かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:あっさり

茂造さんが寝転んでしまったので帰ることにした。
綿子さんを4階まで送って行くと皆はビデオ体操の真っ最中だった。
デイルームの大きなテレビに映ったお兄さんの動きに合わせて入所者さん達が手足を動かしていた。
かつおさんが車いすを押して綿子さんを定位置まで連れて行っていたのだが、綿子さんはもうビデオに釘付けだ。
移動中なのに皆と同じように手を動かし始めた。
とても嬉しそうな顔をしていた。
そしていつものように別れを惜しんだり泣くこともなくあっさり別れたのだった。
ビデオ体操に夢中でかつおさんのことなど眼中にないのだ。
その様子にはちょっとびっくりした。
こちらとしてはウザい別れが無くてよかったけれど。
気遣いが出来なくなっていることがちょっと悲しかったのだった。
ブログアイコン
↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村






そこへかつおさんが戻って来た。
2階の詰め所で「綿子さんを茂造さんに会わせたいけど大丈夫ですか?」と尋ねると「今日は止めといた方がいいですね」と言われたそうだ。
茂造さん、昨日まで熱が続いていたそうだ。
今朝ようやく36度台に下がったところらしい。
うつるといけないのでやめといた方がいいって。
実際2階ではナゾの発熱が流行っているそうだ。

しょうがないね。
今日は止めとこう。
わたし達も会うならマスクをした方がいいですよと言われたそうだ。
マスク着用が任意になってからマスクをしていない。
バッグの中を探すと一枚だけマスクが入っていた。
なのでかつおさんが代表して茂造さんのところに行っておやつを食べさせることに。
ササッと食べさせてくるわとかつおさんはまたも2階へ。
綿子さんに「茂造さん、熱があるから今日は会えんのやって。また今度会いに行こうな」と伝えたら
「そうな」と言ったのだが、特に心配するでもなく残念そうといった様子はなかった。
あっさり。
ま、そういうもんでしょ。
ブログアイコン
↓ポチッと押して頂けると嬉しいな(*^ω^*)
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村






5月16日 土曜日

今日もかつおさんと二人で茂&綿の面会へ。
いぶきの森に向かいながら

「今日も綿子さん、茂造さんに会いに行くっていうかな?」

「もう言わんやろ~」

「とりあえず今日も会いに行く?って聞いてみようで」

「そやな」

綿子さんが茂造さんに会いに行ってくれたら面会が一度で済むのでわたし達としては有難い。

早速、4階綿子さんのもとへ。
淡~い期待を抱きながら

「今日も茂造さんに会いに行く?」

綿「そやなぁ。行こうか」

ええっ!
マジで!
いや~ビックリだ。
けどラッキー!
早速2階へ向かった。

今日も4階のスタッフさん達並びに2階のスタッフさん達がビックリしながらも喜んでくれた。
特に畑田さんがたいそう喜んでくれた。
大井さんは先週いなかったのでこの光景を見るのは初めて。
「いや~どうしたん!けどいい事や~」
みんな同じ気持ちだと思う。

今日は茂造さんはデイルームの指定席にいた。

畑「茂造さん、今日も奥さんが来てくれたよ」

「違う。こんなんと違う」

本人の目の前で失礼極まりない。
とりあえず部屋に行っておやつ食べよう。
ぞろぞろと部屋に移動した。

今日のおやつは酒蒸し饅頭。
一口サイズのお饅頭が8個入り。

「美味いのぉ~」

食べるスピードが速い!
あっという間に4個食べてしまった。
残りを狙っているが

「これはばあさんのや」

と言うとあっさり聞き入れた。
優秀じゃん(笑)
そして綿子さんをまじまじと見ながら「綿子と違う」と言う。

「違うことないで綿子さんやで。綿ちゃんやで」

「違う。こんなん違う」

茂造さんの中の綿子さんはもっともっと若いのだ。

「違う事ないで」

綿「私、分からんの?」

「・・・・」

しばらく考えていたようだ。

「ほんまか?ほんまに綿子か?」

綿「そうや」

「ほうか。年取ったのお」

「そりゃそうや、じいさんやって93やろ。ばあさんやって90やが」

「ほうか~。頭が白いとこと黒いとこがあるのぉ」

どした?
急に観察を始めた。
よく分からないが一応綿子さんだと理解したようだ。
やれやれ。
1週間前とほぼ同じやり取りやん。
ちゃんと憶えといてよね。
ブログアイコン
↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村






























昨日の続き

大井さんとの話を終えた頃には、帰りたい病のおばあさんはいなくなっていたので、いつも通りガラス扉から中へ入った。
茂造さんはデイルームにいたので「おやつ食べよう」と部屋に誘導した。

今日のおやつは上用饅頭だ。
かつおさんが「じいさんはこれが一番好きなんや」と選んだものだ。
しかし今日は茂造さんの口から「美味い!」は一度も出てこなかった。
なんで?
一番好きなんじゃ?
もしかしてかつおさんの思いこみ?

「これ食べたら温泉やろが」

温泉?
何を言い出したのか困惑していたら

「温泉言うてもほんまは風呂や」

あっ!
今日がお風呂の日だと勘違いしてるのね。

「今日は風呂の日と違うぞ」

「ほんまか?」

「ほんまや」

「ほんだら寝よか」

「そうせえ」

今日は「家に帰る」がなくあっさり。
いつもこうだといいのにな。

そうそうこの日、茂造さんの隣が空っぽになっていた。
またお亡くなりになったのかしらと思っていたら違っていた。
自宅に帰ったそうだ。
初めから家に帰る目的でリハビリを頑張っていたそうだ。
で、1ヶ月頑張ったので晴れて帰宅となったそうだ。
けれど隣の方は大型の車いすを使っていたし、耳も悪いようだしかなり介護度が高いように見えたんだけど。
少々リハビリをしたところで自力で歩けるとも思えないし、家の人は大変だろうなぁと思う。
わたしには絶対できないな。
ブログアイコン

↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村















昨日の続き

しばらく4人で過ごし、

「じゃあ、そろそろ帰るわ」

「ほうか、そしたらわしも一緒に行くわ」

「そうな。そしたら一緒に行こう」

みんなでぞろぞろとデイルームに向かって歩いた。
茂造さんの席まで来たので椅子を引いて座らせてあげようとしたら

「そこまで一緒に行くわ」

ん?
ひょっとして一緒に帰ろうとしてる?
ちょっと用心しながらガラス扉を出た。
やはり一緒に出ようとする!

「茂造さんはここまでやで。外には出られんで」

「なんでや!ええやないか!」

無理矢理出ようとする。
スタッフさんが飛んできた。

ス「ここからは出たらダメよ」

「ほうか」

「ほなまたね」

意外とあっさり引き下がった。
良かったーーー!!
そしてゆうくんに向かって「バイバ~イ」と手を振ってくれた。
ほっ。
やはり別れ際は要注意だね。
ブログアイコン
↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村


↑このページのトップヘ