かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

カテゴリ: いぶきの森

実はこの面会中、相部屋のおじいさんが部屋に戻って来た。
幸いおやつは食べ終わっていたのだが、茂造さんが大声で喋り続けている最中だった。
もしかして疲れて休みに戻って来たのだったら申し訳ないなぁ、そろそろ切り上げようかしらと考えた。
が、相方さんは自分のベッドに腰かけたかと思えばすぐ立ち上がりタンスの扉を開けたり、しきりのカーテンを引っ張って閉めたり開けたり。
かと思ったらマットレスを触ったりとひたすらゴゾゴゾしていた。
休みに来たわけではないようだ。
そのうち茂造さんのベッドに寄って来て茂造さんの掛け布団を触り始めた。
茂造さんとかつおさんは相方さんの方に背を向けて座っていたので始め気付いてなかった。
が、終いに相方さんが掛け布団を横に除けてそこに座ったので気付いたようだ。
かつおさんは振り返ってびっくりしていた。
が、茂造さんは振り返ってそこに相方がいるのを見たが全くスルーだ。
これっていつもの事なのか?
それとも喋るのに夢中でそんな事はどうでもいいのか?
で、相方さんは少しの間茂造さんとかつおさんと背中合わせでベッドに腰かけていたのだがふと立ち上がると自分のベッドへ戻って行った。
が、また戻って来て茂造さんのベッドに腰かける。
そしてまたも立ち上がり部屋を出て行ったのだった。
この間、終始無言。
何気に怖い。
綿子さんは茂造さんの方を向いて座っていたので相方さんの行動は全て見ていたのだが何も言わない。
やっぱりこういう事は日常茶飯事なのかしら?
この光景を見てわたしは絶対ボケたくないなと強く思ったのだった。
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9月12日 土曜日

かつおさんは営農の仕事で朝から出かけて行った。
なのでこの週末は明日、日曜日に面会に行こうと思っていた。
が、4時頃かつおさんが帰って来た。
ちょっと早く終わったそうだ。
ラッキー!
じゃあ今から面会に行こう!
実はかつおさん明日からまた出張に出なければならないのだ。
用事はなるべくさっさと済ませておこう。

急いで準備していぶきの森に向かった。
5時過ぎから夕飯が始まってしまう。
その前におやつを食べてもらおう。
それにしても5時から夕飯スタートって早いよね。
それで次の日の朝食は8時過ぎからだし、めっちゃお腹が空くよね。
どうにかならないものか。
けど働く人の事を考えると仕方ないのかな。

とにかく今日は時間が無いから今回も綿子さんを茂造さんのところへ連れて行くことにした。
綿子さんには「茂造さんのところに行く?」じゃなく「行こう!」と声をかけちょっと強引に茂造さんのところへ。
茂造さんはデイルームの指定席に座っていた。
そうそう、また席替えをしたみたいで茂造さんの向かいには見知らぬおじいさんが座っていた。
茂造さんの席は変わっていない。
これはいつもの事だ。
席が変わるとなかなか覚えられないからだろう。
向かいの方が代わっただけなのだ。
この間までは相部屋のちょっと重度の痴呆のおじいさんだったのだが、きっと茂造さんの物をクレクレ言って牛乳を貰ってしまうから物理的に離すことにしたんだと思う。
ちなみに相部屋のおじいさんはデイルームの奥の方の席になっていた。
とにかくこちらとしてはありがたい。
これで茂造さんの牛乳を飲まれずに済む気がする。
今度の向かいの方はじっとして物静かな感じの方だった。
茂造さんがご迷惑をおかけするかもしれませんがよろしくお願いします。
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そろそろ茂造さんのところへ行こうか。
軽い気持ちで「綿子さんも一緒に茂造さんのとこ行く?」って声をかけてみたら

綿「私がここに居るって知ったら押しかけて来るようになったら困るが」

だって。
まだそれ言う?

か「大丈夫や。顔見ても誰か分からんのに」

綿「そしたら行こうか」

おっ!
意外だ。
いつもゆうくん連れの時は行きたがらないのに。
今日は先にしっかり触れあった後だからな?

ということで6名でぞろぞろ茂造さんのもとへ向かった。
ガラス扉を抜ける前に詰め所に牛乳を渡していると畑田マネージャーに会った。

畑「この間はすいませんでした」

なんのことだ?

好「え~と?」

畑「入れ歯を渡すのをすっかり忘れちゃって。わざわざ取りに来させてしまってすいませんでした。いやね、もう感動しちゃって~。ですっかり忘れてしまったんです。ほんとにすいませんでした」

あ~あの感動のご対面の時の話ね。
二人が泣いているのを見て畑田さんももらい泣きしてたってやつね。

好「いえいえ、お気になさらずに」

畑「あの時はホント感動したんです~。茂造さんが「綿子か!」って言ってね。ちゃんと分かったんですよ!」

好「そうだったんですってね。かつおさんから聞きました」

畑「綿子さん、この前は良かったね。お家にも帰って楽しかったでしょ?」

綿「へえ」

畑「今日も茂造さんに会いに来てくれたんやね。茂造さん喜ぶわ~」

ほんと畑田さんは自分の事のように喜んでくれる。
親身になってくれてありがたい。

けど今日も茂造さんが喜ぶとは限らない。
きっと綿子さんの顔を見ても誰か分からないだろうと思っている。
この間はめったにない、たまたまだったんだと思う。
さてどうなるかな?
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8月13日 木曜日

今週は世間はお盆休み。
わたしもかつおさんも今日から日曜日までお休みだ。
長い所は9連休のところもあるようで羨ましい。
しかしいぶきの森にはお盆休みはないようで今日も明日も通常運転だそうだ。
ありがたいことだ。

と言う事で今日もいつも通りお風呂に入れてもらったようだ。
なので洗濯物の回収に。

茂造さんの今日の洗濯物は便汚染だった。
このところちょくちょく汚している。
まだまだ調子が戻らないのだろうか?
でも今日はお風呂に入れて良かったね。
さっぱりしただろう。
ほんとありがたい。

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車いすを置いてあったリハビリ室にはロボット犬ポチがいた。
ちょうど充電中で眠っていた。

数カ月前にも一度、起きているポチを見たんだけど、とても賢くてびっくりした。
昔、ソニーの初代アイボが発売されたころアイボよりかなり安価な類似品のロボット犬のおもちゃを買ったことがあった。
そのロボット犬は賢いとは程遠くお馬鹿でクソ生意気な性格の悪い犬にしか育たず、何度かトライしたけどかわいい犬に育つことは無かった。
そんな経験をしていたのでロボット犬には懐疑的だったんだけど、このポチは本当に賢くて可愛らしい。
しぐさも本当の犬のようだし、愛嬌もある。
ちゃんとお手も出来る!
人を見分けることも出来るそうだ。

ロボットだけどアニマルセラピーに近いことができるそうだ。
本当の動物だったら散歩したりお世話が必要だが、ロボット犬は自ら充電しに行ってくれるし全然手がかからないそうだ。
毛が抜けることもないし、アレルギーの心配もない、フンの処理も必要ない。
施設ではいいことずくめだそうだ。
いぶきの森でもポチは人気者だそう。
入居者さんも、スタッフさんも、わたし達の様に訪問したご家族さんにも可愛がられているそうだ。

かなり高価でいぶきの森が購入した頃は30万を超えていたそうだ。
今は少し値が下がっているようだとの事だった。
けれどやっぱり高価。
しかし補助金制度があるそうだ。
へえ~。
なかなかいい税金の使い道だよね。

で、綿子さんはこのポチが大好きなんだそうだ。
リハビリをしにこの部屋に来ると毎回ポチを見て泣くそうだ。
うわ~目に浮かぶ~(笑)

今日のポチは眠っていたので交流できず。
残念。
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