かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:お中元

7月12日 水曜日

かつおさんがケーキを買ってきた。
かつおさんは気が向いたらこうやってケーキを買ってくることがある。
いつもなら二人分を買ってくるのだが、今日は綿子さんの分も買ったそうだ。
先日、ケーキを買ってあげたらとても喜んでくれたからだろう。
いそいそと届けに行った。
綿子さんはとても喜んだそうだ。

「ところでハムは持って行った?」

「あっ!忘れとった」

茂造さんの弟の秀夫さんちから茂造家宛てにお中元でハムが届いていた。
秀夫さんの奥さんのひろこさんはとても気が利く人なので事前にかつおさんに連絡が入り、うちに届くように手配してくれていた。
それでうちに届いたのだが、綿子さんに届けに行くのを忘れていたのだ。
かつおさんは慌ててハムを持って行った。

しばらくしてブツブツ言いながら戻ってきた。

「あのババア、ほんまに欲なヤツや!」

「どしたん?」

「箱を開けたらハムが3個入っとったんやけどな、一番美味いハム取って、残りをわしにやるって言うんや」

「二つもくれたんやからええやん」

「美味くないのばっかりな。あのババア美味いやつ知っとるんや。替えてくれって言うたら嫌やって言うんやで。ふつう子供にええぶんやるやろ」

どっちもどっちだ。
いい年をした大人が恥ずかしい。

「まあまあ。ところで秀夫さんちの電話番号は渡してきた?」

「えっ?」

「どうせお礼の電話するのに、また番号が分からんで困っとるんと違う?」

急いで見守りカメラを見ると、案の定、ノートを出してきてパラパラめくっている綿子さんの姿があった。

「早よ行ってきな」

「くそーー!手がかかるババアや」

「かつおさんが気が利かなさ過ぎるんやん。電話番号探すのは予想できるやろ。なんでハムを持って行くときに一緒に電話番号書いて持って行かんのな」

こないだの花さんの時に学習したんじゃ無いのか?
いちいち言わないと分からないのか?
ちょっとは自分で考えろよ!

かつおさんはしょうがなく、またまた綿子さんちに行き、電話番号を書いて渡した。
やはり綿子さんは電話番号が分からなくて困っていたそうだ。
「助かったわ」と言っていたそうだ。

そして「お前どうやって入ってきたんや?」と言った。
お置き鍵をやめて約2週間。
やっと気が付いたようだ。

「前に合鍵作っとったんや」

綿「ほうか」

合鍵で入ることは問題ないようだ。
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引き続き7月5日 のこと

郵便物はもう一つあった。
茂造さんの妹の花さんからだった。

花さんは関東在住なのでなかなか会う事はないが、年賀状やお中元、お歳暮のやり取りは続いていた。
が、つい先日、綿子さんちに電話がかかってきて「高齢になり買い物等も一人でなかなか行けなくなってきたので、お中元はお歳暮はやめさせてもらうわ」と言ったそうだ。
その時、茂造さんが入所していることなど近況を話したようで手紙が送られてきたということのようだ。
手紙には綿子さんに「兄のお世話をありがとう」という事と、かつおさんにもお礼が書かれていた。
そして「ほんの気持ちなので受け取って欲しい」とポチ袋が添えられていた。
中を確認すると一万円が入っていた。
花さんにも思う所があったのだろう。
けどこれじゃせっかくお中元等のやり取りをやめた意味がないじゃないか。
けれど綿子さんに渡さないわけにもいかない。
かつおさんが綿子さんに届けに行った。
そしてさっさと戻ってきた。
やっぱりかつおさんは気が利かない。
見守りカメラを見ると自分の部屋でなにやらノートを引っ張り出してきて、何かを探している様子の綿子さんの姿があった。
やっぱり思った通りだ。
きっと花さんちの電話番号を探しているのだ。
お礼の電話をかけたいのだろう。
綿子さんは住所録の様なものをたくさん持っている。
どれにも花さんなど親せきの電話番号は載っている。
が、それを見つけることが出来ないようだ。

「かつおさん、綿子さんに花さんちの電話番号を教えてあげて。電話するんでなくて、直接行って教えてあげて!」

かつおさんがもう一度綿子さんちに行くと、まだ電話番号を探していたらしい。
番号を教えてあげると
「良かった~。お前が来てくれて」
と感謝されたそうだ。
そして
「紙に番号を書いておいてくれ」
と言うので、綿子さんが手に持っていたノートに書こうとすると、違う紙に書いてくれと言う。
結局花さんから届いた封筒の裏に大きく電話番後を書いたのだった。

「あれ、またどこかいって失くすのに。ノートに書いてやるって言うてもこれに書けって言うんや」

そう思うならとりあえず両方に書けよ!

そして花さんに電話をかけたがつながらなかった。
「しばらくして、またかけろ」と言ってかつおさんは帰ろうとした。
が、直ぐ折り返しの電話がかかってきた。
かつおさんは立ち止まって聞いていた。
綿子さんはお礼を言い「米を送るわ」と言っていたそうだ。
またか!

その後、いろいろ近況を話したようで
「かつおに「おかんウロウロせんと、じっとしとけ!」ってよく怒られるんや」と言っていたそうだ。
綿子さんはかつおさんが家に帰ったと思っていて、聞いているとは思っていなかったようだ。

綿「可愛げには言わんのやけどな、まあ私を心配して言うとるんやろうとは思うとるんや」

思わず本音が聞こえてきた。

かつおさん、もう少し優しく話せば嫌われずに済みそうですよ。
伝わってるといいネ



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昨日の続き

その後、綿子さんが

綿「かつおはまだ帰ってないんな?」

「かつおさんは出張やで。今週木曜日までや」

綿「また出張な」

そうなのだ。
本来、先週の出張から引き続き今週の木曜までの出張なのだが、茂&綿と田んぼのことが気がかりで日曜だけ帰って来ていたのだった。
わたしも大変だったがかつおさんも大変だ。

そして今週の水曜日は資源ゴミの当番が当たっていた。
かつおさんが行く予定だったが出張になったので行けない。
わたしもその日は休めない。
それで出張が決まった時点で綿子さんに行ってくれるよう頼んでいた。
綿子さんは快く引き受けてくれた。
ところが

綿「このゴミのカレンダーのココにしるしがあるんやけどひょっとして当番かな?」

と言うではないか!

「えっ!行ってくれるんと違うん?」

綿「そうやったんかな。ええで。私、行くで」

「頼むわな」

綿「ええよ、ええよ」

この間もこんな感じだった。なのに忘れるとは!
明日もう一度念を押しておこう。

わたしと綿子さんがこういったやりとりをしている横で茂造さんは晩ご飯を食べていた。
今日お中元で届いたばかりの魚の煮付けだ

「旨いのぉ」

と言いながら食べていた。
けれどおかずはこれ一品しかない。
宅配弁当は?

「綿子さん、宅配弁当は?届かんかったん?」

と尋ねると

綿「あっ!」

顔色が変わった。

綿「箱から出して横に置いてそのままや。取って帰るん忘れとるわ」

宅配弁当は留守の間に届くので納屋の入り口近くに置いてある机の上の保冷箱の中に届くようになっている。
デイサービスから戻るとそこから取り出し家に持って帰るんだが今日は他のことに気を取られて忘れたようだ。
それに代わりに食べる物があったため、すっかり頭から抜けてしまったようだ。
でもおかずが一品ではあまりにも侘しいじゃないか。
とにかく急いで納屋に取りに行った。
まだ冷たかったので大丈夫そうだ。
無駄にならなくて良かった。

そして自宅に戻る途中、納屋の入り口で進物の箱が捨てられているのを見つけた。
今日届いたお中元が入っていた箱だろう。
ちょうど良かった。誰から届いたのか見とかないと。

送り主は典さんだった。

えっ!?

典さんから送られてきたのに誰から届いたのか忘れたのか?
それとも言いたくなかったのか?
謎だ...
ボケが

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月曜日、会社から戻ると久しぶりに綿子さんが庭で待ち伏せしていた。

今日は何?

いきなり憂鬱になる。

綿子さんはわたしにお中元のお裾分けを渡そうと待っていたのだった。
ほぼ毎日綿子さんちに行ってるんだからその時でええやん。
庭で待つことないやん。
このところストレスが溜まっているのでちょっとしたことでイライラする。

綿「これ今日届いたんや。好子さんにもと思って持って来たんや」

と、魚の煮付けの真空パックを二つくれた。

「ありがとう。ところで誰から届いたん?」

お返しをしなくては。
綿子さんも貰ってすぐはお返しをと考えるようだが暫くすると忘れてしまう。
なので気を付けないと。

綿「さて、誰からやったかな?」

やれやれ、後で調べよう。

とりあえず自宅に入り着替えてから綿子さんちに向かった。
茂造さんのカバンのチェックともう一つミッションがある。
泌尿器科で貰った薬を飲ませなくては。

土曜日、泌尿器科を受診した時、先生から「ちゃんと薬飲んでますか?」と尋ねられた。
「しょっちゅう飲み忘れがあるんです。とくにこのところ酷くて全然飲んでないみたいです」と伝えたら「ではこれから2週間キッチリ薬を飲ませてください。そして尿の流量検査と残尿検査をしましょう」と言われたのだった。
「必ず毎日薬を飲んでくださいね」と念を押された。
1回でも飲み忘れたらリセットしてそこから2週間だそうだ。
茂造さんにちゃんと飲めと言ってもはなから無理だ。
かと言って綿子さんに頼んでも絶対忘れるに決まっている。
ということは毎日薬を飲ませに通うしかないではないか。
なので今週は毎日茂造さんちに通わなくてはならないのだ。

綿子さんに一応その旨を伝えると

綿「そんなん悪いわぁ。毎日、来てもらうんやか。私がちゃんとじいさんに飲ますわ」

そんな事できる訳ないやん!

今までだって「毎日薬飲むように言うて」って頼んでもいつもほったらかしやったやん。

「そしたら頼むわな。でも1回でも飲み忘れたらやり直しになるからな。一応、毎日見に来るわ」

綿「すまんなぁ」

この綿子さんの「すまんなぁ」の言葉、最近口だけの気がしてならない....
うるせーな

続く


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