かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:お昼ご飯

そしてお昼ご飯の用意が整った。
あとは翔ちゃんが到着するのを待つばかり。
11時頃には来る予定だったのだが、寝坊したから遅れると連絡があった。
もう11時半だし、冷めないうちに食べてもらおう。
リビングへ声をかけに行った。
と同時に翔ちゃんがやって来た。

「こんちは!」

「兄ちゃん遅いやん!」

「すまん、すまん」

よかった、これで皆揃った。
が、綿子さんはポカンとしている。

綿「あれは誰?」

は?
誰ってあなたの大好きな翔ちゃんやん!!

「アニキやん。翔平やで」

綿「ええっ!!翔ちゃんか!」

かなりビックリしているが、こっちはそれにビックリだ。

綿「いや~ハルちゃんの旦那かと思うたわ~」

いやいやどう見ても翔ちゃんやん。

まあとにかくお昼にしよう。

「そしたら私はお暇するわ」

「えっ⁉いやいや、一緒に食べて行ってよ。もう用意しとるんや」

おいおい!前もって案内して無かったんかい!
まったくかつおさんは!

麦さんは悪いなぁと言いながらも残ってくれた。
良かった。
麦さんがいると楽しいし頼りになる。
話も弾み楽しく賑やかな食卓となった。
綿子さんも麦さんもどれも美味しいと喜んでくれた。
けれどやはり量が多かったようだ。
綿子さんにはウナギ半身を出したのだが、その半分を残して「これ持って帰って食べるわ」と言い出した。
そんな無茶な!
それを施設に持って帰っていつ食べるん?
食事の時に自分だけそれを出して食べるん?
それとも部屋でこそっと食べるん?
そんな事無理でしょ。
そもそも食べ物の持ち込みは禁止だ。

「アホ言うな!それは持っていけんぞ!」

綿「そんなこと言わんと」

やれやれまたこのやり取りかい!
勘弁してくれー!!
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昨日の続き

いぶきの森へ茂造さんを送り届け、スタッフさんに託した。

ス「さあ、茂造さん、もうお昼ご飯やで」

素直に中へ戻って行った。
やはりあしらい方が上手い。

そしてわたし達は衣替えに取り掛かった。
茂造さんのタンスと綿子さんのタンスがホールの横のロビーに運ばれてきていた。
冬物を取り出し、春夏物に入れ替える。
せっせと作業していたらホールの方から茂造さんの声が聞こえてきた。
茂造さんの声は大きいのでとてもよく聞こえる。
何をしゃべっているのかしっかり聞き取れるのだ。
茂造さんはテーブルについていたのだが、向かいの席の人に向かって「あんたわしの息子かな?」と言っていた。
向かいの席の人が何か話しているが聞き取れない。

「あんたかつおやろ?かつおでないんな?」

さっきまでかつおさんに向かって「秀夫、秀夫」と言っていたのに、今度はかつおさんの名前を何度も言っている。
意味不明だ。
それにかつおさんがそんなによぼよぼの年寄りな訳ないやん。
けれど茂造さんは何度も向かいの人に「かつおやろ?」と話しかけていた。
もう面白過ぎてこちらは笑いをこらえるのに必死だ。
作業がはかどらないではないか。

茂造さんの入所している2階のフロアはとても賑やかだ。
以前スタッフさんが茂造さんはアイドルですって言っていた意味が少し分かる気がした。

今度は外出して家に帰ろうね。
そしてゆうくんにも会ってやってね、茂造さん!
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