その後またもベッドに寝転んだ茂造さん。
せっかく綿子さんが来てくれたというのに。
なんちゅう態度やねん。
そしてまたいつもの独り言が始まった。
茂「〇〇茂造、〇〇県〇〇市〇〇町〇〇番地、オヤジは〇〇為五郎。秀夫は弟や。梅子は✕✕におる。私の嫁さんは綿子。綿子は温室や。花の世話しよる」
一体何十年前の話をしてんだ?
わたしが嫁に来た時には温室なんかとっくになかったで。
そりゃあ温室で花を作っていた時の綿子さんは若くてぴちぴちだったことだろう。
茂造さんの中ではその時代で時が止まっているのだろう。
その頃が一番幸せだったのかな?
目の前のしわしわのおばあさんが綿子さんだと聞いても受け入れられないのも分かる気がする。
けど「こんなん違う」って言われる方の身にもなってよね。
しかし言われた当の本人はあまり気にしてないようだ。
悲しんだり怒ったりする様子もなく笑っている。
ちょっとホッとしたが…。
なんかボケって凄い…。

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なんちゅう態度やねん。
そしてまたいつもの独り言が始まった。
茂「〇〇茂造、〇〇県〇〇市〇〇町〇〇番地、オヤジは〇〇為五郎。秀夫は弟や。梅子は✕✕におる。私の嫁さんは綿子。綿子は温室や。花の世話しよる」
一体何十年前の話をしてんだ?
わたしが嫁に来た時には温室なんかとっくになかったで。
そりゃあ温室で花を作っていた時の綿子さんは若くてぴちぴちだったことだろう。
茂造さんの中ではその時代で時が止まっているのだろう。
その頃が一番幸せだったのかな?
目の前のしわしわのおばあさんが綿子さんだと聞いても受け入れられないのも分かる気がする。
けど「こんなん違う」って言われる方の身にもなってよね。
しかし言われた当の本人はあまり気にしてないようだ。
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