおばさんが通りかかった。
かつおさんが呼び止めて尋ねた。

「すみません。ちょっと教えてもらえませんか?もうこれはダメですかね?」

おばさんは畑に入って苗をよく見て「マルチはしない方がええんや」と言った。

えっ?マジか?

野菜作りの本にはマルチをして植えろと書いてあるし、苗を販売しているところでも苗の横にマルチを置いていたので、マルチをしなくてはいけないものだと思っていた。
おばさんによると今年はとくに暖かいので黒マルチをすると良くないそうだ。
なんてこった。
そしておばさんは貧弱な苗をよく見て、「半分くらいはまだ大丈夫そうやな」と言った。
半分か~。

「いや~素人なものでお恥ずかしい」

玉ねぎとじゃがいもは植えっぱなしで誰でも簡単にできると思っていたのに。
とても残念だ。
明日もう一度苗を買ってきてリベンジしよう!

そしてこのおばさんとは30分以上も立ち話をしたのだった。
このおばさんは多分70代後半だと思う。
そのくらいの年齢になるとあまり他所の人と話す機会も無くて、こうやって話をすると嬉しいのだろう。
いつまでも話が終わらない。
すっかり暗くなるまで話が続いたのだった。
でもいろいろ教えてもらえて助かった。
田舎もいいもんだとちょっと思った。


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